エルチェ戦で抜けるのは?
マドリーは火曜からトレーニングを再開しています。
エルチェ戦でサスペンションが決まっているモドリッチは、火曜は特別に休暇をもらい、水曜から全体練習に合流。同じようにヘタフェ戦でカードをもらって一緒にエルチェ戦を休むつもりだったセルヒオ・ラモスは、結局カードをもらい損ね、エルチェ戦で警告を受けるとその次のアトレチコ戦で出場停止になる危険が。このためエルチェ戦の出場は回避してCL、アトレチコ戦に備える可能性があるようです。ただ、ラモスが火曜と水曜、2日続けてクラブから許可をもらいトレーニングに出ていないのは、週末に休むからというよりは、お祖父さんが亡くなったためなのではないかと思われます。
状態が気になるのはシャビ・アロンソ。トレーニング再開から2日続けて室内調整のみにとどまっているようです。久しぶりにミッドウィークに試合がないのでじっくり調整しているのか、どこか問題があるのか……エルチェ戦に欠場となると、さすがにモドリッチとアロンソ2人ともいないというのは不安になるのですが、でもまあ無理しても仕方ないことですし……。
筋肉の問題でヘタフェ戦の召集から外れたモラタ、風邪だったヘススは、既に火曜から全体練習に合流しています。
好調の理由はロッカールームに
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レアル・マドリーは、幸せな時間を過ごしている。チームは良いプレイをし、ピッチの外でも中でも勝利と喜びを得ている。どちらもほぼ同じ重要さがあるものだ。ロッカールームにある良い雰囲気が、チームがこの時期に見せている良い面を理解する役に立つ。金と同様に、良い雰囲気がタイトルをもたらすわけではないが、それは助けになるものだ。
若手の良い感触が、他の選手たちに波及している
気苦労やストレスのない若い集団は、どんなワークグループをも元気づけるものだ。これがマドリーにも起こっている。ナチョとモラタがいたところに、ヘセの昇格、イスコやイジャラ、カルバハルの加入。彼らの多くが友人同士で、その関係はロッカールームに波及する効果を持っている。冗談が飛び交うのが日課だ。若返りは、差し迫った喚起が必要な部屋に、フレッシュな空気の呼吸をもたらしている。
宿泊施設が、共に過ごすことを後押しする
マドリーの選手たちの新しい家が、共に過ごす時間を増やしている。卓球、F1シミュレーター、ゲーム、バスケットボールの設備などを備えたゲームルームは、選手たちがコンセントレーション、トレーニングの後や食事前などの暇な時間には必要なものだ。賭けをしたり競争したり、ほぼ毎日のように行われる。
(これまでコンセントレーションに利用していた)ミラシエラホテルでは歓談する部屋があるくらいで、食事の後に、散発的にコーヒーテーブルの周りに人が集まる、特に有名な熱狂的マドリーファンのブルーノ(選手たち全員のことを良く知っていて、モウリーニョの時には食事に同席したほど)がいるときくらいのものだった。
…ただ、カルロがそこでコンセントレーションを行うのは、ごくたまにではあるが
モウリーニョ監督時は、コンセントレーションの有無は実質的に交渉不可であったが、アンチェロッティは、試合前夜に選手たちが家族と共に休むことがベストだと考えている。バルデベバスの宿泊施設に入るのは、試合が翌日の早い時間帯の時だけだ。ただ、早朝に戻ってくるとき(集合するとき?)は、多くが自宅で過ごすよりは、それぞれの宿泊部屋で過ごすことを好んでいる。
クリスチアーノとマルセロが再び結びついたこと
人間関係に緊張感がある時は、その集団も影響を受けるものだろう。昨シーズン、切っても切れない関係だったクリスチアーノ・ロナウドとマルセロは、不仲を経験していた。しかしそれは既に忘れ去られたこと。2人の関係は復活した。さらに常に笑いの中心にいるマルセロは、ロッカールームの接着剤の役割を果たしている。
昨シーズン、日々ストレスが影響を見せていた
今シーズンと昨シーズンの間で、カラーがないと選手たちがいう。昨シーズン、ロッカールームは静寂に包まれたオフィスのようなものだった。選手たちとモウリーニョとの関係の摩耗は、結果的にチームのダイナミクスに影響を与えることになった。当時のグループは、今よりも規定されていた。
アンチェロッティとコーチングスタッフたちは家族だと理解している
カルロは、数か月の時間と論争を乗り越えて、評判を得てきている。プレスルームから議論が沸き起こることもない。その正反対で、全く落ち着いている。火の手は、この監督によって消されているか、少なくともコントロールされている。ディエゴ・ロペスとカシージャスの問題、ディ・マリア、エジルの移籍、ベイルの問題、コエントランの問題……すべてはアンチェロッティの丁寧な言葉の中に流れていく。さらにベテランのベッキやマウリが、幸せを見出したロッカールームに、家族のような感触をもたらす手助けをしている。
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