けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

行きたいのに行けない、モナコ

2004-12-08 18:37:52 | football
football365よりモリエンテスのインタビュー
出て行きたいのに出て行けない、モナコに行きたいけど行きたいと言えない。
でもモナコに行きたい行きたい。そんな思いのほとばしり出るようなインタビューです。

インタビュー訳はよく失敗し、誤訳だらけになることが多いのですが…ま、ネイティブじゃないし語学が得意なわけでもないし。失敗を恐れずにいこうと思います。


REAL MADRID / FERNANDO MORIENTES :
« Je suis tous les matchs de Monaco »
07 décembre 2004 - Rédaction Football365

今のところレアル・マドリーのベンチに縛り付けられているフェルナンドモリエンテスは、早くスペインの首都を離れる方がいいだろう。この場合「モナコはとてもいいオプション」になる。しかし現在のところ「エル・モロ」はASMFCからどんなコンタクトも得ていないと断言する。

フェルナンド・モリエンテス、冬のマーケットでレアルを離れるんですか?
興味のあるオファーがあったらそうしたいね。でもその決定は僕にあるんじゃない。レアルがその手に一番重要な決定権を握っているんだ。だからこの質問に答えるにはクラブと一緒でなければならない、つまり僕をどうするかはクラブ次第なんだ。フロントは僕が今の状況で幸せじゃないってわかっている。決定は彼らしだいなんだよ。もし彼らが、僕は移籍不可能だって言うなら、僕は移籍したいと言うことはできない。もし彼らが僕を売りたいと言うのなら、僕はもっと静かにそれを話すだろうね。考えを述べるために。僕はまだ、僕の状況とクラブの方向性について話したことはなかったけど、すぐにそれが起きるんじゃないかと確信しているよ。

モナコはリーグ1で良い状況ではない。これはコンタクトを起こすものではないでしょうか?
(つまりモナコから接触があるはずでは?ということか)
今の会長(フロント陣?)について言うとそうではないみたいだね。でも何人かの前のパートナーたちにとっては、イエスかな。ちょうど僕がディディエ・デシャンとのコンタクトを維持していたようにね。モナコは僕にとってとても良いオプションだと思う。僕はクラブのことを知っている。彼のやり方もね。モナコには非常に素晴らしい思い出もある。僕はモナコの試合のすべてをチェックしているんだ。とてもいいとは言えないのは確かだ。よく言われることだけど、素晴らしいシーズンを確立するのは難しいんだ。明らかに今年は、物事がサポーターが望むほどうまく入っていない。だから補強の話が出てくるのは普通のことかもしれない。特に僕の今のような状況を見たらね。でも今のところ、僕がモナコに再び行くのはとても難しいことだっていうのはわかっているよ。

レアルを離れるとしたら、最も可能性の高いオプションは?
ここでは、状況は僕にとって良いものではない。特に僕はまるで過去の人間のようだよ。すべての可能なオプションを考えると、最も重要なのはモナコに戻ること、それは間違いない。もしモナコが僕に興味をもってくれるのなら、それは最優先のオプションの1つになるだろう。でも僕はまだモナコへ戻ることが一番だと言うことはできない。もし他のオファーがあるのならね。今のところ僕は「僕はモナコに行きたい」と言うことはできない。だって僕は常にレアルとの契約下にあって、僕の希望だけに依存するものではないからね。

パストゥール会長は「モリエンテスは認められるべきだ」としています。そしてあなたは、実質的に「もしモナコが僕をほしがってくれるのなら、彼らはそう言えばいいだけだ」と表明しているわけですが…
フットボール界で今まで生きてきて、思慮を持って話すことが必要だってことを僕はわかっている。あなたが自分の希望を表明したとしても、それは必ずしも実行されない。僕は、僕自身の将来のために自分がどうしたいかわかっている。でも問題は、僕が望むことは、実際に起きないかもしれないことなんだ。一切僕に依存していないんだから。

新しいレンタル移籍はあなたにとってふさわしいものだと思いますか?
まだ1年半の契約がレアルとの間に残っている。レンタルは、僕にもレアルにも、そして僕が行くことになるクラブにとっても、いいものではないだろうね。

モナコのグループリーグ勝ち抜けに関する一考察

2004-12-06 21:09:57 | football
今日は改めて、モナコ勝ち抜けの条件を整理したいと思います。
スカパーのヨーロッパの王様(正しくは欧州覇王)で詳しく説明されていましたので,それを改めて確認するつもりで。
参考になるリンクはUEFAのこちら。
順位表とこれまでの対戦成績
ざっくりした解説

まず第6節の対戦カードです。左がホームです。
 デポルティーボ vs モナコ (リアソール)
 リバプール vs オリンピアコス (アンフィールド)

留意事項としては
・デポルは既にグループ4位が確定
・常にリバポvsオリンピアコスの結果を考える

現在の順位表です。






オリンピアコス
モナコ
リバプール
デポル
勝点
10
9
7
2
得点
4
5
3
0
失点
2
4
2
4

では場合分けをしながら見ていきます。
1)モナコがデポルティーボに勝つ:モナコの勝点=12
 ・リバポ勝ち:両チームともに勝点10。モナコ1位通過決定。
 ・オリンピアコス勝ち:オリンピアコスの勝点13,ゆえにモナコ2位通過。
 ・引き分け:オリンピアコスの勝点11。モナコ1位通過決定。

2)モナコがデポルに引分け:モナコの勝点=10
 ・リバポ勝ち:3チームが勝点10で並びます。☆へ。
 ・オリンピアコス勝ち:オリンピアコスの勝点13,ゆえにモナコ2位通過。
 ・引き分け:オリンピアコスの勝点11。モナコ2位通過決定。

3)モナコがデポルに負け:モナコの勝点=9
 ・リバポ勝ち:リバポとオリンピアコスが勝点10で並びます。敗退…
 ・オリンピアコス勝ち:オリンピアコスの勝点13,ゆえにモナコ2位通過。
 ・引き分け:オリンピアコスの勝点11。モナコ2位通過決定。

☆)モナコがデポルに引分けて,なおかつリバポがオリンピアコスに勝ち,3チームが勝点10で並ぶ
優先される規定順に見ていきます。
-当該チームどうしの対戦による勝点
 要するに3チームだけの勝負に絞って勝点を計算します。ところがこれをやるとどこも2勝2敗なので勝点6で並んでしまいます。決着つかず。
-当該チーム同士の得失点差
 3チームの勝負内での得失点差を考慮します。
 モナコは既に当該チーム同士の対戦を終え,得失点差は-1。ちょっと痛い。
 リバポとオリンピアコスの得失点は最終戦で動きます。
 現在のところオリンピアコス+1,リバポ0。で,すべてリバポが勝った場合ですから…
 ・リバポが1点差勝ち:得失点差はリバポ+1,オリンピアコス0となり,-1のモナコ敗退…
 ・リバポが3点差以上つけて勝ち:リバポ+3α,オリンピアコス-2αとなり,モナコは2位通過。
 ・リバポが2点差勝ち:リバポ+2,オリンピアコスとモナコが-1で並びます。

さてこの場合次に優先する規定は…
-当該チーム同士の対戦でのアウェイゴール数
 出た!CLお得意のアウェイゴール数です。とにかくアウェイでの得点が多い方が勝ち抜けです。これを適用しますと,
 ・モナコのアウェイゴール数:0
 ・オリンピアコスのアウェイゴール数:1
ゆえにモナコ敗退…

ああ…究極の内弁慶っぷりがあだになってしまうのでしょうか。イヤだイヤだ,そんなのイヤだ…

ということで解決方法はとにかく勝て。勝てばよしです。あとはリバポの大爆勝を祈ること… ○後刻、リバポ爆勝じゃなくても、オリンピアコス勝ちを祈ってもいい事に気づく。でもね、このグループはみ~んな内弁慶だから…
幸いなことに,トト・スキラッチの復帰は未定ですが,ケガでここしばらく離脱していたGKのローマさんとボランチのルーカスが復帰可能とのこと。良いニュースです。

そうだ,忘れるところだった(忘れといても良かった)。
Liga Espanola 1a DIVISION Jornada14
Villareal C.F. S.A.D. - REAL MADRID C.F.

マドリー,ひどいひどい。攻め立てながらも勝てなかったビジャレアル,やはり今の順位だからなのか・・・というところです。
あとは神様仏様カシージャス様に感謝の祈りを。

pre ビジャレアル戦

2004-12-05 23:48:43 | football
Liga Espanola 1a DIVISION Jornada14
Villareal C.F. S.A.D. - REAL MADRID C.F.

マドリーはビジャレアルのカーサ、エル・マドリガルにて第14節を戦います。

ビジャレアルは1923年創立、バレンシア州にあるクラブです。
中堅からちょっと下位、くらいの印象があるクラブで、昨シーズンは8位でフィニッシュ。今シーズンはインタートトカップを勝ち上がり、現在UEFAカップを戦っています。
リーガ・エスパニョーラでは現在15位とちょっと下がり目。というのも主力に怪我人が相次いだ上に、頼れるベテラン大砲ソニー・アンデルソンが一身上の都合により(一部噂では離婚の手切れ金を払うのにもっと稼がないといけないから)シーズン途中でカタールへ。そんなこんなで大ピンチになったため、特別措置によりソリン、フィゲロアなどを緊急補強して現在に至ります。
ということでチーム構成の印象は「アルゼンチン色の強いチーム」。
上のリンク先に予想スタメンがありますが、11人のうちゴンサーロ・ロドリゲス、アルアバレーナ、リケルメ、ソリン、フィゲロアと5人がアルゼンチン人。ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)を入れたら半分以上が南米人。ボカにいたバタグリアが出られないのは残念です。確か数週間前にけっこう大きい怪我をした、というニュースを読んだ気が…。ちなみに監督のペッジェグリーニはチリ人で、2003年にはリーベルプレートを率いていました。
やはり注目はリケルメを中心とした攻撃でしょうか。一時期(特にバルサにいた頃)はだいぶコンディションを落としていましたが、現在は再び輝きを取り戻しています。アルゼンチン代表でなんて特に生き生きとした印象。ちなみにリケルメのフルネームは「フアン・ロマン・リケルメ」で背中には「ロマン」と書いてあります(少なくとも昨シーズンはそうだった)。

ビジャレアルのことばかり書いてしまいました。対するマドリーはここ一週間書いてきたとおり、ローマ戦に備えて少々メンバー落ちで臨みます。といってもサスペンションのフィーゴ&グティと怪我のジダンを除いて、普段のスタメン選手は遠征に帯同しています。ご苦労様なことに、ロナウドもスタメンで出てくださるご予定でございます。ありがとうありがとう。

試合は今夜19時より、日本時間では例によって生じゃないのに生っぽく見せる某有料放送局Wで、12月5日午前4時55分より録画放送です。


おまけ
トルシエ監督は、カーン相手にオリンピック・マルセイユでの初勝利を飾りました。おめでとう。


もひとつおまけ
日本も出場していたフットサルのワールドカップにて、スペイン代表がイタリア代表を破り優勝

レンヌ戦にて久しぶりの勝利

2004-12-05 00:02:43 | football
Ligue 1 / 17eme journee
AS MONACO 2-0 RENNES

モナコの得点:カロン(29)、チェバントン(31)

勝ちました!
リーグ戦では実に9月22日のナント戦以来、およそ2ヶ月半ぶりの勝利でした。
いやー…勝ってみると、勝つってこんなに簡単なことなのね~なんて思ってしまうんですが、選手たちは必死でしたし、慎重すぎるほど慎重だったように思います。2点目が取れたのは、チェバが必死に相手のバックパスをチェイスしにいったから。ちょっとかっこ悪くても頑張るのがいいです。その後興奮したチェバが、看板をガンガン蹴りにいったところをアデバイヨルになだめられているのにはちょっと笑ってしまいました。
この試合、幸い相手のレンヌもそれほど調子が良かったというわけではなく、それも助けになった気もします。そういえばドゥドゥ・セアレンセ、レンヌにいたんですね。柏時代はほとんど見たことなかったんですが。

ま、どんな形であるにせよ、勝ったことはとても大きい。CL第6節、リアソールでのデポルティーボ戦に向けて、ひとまずは充分な準備ができた、というとこr

えっ!
えええっ!?
ええええええっ!!!

トト・スキラッチの交代は、大腿部の筋肉に痛みがあったからなんだそうです(from football365
ど・・・どうしよう、DF足りない。足首の手術をしたロドリゲスは当然まだ戻って来れません。トト、がんばれ。がんばって治せ。意地でも治せ。

トトがデポル戦までに治らない場合、CBは元気なジベとモデスト、SBはエブラとマイコンてことになりますでしょうか。
なんでまたこんなに怪我人ばっかり・・・

「11番かなあ~?」

2004-12-02 17:21:45 | football
11月29日付けの記事「賢いカードのもらい方」で
次節は「国王杯メンバー」でいく予定……そうです、リーガで今季初のスタメン・モリエンテスが拝めるかもしれないのです。
と書きました。

甘い甘い甘い。
トップメンバーをお休みさせる試合にあってなお、日曜のビジャレアル戦の予想スタメン

GK:イケル
DF:メヒア、パボン、サムエル、ラウル・ブラボ
MF:ベッカム、ハビ・ガルシア、セラーデス、ソラーリ
FW:オーウェン、ロナウド

どこまでいっても87分の男ですか、モリエンテス。
ロナウドもいいのよそんなにがんばらなくたって。疲れてるでしょ?走るの好きじゃないでしょ?のんびりお休みしてていいのよ?

何ゆえモリエンテスがそこまでいじめられるのか考察するのもいいのですが、しかしこれはひょっとすると…モリエンテス、出ていくのが近いのかもしれません。冬のマーケットが開くのは1月ですが、交渉は当然その前から行われているはずで、何か具体的な話がある可能性があります。
2年前もそうでしたが、この時期、売り物は試合に出してもらえないことがあります。理由は怪我したら困るから。五体満足で売りに出すために、2年前はソラーリやモリエンテスは1月中ほとんどベンチにさえ入らなかったりしてましたっけ。

正直モリエンテスの冬の移籍はないだろうと思ってました。なにしろフロントとしては昨シーズンの全員疲労状態に陥らないために、計算のできるFWを残しておくつもりがあったでしょう。実際にモリエンテス本人の「それでも残るつもりだ」って発言もありましたし。もっともモリエンテス本人もかなり揺れてるみたいで、時期やメディアによっては言ってることが違うのですが。

出て行くとしたら、リバポかモナコか。
モナコは相変わらずリーグ戦では勝てず、怪我人が日々増えつつあります。先日の試合ではプラシルとノンダが戦線離脱。特にノンダは少し長引きそうです。モナコ、ひょっとしたらナンドを取り戻せる日が近いかもしれません。
なにしろモナコのサポが集まるASM FORUMのモリエンテスの移籍に関するトピックには

「ナンド、来るかなあ~」
「9番はサビオラだし10番はチェバだし…やっぱり11番かなあ?」

ナンドを手に入れたあげくサビオラも手放さないつもりの、相変わらず頼もしいモナコサポでした。