マルセロとコエントラン
試合感想の前に。
ビジャレアル戦前半15分頃の接触プレイの後、背中・腰付近に違和感を訴えたマルセロは、前半18分で離脱。代わってコエントランが左ラテラルにIN。ところが、十分なウォーミングアップをしないまま試合に飛び込んでいったコエントランは、ハムストリングに張りを感じたそうで、前半でお役御免に。後半からはアルベロアが左ラテラルへ……。
というのが、試合中の顛末。試合後のニュアンスでは、コエントランは大事を取った印象でしたし、マルセロも試合後のTwitterで「危ないと思ったから」とコメント、こちらも大事を取った印象。さらに幸いなことに、今日(日曜)のトレーニングで、試合出場のなかった&先発しなかった&出場時間の短かった選手たちのグループによる全体練習に、マルセロの姿があります。大きな問題ではなさそうで、安心。
まあでも後半頭にアルベロアが出てきたのを見た瞬間、なんでまた左ラテラルは同じタイミングでいなくなるのか(しかもだいたいコエントランがマルセロの後を追って怪我をする)……と思ったのも事実。
満足げなベンゼマ
13/14 Liga Espanola 1a division Jornada 23
Real Madrid C.F. 4-2 Villarreal
マドリーのゴール:ベイル、ベンゼマ×2、ヘセ
画像
だいぶ遅れてしまいましたが、試合雑感。
CR不在ということで、前線はベイルが右、ヘセが左、トップにベンゼマ。シャビ・アロンソは休養でベンチスタート、ピボーテはイジャラとモドリッチ、ディ・マリア。ラテラルはカルバハルにマルセロ。
最近の先発はほぼ固定が続いていたせいか、最初は全体に少し重そうな感じがあったり、好調だったヘセも左ではやりにくそうというか、あまりボールに触れていない感じもしました……が、順調にゴールが決まって、試合も次第にマドリーがコントロールしていった感じがしました。
とにかく、先制点が早く決まったこと、しかも復帰したベイルというのがチームの勢いとしても良かった。相手のミスからでしたが、力任せではなくループで入れる落ち着きがいいですね。そのベイルは2点目のベンゼマのゴールもアシスト。
ただ、ベイルが良かった感じは時間と共に薄れていったような…どうしてもまだ、選択肢が単純というか幅が狭く感じてしまいます。特に、ベイルが右サイド高い位置でボールを持った時、その周りを一生懸命カルバハルが動いたり縦に抜いていったりしても、中にボールを折り返す選択しかしてなくて、これがもったいないなーと。クロスの良いカルバハルにはたいて、自分が斜めにエリアに突っ込んでいけば、ゴールチャンスも増えるだろうし…もっと幅広く誰とでも連携が上がっていけばいいなあと感じました。
順調かと思ってたところ、前半終了間際に失点。なかなかのゴラッソでこれは相手も上手かったんですが、ただ、ここをほぼノープレッシャーで簡単に走りこまれてしまったような、ふわふわっとスペースが空いた、なんというか集中力がほんの一瞬落ちたというか……。
ビジャレアル相手に1点差となると、これはかなり怖いんですが、そこでヘセのゴール。今日はイマイチな感じもありましたが、必要な瞬間に仕事ができるところがさすがというか、今まさに流れに乗ってるというか。ディ・マリアがベンゼマとのワンツーから通してくれたスルーパスを、アウトサイドでコロコロコロっと…上手い。試合がリードしていったせいもあるかもしれませんが、左が(マルセロ→コエントラン→)アルベロアになって、わりとこの2人の協力関係は良い感じでした。有効というのではないけど、落ちつけている感じが。
最後の交代カードはシャビ・アロンソで、結局この試合では守備方面にしかカード使いませんでしたが、でも最後の締めがシャビアロンソなのは、まあそうだろうなあと。イジャラも良くやっていましたが、やっぱりアロンソが揃うと落ち着く…。
FKからゴラッソを叩き込まれてしまいましたが、マドリーの4点目もゴラッソ。守備のエリアでボールを奪ったラモスが怒涛の攻め上がり、呼応したベンゼマ→ヘセとつないで、行先を邪魔されつつもエリア前に到達したベンゼマが、地を這う鋭いシュート、ゴラッソ! 久しぶりにカウンターらしいカウンターが決まりました。常にカウンターをするわけではないけど、これ、普段ももうちょっと決まると良いなあ。あと、疲れてたんだとは思いますが、カウンター始まった瞬間にジョグしていて加わる気配がなかったベイルは残念…次は一緒に走ってきてください。
1点差に詰め寄られるたびに、ひやっとした気分になりましたが、その後もゴールを重ね、上位チーム相手に良い形で終わることができたのは良かったです。怪我人は気になりますが、それほど重症というかんじもしないですし(コエントランも違和感があったなりに前半はコンプリートできたわけで)、このまま国王杯の勝ち抜きを決めて、次のリーガの試合、そしてCLの準備へといってほしいです。
モドリッチ、試合後のコメント
「この勝利はとても重要なもの。なぜなら、非常に難しい相手との対戦だったし、僕たちはアトレチコ戦でフィジカルもメンタルも全力を尽くした後の試合だったから。この3ポイントはとても大切だ。」
「ベルナベウが僕の名前をコールしてくれたのは素晴らしいことだ。ものすごく有難いことだ。僕は良い状態にいるし、チームも同じ。それが大切だ。とても誇らしいし、ファンの皆に感謝しているよ。」
(国王杯)「1stレグで素晴らしい試合をしたとしても、自己満足になってはいけない。勝ち抜きは決まっていないし、0-0の状態のような気持ちで、ビセンテ・カルデロンでは戦わなければいけない。この勝ち抜けを決定づけるゴールが僕たちには必要だ。」
---------------------------------
少し疲労があるようにも感じるところはありつつ、結局いつものように中盤を支配、ボールをキープしパスを出し……。後半に、サイドに寄ったところで相手3人ほどに囲まれつつもボールをキープして味方に渡したシーンで、ベルナベウからモドリッチの名前を呼ぶ大合唱が起こり、CKを蹴りに行くと付近のお客さんが立ち上がって拍手。本当に良い状態でいてくれて、ベルナベウの反応もポジティブに盛り上がって、嬉しいです。
試合感想の前に。
ビジャレアル戦前半15分頃の接触プレイの後、背中・腰付近に違和感を訴えたマルセロは、前半18分で離脱。代わってコエントランが左ラテラルにIN。ところが、十分なウォーミングアップをしないまま試合に飛び込んでいったコエントランは、ハムストリングに張りを感じたそうで、前半でお役御免に。後半からはアルベロアが左ラテラルへ……。
というのが、試合中の顛末。試合後のニュアンスでは、コエントランは大事を取った印象でしたし、マルセロも試合後のTwitterで「危ないと思ったから」とコメント、こちらも大事を取った印象。さらに幸いなことに、今日(日曜)のトレーニングで、試合出場のなかった&先発しなかった&出場時間の短かった選手たちのグループによる全体練習に、マルセロの姿があります。大きな問題ではなさそうで、安心。
まあでも後半頭にアルベロアが出てきたのを見た瞬間、なんでまた左ラテラルは同じタイミングでいなくなるのか(しかもだいたいコエントランがマルセロの後を追って怪我をする)……と思ったのも事実。
満足げなベンゼマ
13/14 Liga Espanola 1a division Jornada 23
Real Madrid C.F. 4-2 Villarreal
マドリーのゴール:ベイル、ベンゼマ×2、ヘセ
画像
だいぶ遅れてしまいましたが、試合雑感。
CR不在ということで、前線はベイルが右、ヘセが左、トップにベンゼマ。シャビ・アロンソは休養でベンチスタート、ピボーテはイジャラとモドリッチ、ディ・マリア。ラテラルはカルバハルにマルセロ。
最近の先発はほぼ固定が続いていたせいか、最初は全体に少し重そうな感じがあったり、好調だったヘセも左ではやりにくそうというか、あまりボールに触れていない感じもしました……が、順調にゴールが決まって、試合も次第にマドリーがコントロールしていった感じがしました。
とにかく、先制点が早く決まったこと、しかも復帰したベイルというのがチームの勢いとしても良かった。相手のミスからでしたが、力任せではなくループで入れる落ち着きがいいですね。そのベイルは2点目のベンゼマのゴールもアシスト。
ただ、ベイルが良かった感じは時間と共に薄れていったような…どうしてもまだ、選択肢が単純というか幅が狭く感じてしまいます。特に、ベイルが右サイド高い位置でボールを持った時、その周りを一生懸命カルバハルが動いたり縦に抜いていったりしても、中にボールを折り返す選択しかしてなくて、これがもったいないなーと。クロスの良いカルバハルにはたいて、自分が斜めにエリアに突っ込んでいけば、ゴールチャンスも増えるだろうし…もっと幅広く誰とでも連携が上がっていけばいいなあと感じました。
順調かと思ってたところ、前半終了間際に失点。なかなかのゴラッソでこれは相手も上手かったんですが、ただ、ここをほぼノープレッシャーで簡単に走りこまれてしまったような、ふわふわっとスペースが空いた、なんというか集中力がほんの一瞬落ちたというか……。
ビジャレアル相手に1点差となると、これはかなり怖いんですが、そこでヘセのゴール。今日はイマイチな感じもありましたが、必要な瞬間に仕事ができるところがさすがというか、今まさに流れに乗ってるというか。ディ・マリアがベンゼマとのワンツーから通してくれたスルーパスを、アウトサイドでコロコロコロっと…上手い。試合がリードしていったせいもあるかもしれませんが、左が(マルセロ→コエントラン→)アルベロアになって、わりとこの2人の協力関係は良い感じでした。有効というのではないけど、落ちつけている感じが。
最後の交代カードはシャビ・アロンソで、結局この試合では守備方面にしかカード使いませんでしたが、でも最後の締めがシャビアロンソなのは、まあそうだろうなあと。イジャラも良くやっていましたが、やっぱりアロンソが揃うと落ち着く…。
FKからゴラッソを叩き込まれてしまいましたが、マドリーの4点目もゴラッソ。守備のエリアでボールを奪ったラモスが怒涛の攻め上がり、呼応したベンゼマ→ヘセとつないで、行先を邪魔されつつもエリア前に到達したベンゼマが、地を這う鋭いシュート、ゴラッソ! 久しぶりにカウンターらしいカウンターが決まりました。常にカウンターをするわけではないけど、これ、普段ももうちょっと決まると良いなあ。あと、疲れてたんだとは思いますが、カウンター始まった瞬間にジョグしていて加わる気配がなかったベイルは残念…次は一緒に走ってきてください。
1点差に詰め寄られるたびに、ひやっとした気分になりましたが、その後もゴールを重ね、上位チーム相手に良い形で終わることができたのは良かったです。怪我人は気になりますが、それほど重症というかんじもしないですし(コエントランも違和感があったなりに前半はコンプリートできたわけで)、このまま国王杯の勝ち抜きを決めて、次のリーガの試合、そしてCLの準備へといってほしいです。
モドリッチ、試合後のコメント
「この勝利はとても重要なもの。なぜなら、非常に難しい相手との対戦だったし、僕たちはアトレチコ戦でフィジカルもメンタルも全力を尽くした後の試合だったから。この3ポイントはとても大切だ。」
「ベルナベウが僕の名前をコールしてくれたのは素晴らしいことだ。ものすごく有難いことだ。僕は良い状態にいるし、チームも同じ。それが大切だ。とても誇らしいし、ファンの皆に感謝しているよ。」
(国王杯)「1stレグで素晴らしい試合をしたとしても、自己満足になってはいけない。勝ち抜きは決まっていないし、0-0の状態のような気持ちで、ビセンテ・カルデロンでは戦わなければいけない。この勝ち抜けを決定づけるゴールが僕たちには必要だ。」
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少し疲労があるようにも感じるところはありつつ、結局いつものように中盤を支配、ボールをキープしパスを出し……。後半に、サイドに寄ったところで相手3人ほどに囲まれつつもボールをキープして味方に渡したシーンで、ベルナベウからモドリッチの名前を呼ぶ大合唱が起こり、CKを蹴りに行くと付近のお客さんが立ち上がって拍手。本当に良い状態でいてくれて、ベルナベウの反応もポジティブに盛り上がって、嬉しいです。