けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

1個下がる

2009-05-18 06:38:54 | football
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 36
Atletico Madrid 1-0 Valencia C.F.


ひどい試合。なんでこの重要な試合ににこんなサッカーなんだ。
シルバがいなくていつもと同じ布陣は無理とはいえ、そこで久々のトリボーテ? 安永のいうとおり(安永は元清水なので、さん付けすると変な感じなので)中盤を厚くするつもりか、と納得したものの、前の3人とその後ろが分断。バラハがもっと前に絡まないとどうしようもない。しかもそのバラハ、後半真っ先に替えられてしまった。エドゥが前線に絡む数も少ないままで、前線の人を入れ替えたところでどうもならない。最終ラインは、中盤にボールを預けることなく、ポンポンと前線へ放り込み。マタもビジャもハイボールを競れる高さはないし、良さそうなスペースを狙っているようでもない見当の悪いボールが飛んでくるだけでは、アトレチコDFに跳ね返されるだけだし。何がしたいんだか、本当にわからない。元気なホアキンが入っても、サイドにボールが配球されてこないんだから、チャンスもほとんど作れない。モリエンテス?ああユルユルでしたね。ムカムカしてるままに文句を言うなら、1試合か2試合おきに5分10分使われて、どうにかなるような選手じゃないんでしょう。
あと審判。副審。MARCAのテキスト実況の、試合をまとめた最後の文章から、1文抜書き。

「フォルランのペナルティ、メフトの捏造とアグエロの詐欺によって作られたものが、バレンシアから失われた4位に、ロヒブランコを押し上げた。」

そんな中でも、セサルは素晴らしかったです。お疲れ様。

引退?

2009-05-18 01:42:06 | football

フィーゴが引退を宣言している、というニュースがMARCAに。元になったのはポルトガルの「A Bora」紙で、昨夜インテルの優勝が決まった後、次のように語ったというもの。

「ベストのフォームでは終わりだ。ハイレベルでのプレイには戻らないだろう。そして何よりも、他の招待(オファーという意味?)は受けないだろうと思う。唯一もしも何か特別なことがあればだが、それはヨーロッパの外のことだ。」

一方「Record」紙でも、「ルイス・フィーゴ、チャンピオンとしての終わり」とタイトルを打ち、仮に再びプレイするのなら、非常に特別な「オファーが届いたら」であって、旧大陸(欧州を指すと思う)の外になるだろう、という同様の発言を載せているとのこと。

「難しいときだ。しかし私の議論の前では、反対する人も選択肢を示せないだろう。」
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完全な引退宣言ではなく、おそらく欧州ではもう戦えない、という内容のようですね。でも、フィーゴはあまり後を引かずに辞めそうだな……うーん、寂しい。


後から追加
まだ本当に引退するかどうかわからないのに…と思っていたら、MARCAは画像集や、これまでに得たタイトルを記したものや、コラムまで、既に書かれていたりしています。なんかもう本当にそうなのか……。

Lista de convocados

2009-05-16 21:52:42 | football
アトレチコ戦に召集されたバレンシアの19人。

GK:セサル、レナン
DF:ミゲル、クロ・トーレス、アレクシス、アルビオル、マドゥロ、カルレト、デルオルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、ホアキン、バラハ、ミチェル、マタ、パブロ、アングロ
FW:モリエンテス、ビジャ

19人ですから最終的に1人外れることになると思います。ディフェンスが多めなのでディフェンスの誰かか、もしくは主力級で誰かフィジカルが不安な選手がいるのか、わかりませんが。
アルベルダが復帰し、ビセンテは結局間に合いませんでした。

必勝祈願

2009-05-16 12:07:01 | football
ビジャレアル戦に向けたマドリーの召集選手
シーズン最終盤だからなのか、各チームに負傷者が目だっているように思います。負傷者、サスペンションで選手が削られた、マドリーの召集リストはこんな感じです。

GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ミゲル・トーレス、カンナバーロ、エインセ、アグス
MF:ロッベン、ラス、ファン・デル・ファールト、パレホ、フォベール、ドレンテ、ハビ・ガルシア
FW:ラウル、イグアイン、フンテラール、サビオラ

負傷離脱:スナイデル(右大腿二頭筋の筋繊維損傷)、グティ(左足首外側靭帯の捻挫)、メツェルダー(右大腿二頭筋の筋繊維損傷)、サルガド(左大腿四頭筋の過負荷)
サスペンション:ガゴ、マルセロ、ペペ

一番の問題は最終ライン。トップチームは4名しかいないため、カンテラからアグスが召集されました。おそらくカンナバーロとエインセがセントラルで組み、右がセルヒオ・ラモス、左がミゲル・トーレスになるのではないかと思います。カンナバーロの相棒は、他の4人の誰にでもなる可能性があるのはちょっと面白いところ。何か試してみたりは…しないか。
中盤のラスが右ラテラルに入り…という奇策(だと思う)はシーズン中に試されてましたが、この試合ではないでしょうね。そんなことしたら中盤の守備が壊滅する。ピボーテのラスの相棒がどうなるかですね。再びハビ・ガルシアにチャンスが与えられるか、ファンデルファールト辺りを置くことにしてラスに守り倒させるか…ハビ・ガルシアかなあ。ビジャレアル相手に、ラス1人はないでしょう。ハビガルシア、今度こそしっかり頼むよ。
そこから前は…ラウルとイグアイン、フンテラール3人とも使って+ロッベンか、ラウルとイグアインのトップでロッベンと…パレホ使わないかなあ。この辺りは見てみないことにはなんとも。

試合は5月16日(土)22時キックオフ。この試合に出場すると、ラウルはマドリーのユニフォームを着てプレイする公式戦700試合を記録することになります。

勝てよ。


お互いがんばろうねー
バレンシアに向かう際、マドリーのバラハス空港ターミナル3にて、マドリーの皆さんはヘタフェの皆さんとばったり。ヘタフェの皆さんはコルーニャに向かうのです。ヘタフェにいるマドリーカンテラ出身選手、グラネロ、ソルダード、アドリアンは、ラウルと挨拶したり、ミゲル・トーレスやハビガルシア、アグスとおしゃべりをしたりで旧交を温めたようです。ソルダードとハビガルシア、トーレスは前日のゴルフで会ってる気がするけど。




表彰
15日、ラウルがマドリード市から、市の親善大使としての功績を讃えられ、表彰を受けました。2012年、2016年のオリンピック招致活動で他の国に出張したり、歓迎行事に出席したり、いろいろしてましたからね。ラウルが舞台に上がる際には、友人であるサルガドやモリエンテス、新聞記者のマノアロ・ラマ、おなじみアルフレド・ディ・ステファノなどから祝福のビデオメッセージが流されたとのこと。

久しぶりにモリエンテスの名前が出てきた。




アトレチコvsバレンシアは日曜日
こちらも負傷者が増えてきています。既報のシルバに加えて、モレッティが14日木曜日のトレーニングを途中で離脱。膝の靭帯に問題を感じたとのことで、金曜日はシルバともども室内で治療を受けました。足首を痛めているビセンテは、金曜日のトレーニングでは別メニューのランニング。シルバがアトレチコ戦に出場できないため、ビセンテが左に入りマタをトップ下へ、となる可能性もあり、ビセンテにはぜひ間に合わせていただきたい。
シルバの代わりも気になりますが、サスペンションで欠場するマルチェナの代わりも気になるところ。アルベルダが今週はじめから全体トレーニングに復帰し、その後特にフィジカルの問題も起きていないようなので、今のところなんとかなるのでは、と思います。

気になるのはビジャ。バレンシアの公式記事には載っていませんが、金曜日のトレーニング中に、大腿部の筋肉に違和感があり途中離脱したようです。報道の中では「予防のため」とされているので、実際に負傷したのではなくアトレチコ戦もおそらく大丈夫だと思いますが、少し気になったので。

土曜日には10時30分から非公開で最後のトレーニングを行い、その後、マドリー行きの召集選手が発表されます。


おまけ:チャリティオークション
みんなのゴルフ大会の後行われたチャリティ・オークションの話。
ヘタフェのファビオ・セレスティーニは、ジダンが提供した、マドリーでの最後の試合に着用していたユニフォームを、3000ユーロで落札。
歌手のダビド・デ・マリアは、セルヒオ・ラモスが提供した、EUROのセミファイナルで着ていたユニフォームを、1200ユーロで落札。
マドリーのGKコディナは、アルゼンチンで行われたデビス杯で優勝した際の、ラファエル・ナダル、フェリシアノ・ロペス、フェルナンド・ベルダスコのラケットを、1200ユーロで落札。
ディエゴ・フォルランのアトレチコのユニフォームは、1000ユーロで落札。
ソルダードは、チームのカピタンであるダビド・ベレンゲルのユニフォームを、600ユーロで落札。
セルヒオ・ラモスは、アレハンドロ・サンスが彼の曲「No es lo mismo」のビデオクリップ内で着用していたジャケットを600ユーロで落札。
また、 Fundacion Apascoviが支援する障害を持つ子供たちのための、スイミングプールやリハビリルームの建設費用の募金が行われた。
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ジダンさすが。
この記事を見て、ナダルvsベルダスコ戦を見るのを忘れていたことを思い出しました。起きられなかった…。


土曜日残りの2試合
20時~
 デポルティーボ vs ヘタフェ
 オサスナ vs セビージャ


オサスナ
オサスナがね、いま17位なんです。18位から下はドボンなのに。オサスナと18位スポルティング・ヒホンとの勝ち点差は2。19位レクレとの勝ち点差は3。20位ヌマンシアとの差は4。
持ち直したかと思ってたのですが、ここへ来て直接のライバルたる下位対決で敗れることが増えていて、この5試合で1分4敗。しかも最後にとんでもないカードを残しているのです。

第36節 セビージャ(C)
第37節 レアル・マドリー(F)
第38節 バルセロナ(C)

またとんでもないめぐり合わせに……。
上を見れば、15位ベティスと16位ヘタフェとは勝ち点差1、14位エスパニョールとは勝ち点差2、13位ラシンとは勝ち点差3と、1つ勝てばぐっと順位が上がる可能性もあるのです。がんばれオサスナ。

みんなのゴルフ

2009-05-15 06:51:38 | football


木曜日にマドリー付近で行われたチャリティゴルフについてのニュース
結局、ヘタフェのカスケーロは個人的な理由により参加を取りやめ、この場での和解はならなかったようです。前日の記事では、マドリーからはセルヒオ・ラモスとペペが参加というふうに読めましたが、MARCAの記事では、マドリーからは他にマルセロ、ロッベン、ミゲル・トーレス、デラレ、イケル、ハビ・ガルシアも参加。さらにMARCAにあった画像集には、スナイデルの姿も。スナイデルは負傷からの回復中ですが、ゴルフするくらいなら大丈夫なんですね。もともとグティは参加することになっていたようですが(なにしろ将来プロゴルファーになろうかとか言っていたくらいですし)、足首の負傷ではゴルフは無理か。
まだ記事斜め読みなので理解が間違っているところもあるかもしれませんが、Fundation Apascoviという財団のこのチャリティコンペは、セルヒオ・ラモスが主導的にかかわっているようです。ジダンは、その名付け親というかスーパーバイザーみたいな感じのようです。
で、ジダンはセルヒオ・ラモスと、フロレンティーノ・ペレスの会長選立候補宣言について、話し合ったりしたのだとか。またジダンはデラレの経過を気にしていてそれを本人に尋ね、デラレは楽観的な気持ちで最新の検査の結果を待っているところだ、と伝えたとのこと。
最後はディナーとチャリティ・オークションで締めくくり。

アイデンティティを守る

2009-05-14 21:18:55 | football
当然のこと
昨夜はバレンシア、メスタージャでコパ・レル・レイのファイナルが行われました。両チームのファンは前日からバレンシアに集結。Tvviのニュースでは、パテルナに常ならぬ色柄のユニフォームを着たファンの姿が見て取れました。そんな流れで起きた出来事について、スーペルより

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「ここに? 申し訳ないけど、でも俺はバレンシアのユニフォームにサインするだけだ。」

これが、ブラウグラナのユニフォームへのサインを求めたバルセロナのファンへの、ダビド・ビジャの答えだ。2回同じことがあったが、グアヘのスタンスは同じだった。

ビジャは、写真を撮ることについては問題なく誰とでも受け入れた。ファンがどのユニフォームを着ていてもだ。しかし自分のサインをする際には、彼は自分のアイデンティティ、結びついているのはバレンシアのカラーなのだということを非常にはっきりと理解していた。
彼の将来については非常に多くのことがコメントされているが、ダビド・ビジャは、メスタージャのチームにあってはならないあらゆる種類の疑惑を避けている。昨日の件は良いテストだったのだ。火曜日のガンディアでのサイン会の翌日、ビジャは、パテルナのシウダ・デポルティーバに進入してきたアスレチック・ビルバオとバルセロナのファンたちの視線を浴びていた。
この話は水曜日の朝、ビジャがファンが待ち受けるエントランスホールに現れ、ブラウグラナのファンが向かっていった際に起きた。ビジャは喜んで彼らとの写真に納まったが、ソレを見ていたバレンシアのファンたちは「お前らのものじゃない!(たぶんそんな感じの意味)」と叫んだ。
しかし、バルセロナのファンたちがマーカーペンをビジャに渡し、バルサのユニフォームの上にサインをするように求めると、グアヘの姿勢は変化した。ビジャの答えは早く、はっきりしていた。「悪いけど、俺はバレンシアのユニフォームにサインするだけだ。」
このときだけではなかった。バルセロナのファンは、ビジャが自分の車の傍にいるときにもまた、自分の着ているユニフォームにサインするように求めに行ったが、同じことだった。一方でパテルナに集まったバレンシアニスタたちは、彼らのスターが再び拒否したことに喜んでいた。噂の花が咲くのは夏が来てから、バレンシアニスタの7番は噂に足を突っ込まないことを望んでいる。
一方のダビド、シルバもまた、すぐにブラウグラナのファンに賞賛されていた。当然ながら同じことが繰り返された。バルセロナのファンたちは「カステジェデフェルス(バルセロナの地名らしい)ではグランカナリアと同じようにいられるよ」と叫んだ。しかしシルバはそれをジョークとして流し、彼らとの写真に納まっただけだった。
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他のクラブのユニフォームにサインしない…って当たり前といえば当たり前ですが、こんなご時勢なので、毅然と対応する姿勢はファンにとってはうれしいものだと思います。

…この間の、スポルティング・ヒホンのユニフォームには普通にサインしてたようだったけどね。


どこの国
国王杯ファイナル、試合前に国歌が流れる

スタジアム中から国歌をかき消す大ブーイング

国王にも大ブーイング

でも国王杯を掲げれば大喜び

国歌にブーイングするほどなら、「国王杯など出場するな」とか「カップなんていらない」とか……はならないんですね。カタルーニャ、バスクの人々が反応するポイントは、何年かリーガを見たくらいで理解に至ることができるようなものではありません。

ちなみに、国王杯を放送したTVEでは、ブーイングでかき消された国歌をライブのタイミングでは流さなかったそうです。ビルバオ向けの放送では市内の雰囲気を映したもの、バルセロナ方面への放送では試合に臨むファンの様子を流し、HTになって「ヒューマンエラーで放送ができなかった」と謝罪。ブーイングの音声を削り、スタジアム内のブーイングしまくりのファンに代わって、選手やごくわずかに国歌に敬意を払う態度を示していたファンの映像と共に、改めて国歌を流したとのこと。
そして試合翌日の今日、TVEのスポーツ部門ディレクターは解雇されました。


お金!
国王杯をメスタージャで開催したことで、「ホスト」であったバレンシアには70万ユーロ(約9000万円)+α(広告費、メスタージャに付属するオフィシャルショップでの売り上げなど)の収入があった模様。


マヌエル・フェルナンデス

Before



After


花いちもんめ

2009-05-14 01:54:44 | football
あの子とあの子とあの子がほしい
12日火曜日、社会活動の一環で、アルフォンソX大学のスポーツイベントに参加したイケル・カシージャスのマスコミへの応対。マドリー公式日本語より、そのままコピペ。

「僕は人種差別者ではないけど、チームはもっとスペイン人選手たちを戦力にするべきだと思う。例えば、ビージャ、シルバ、マタ、セスク…。彼らはレアル・マドリードのようなクラブでプレーするチャンスを得るにふさわしい。」


あげない
ルベン・バラハ、13日水曜日の公式プレスカンファレンスにて、反論する

「俺は、彼ら3人は既にビッグクラブに所属していると思っている。だが、レアル・マドリーがビッグクラブであり、バレンシアにある、あのようなクオリティを持つ彼ら選手たちに興味を持つのは当然のことだ。ただ、現時点では俺の興味を引かないことだ。」

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どちらもいくつもの質問に応答している中でのひとつのやり取りだろうと思うのですが、イケルのコメントは、なんかこう、むっとした。選手が、シーズン中に他のチームの選手の名前を、移籍の文脈で話題にするのってどうなの? ということです。しかも同じリーグの選手を。褒める意味合いでの「いい選手だよね、うちのチームにいてほしいよ」といったニュアンスではなく、今のマドリーの状況からいっても、もっと現実的な意味合いで理解されているはずです。
マスコミやファンが、あの選手この選手と名前を出して、ギャーギャーやり合うのは仕方ないかと思いますが、同じ立場の選手なのに。しかもまだシーズン中で、バレンシアには重要な3試合が残っているのに。こういう点から見ても、マドリーのシーズンは終わってしまったんだな…と思わされました。


水曜日のバレンシアのトレーニング
昨日、負傷または体調不良だった選手のうち、ビジャ、ホアキン、ミゲル、デルオルノは通常通りトレーニングに復帰しました。昨日のトレーニングの終盤に離脱したビセンテは、古傷の足首の再発の模様。具体的なことはまだわかりませんが。長めの負傷離脱組は、マヌエル・フェルナンデス、ウーゴ・ヴィアナ、シルバ。


マドリーは
火曜日のトレーニングで、全体に復帰したと思ったスナイデルですが、水曜日は再び別メ。それから、グティが相変わらず戻ってこれません…。


平和のために
木曜日にマドリーで行われるプロアマチャリティゴルフに参加する予定のセルヒオ・ラモスは、同じくこのイベントに参加するペペと、ヘタフェのカスケーロの間で彼らの和解を仲介する模様。ペペとカスケーロは、あのマドリーvsヘタフェの試合での暴行事件の当事者です。4月21日のあの試合以来2人が顔を合わせるのはこれが初めてになるだろうとのこと。


生の画像はショックが大きいと考え、ぽんち絵にしてみました


第2回となるこのイベントはジダンがトップにいるそうで、ということはジダンも当然参加するんでしょう。ジダンがペペにかける言葉は、

1)もうあんなことはしないように。
2)カッとすることはあるよねー、そうだよねー。

ジダン、人のこと言えないはず。他の出席予定者は、ヘタフェからカスケーロの他に、ソルダード、ベレンゲル、コントラ、マリオ・コテロ、セレスティーニ。アトレチコからフォルラン。

負傷者のお知らせ

2009-05-12 20:45:27 | football
シルバ:右脚内転筋の微細繊維損傷、全治2~3週間
土曜日に負傷したのに、火曜日まで検査しなかったのか…シルバの検査結果がでました。2、3週間って…シーズンが終わってしまう。


バレンシア、トレーニング再開
○ダビド・アルベルダが全体練習に復帰。
●ビセンテ、左足首の捻挫によりトレーニングを完遂できず。
●ホアキン、扁桃炎による発熱。ウォームアップの後は、フィジコと共にランニング。
●デルオルノ、扁桃炎による発熱。トレーニングできず。
●ビジャ、週末の間苦しめられた胃腸炎からの回復中のため、休養。
●ミゲル、左大腿四頭筋の過負荷により、室内で別メ。

水曜日には、ホアキン、デルオルノ、ビジャは復帰できる見込みだそうです。



メツェルダー:大腿二頭筋の筋繊維損傷、全治2週間
MARCAより
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クリストフ・メツェルダーは、今朝のトレーニングで負傷した。最初の検査では筋繊維損傷で2週間の離脱と見られている。これで今シーズン終了の可能性もある。ダメージを受けた部位は大腿二頭筋で、筋肉疲労が原因で生じた可能性がある。
これはファンデ・ラモスにとってさらなる不幸である。サスペンションでぺぺを失っており、メツェルダーの代わりを置かなければならなくなるだろう。セントラルとして唯一残るのはファビオ・カンナバーロで、今シーズンの大部分をラテラルとしてプレイしてきたエインセあるいはセルヒオ・ラモスを再びセントラルのポジションにコンバートすることになるだろう。

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メツェ…あんまり言いたくないですが、怪我多すぎる。しかも筋肉の疲労によるって、シーズンずっと出場し続けていたわけでもないのに。改めて、ラウルやカンナバーロは頑丈だと、しみじみ実感。
MARCAの記事にもあるとおり、セントラルはエインセかセルヒオ・ラモスのコンバートが妥当なところだと思います。少々投げやりなことを言えば、もう順位が落ちることはないのだから、お試し的な配置も期待したい。セルヒオ・ラモスをセントラルにしてミゲル・トーレスを右でも良いんですが、敢えてミゲル・トーレスをセントラルに置いてみるとか。守備ならひととおりどこのポジションでもできるという話を聞いたことがありますが、セントラルで出ていたのってほとんど記憶にないので、ちょっと見てみたい。

その他バレンシアのニュース

2009-05-10 22:26:59 | football

カニサレスとメンディエタ
マドリー戦の前に、パルコにおいてビセンテ・ソリアーノ会長の手から、カニサレスとガイスカ・メンディエタに、バレンシアCFにおける功績を讃えるバッジが手渡された。
ということで、久しぶりのカニサレスとメンディエタ。カニサレスは解説をしているというニュースが前からありましたが、メンディエタは何してるんだろう…。結局ミドルスブラを出て、そのまま引退だったんだろうか。とりあえず2人とも元気そうで良かったです。カニサレス、やっぱり少し太ったような気が。メンディエタは相変わらず渋い。


パルコ大賑わい
カメラに映るパルコには、たいてい現在の会長が対戦相手の会長さんと隣り合って並んでますが、この試合には「バレンシア元会長」と名のつく人たちが何人も来ていたらしい。私が知っているのはハイメ・オルティと、わりと最近までいた例のあの人くらいですが。他にもレバンテの会長とか、元選手のジュキッチとかミヤトビッチとか。ミヤトビッチがいるのは、元選手だからという理由ではないと思いますが。
さらにキナくさいというか、選手の代理人たちが終結。ビジャの代理人ルイス・タマルゴは「水の中の魚のよう」だとまで書かれてます。何か営業活動でもしてたのか。他にもシルバの代理人、アルベルダの代理人、パブロとミチェルの代理人、ホアキンの代理人が揃って……。
さらにさらにキナくさいのが、ジェノヴァ、アストンヴィラ、ビルバオ、パルマ、マンチェスターUtd、ビジャレアル、リバプール、アリス・デ・サロニカ、サザンプトンの代理人も来ていたらしい。まさにショーケース状態。


バレンシアメシ
恒例の会長同士の昼食会のメニューは、ヒラメ(ぽい魚)を使ったサラダ、エビ(プローン)、パエージャ。


準備
今週の水曜日には、メスタージャにて、コパ・デル・レイのファイナル(ビルバオvsバルサ)が行われます。バレンシアvsマドリーの試合後、この試合のボランティアたちが、試合のさまざまなイベントの予行演習を行ったとのこと。試合が終わったの、夜12時なんですが。お疲れ様です。


友人
マドゥロとフンテラールは仲の良い友人同士なので、この1週間頻繁にショートメールを送りあい、敵情偵察をしていた模様。


14試合ぶり
マドリーを完封したバレンシアですが、メスタージャで完封したのは、7ヶ月前の2008年10月19日のヌマンシア戦以来だとのこと。えええええええ…そんなにか。
ヌマンシア戦以降、バレンシアはメスタージャで13試合を戦い、6勝4分3敗。その間24ゴールを上げている(平均で約2ゴール/試合)。今シーズンここまで18試合カーサで戦ってきた中で、完封できたのは4試合のみ(マジョルカ、オサスナ、ヌマンシア、マドリー)。メスタージャで一番点を入れていったのがラシン(2-4)、次いでスポルティング・ヒホンとビジャレアルが3点ずつ。
……よくこの順位にいるなあ。攻撃の皆さんに感謝。


シルバの負傷
右脚内転筋を痛めた模様。いずれにしろサスペンションでアトレチコ戦は欠場になりますが。負傷の程度はまだ不明。


バラハはなぜゴールにダイビングしたんだろう

Jornada 35

2009-05-10 13:44:44 | football

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 35
Valencia C.F. 3-0 Real Madrid C.F.

バレンシアの得点:マタ(29)、シルバ(32)、バラハ(68)

バレンシア
GK:セサル
DF:ミゲル、アルビオル、マドゥロ、アレクシス
MF:マルチェナ、バラハ、ホアキン(62、パブロ)、シルバ(55、ミチェル)、マタ(76、ビセンテ)
FW:ビジャ

マドリー
GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メツェルダー、エインセ
MF:ガゴ、ハビガルシア(57、ファンデルファールト)、ロッベン、マルセロ(82、ドレンテ)
FW:ラウル、イグアイン


絶賛
バレンシアは、今シーズンのベストに数えられるような試合だったと思います。何日も前からクラブがこの対戦を盛り上げてきて、メスタージャの雰囲気も良かったし、選手たちのモチベーションも高かった(いつも高ければ文句ないんだけど)。決まったゴールはどれもゴラッソで、誰が良かったとかいちいち言わなくても良いくらい。ビジャがどうしてもゴールが決まらなかったのは残念でしたが、動きの良さ、他の選手にパスを出す勘所とかはまったく文句なし。クロスを狙う、中へ切れ込む、左にも行く、といろいろな動きをしていたホアキン、マタの短い迫力のあるドリブルとか、途中から出てきてアシストを決めたパブロとか、攻撃の選手たちのキレは本当にすばらしかった。シルバも、既に脚に違和感があったであろう状態で、あのシュート、ゴール。でも脚(もしくは鼠径部?)の状態が心配です。
バラハが決めた3点目は、その前にも何度か似たようなポジショニングをしているんですよね。サイドがボールを持って、小さいのがバラバラとエリア内へ飛び込み、エリアのやや外にフリーでバラハがスタンバイ、という形。パブロが気づいてバラハを狙ってパスを出し、それがアシストになりました。いつになく、バラハの攻撃参加が効いた試合になりました。マドリーが中盤を切り崩してくるような攻撃ができなくて、その分この試合のバラハ、マルチェナは守りが楽だったこともあるかと思います。
マルセロをケアしつつも、攻撃が生き生きとしてたミゲル。負傷から戻って以来しばらくイマイチな感じを受けていましたが、完全に復調したかな。対面がセルヒオ・ラモスとロッベンで、守備に気を遣わなければならないのが第一だったアレクシスは、ロッベンへの危険なファウルが1つありましたが、あとはよく守れていたと思います。マドゥロが安定してボールを跳ね返しているのに、ちょっと感動した。

ということで、バレンシアは4位をキープできる結果を残しました。今夜はとりあえず、カタルーニャの皆さんに心からのエールを送ります(バルサ vs ビジャレアル、アトレチコ vs エスパニョール)。次節(アトレチコ戦)、シルバとマルチェナのサスペンション、特にマルチェナがいないのは痛いですね。アルベルダは、さすがにまだ無理だろうし…どうだろう、間に合ったりしないかな。




絶望
マドリーは、もうヨレヨレでした。試合開始直後に何手か良い感じの攻撃はあったけれど、その後は押し込まれるだけで、守れない、パスもつながらない、攻撃のバリエーションがない。勝利へのモチベーションに欠けていたとは思いませんが、今シーズン最後の目標がほぼ到達不可能になり、18戦無敗ですっ飛ばしてきたことが無意味になった。弱ったメンタルから1週間では回復できなかったのか、気持ちが統率されていなかったと思います。弱ったメンタルって、こんなにも身体、プレイに影響するんだな…と改めて実感。
失点はカンナバーロが着いているところでやられましたが、総じて最終ラインは、まだしっかりしていたと思う。ダメだ、と思ったのは、解説にも指摘されていたガゴとハビガルシアのドブレピボーテ。ガゴはボールロストもパスミスも多く、攻撃の組み立てでも有効なことはできなかった。ハビガルシアは存在が薄く、何をしていたのかさっぱり。開始からしばらくの間は、ハビガルシアがいたことを忘れ、ガゴひとりでバタバタしているように感じてしまったくらいです。ガゴを補うように守れるのでもなく攻撃を作れるのでもなく。極端にマイナスなことはしていないけれど、何かプラスになるものは感じられなかった。これは、ガゴとハビガルシアの相性とか経験の問題なのか…。ラスの欠場は大きかった。
中盤からの攻撃の組み立てはほぼなし。試合開始直後のラウルと、個人で何かしようとしたマルセロとロッベン、イグアインは何度か目に付くシーンがありましたが、結局単発だし、落ち着いて待ち構えているバレンシアのディフェンスに跳ね返されるだけ。唯一良かったと思ったのは、途中出場のファンデルファールトだけでした。

マドリーが意地を見せるところを期待しつつも、張り詰めていたものが切れたチームというのはこういうものか、と思った試合でした。残り3試合、何を目標にどういう試合をしていくのか。選手のメンタルをどうまとめるのか。それをファンデ・ラモスはできるのか。次節はビジャレアル戦で、ガゴとマルセロは出場できません。ラスの復帰と、あとやはり、中盤で攻撃を作るグティが間に合えば。先週同様、今週も外野がうるさくなっていくとは思いますが、残りの試合で最大限良い結果を出せるように、気持ちを取り戻してほしい。


短報

2009-05-09 21:00:19 | football
バレンシアの召集リスト

GK:セサル、レナン
DF:ミゲル、アルビオル、マドゥロ、マルチェナ、アレクシス、モレッティ
MF:バラハ、エドゥ、ホアキン、ビセンテ、ミチェル、パブロ、マタ、シルバ
FW:モリエンテス、ビジャ

あと4つ

2009-05-09 09:18:45 | football

34節終了時


上位の対戦
第35節
セビージャ vs マジョルカ(土曜20時)
バレンシア vs マドリー(土曜22時)
レクレ vs デポル(日曜17時)
バルサ vs ビジャレアル(日曜19時)
アトレチコ vs エスパニョール(日曜21時)

残り4試合。マドリーとバルサの勝ち点差は現時点で7。つまり、今節マドリーがバレンシアに敗れ、バルサがビジャレアルに勝った場合、バルサの優勝が決まります。最後まで希望を持ち続けるためにも、マドリーは絶対勝たねばならないし、ビジャレアルもがんばっていただきたい。
…と言いたいところですが、そうすると今度はCL枠を狙うバレンシアが厳しくなる。うーん、悩ましい。以下、CL枠の可能性がある(であろう)チームの、残りの対戦相手。

セビージャ:マジョルカ(C)→オサスナ(F)→デポル(C)→ヌマンシア
バレンシア:レアル・マドリー(C)→アトレチコ(F)→ビジャレアル(F)→ビルバオ(C)
ビジャレアル:バルサ(F)→マドリー(C)→バレンシア(C)→マジョルカ(F)
アトレチコ:エスパニョール(C)→バレンシア(C)→ビルバオ(F)→アルメリア(C)
デポル:レクレ(F)→ヘタフェ(C)→セビージャ(F)→バルサ(C)

セビージャは山脈を抜けたところで3位をキープ。対戦相手を見ても、このままいく可能性が高そう。バレンシアは残りの対戦相手が、ちょっと厳しいですよね。アトレチコ、ビジャレアルとフエラ2連戦もあるし。ビジャレアルは近いけど。最後に山脈を登って終わる、って感じです。バレンシアのすぐ下にいるビジャレアルは…ここも最後に山脈が来てるんでした。ビジャレアル、バルサの次にカーサでマドリー…てことは、マドリーは2週続けてバレンシア遠征なのか。何の罰ゲーム、それ。アトレチコは残り4試合中3試合がカーサだし、ちょっと有利かな。バレンシアはアトレチコ戦は絶対に落とせません。デポルは最後にセビージャとバルサ。山脈が分断されてる分、デポルはある意味有利かもしれませんが、シーズンの頭とお尻に山脈が来るなんて、ある意味不利かも。


バレンシア vs マドリー
補強ネタに夢中になっているマルカやASからは、二の次扱いされているバレンシアvsマドリーの対戦。マドリーの召集選手が発表されています。

GK:イケル、デュデク
DF:ミチェル・サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、メツェルダー、ミゲル・トーレス
MF:ガゴ、マルセロ、ドレンテ、ロッベン、パレホ、ファンデルファールト、ハビ・ガルシア
FW:ラウル、イグアイン、フンテラール

負傷中のスナイデルとグティは間に合いませんでした。しかもラスがインフルエンザで休養中。ピボーテのガゴの相棒をどうするかですが、マルカとASはパレホ、エルムンドはハビガルシアの予想。久しぶりにパレホ見たい。

一方のバレンシアは、土曜日午前のトレーニングを行ってから、召集選手を発表する予定のようです。注目されているのが、左のラテラルを誰にするか。ここ何試合かは、モレッティが負傷・負傷明けだったこともあり、アレクシスが守っています。ロッベンと対峙することになるこのポジションを誰がやるか。アレクシスかモレッティか。各紙の予想はアレクシスのようですが、アレクシスだと攻撃の可能性がないような。それからマルチェナが、週の後半に少しフィジカルの問題があったようで、こちらも気になっています。アルベルダがまだ戻ってこられないし、マヌエル・フェルナンデスは既にアディオス・テンポラーダだしで、守備に強いピボーテはマルチェナがやるしかないわけです。

で、主審は恐怖のイトゴン(=イトゥラルデ・ゴンサレス)。


到達点
でも、厳しいシーズンですよね。マドリーの勝ち点は現在78、残り4試合でどれだけ積めるかわかりませんが、例年なら優勝できるポイントです。参考までに、ここ何シーズンかの優勝勝ち点を調べました。エル・ムンドさんありがとう。07/08シーズンは85ポイントでマドリー優勝、06/07シーズンは、76ポイントでマドリーとバルサが並びマドリーが優勝、05/06シーズンは82ポイント、04/05シーズンは84ポイントでそれぞれバルサが優勝、03/04シーズンは77ポイントでバレンシア、02/03シーズンは最後までレアル・ソシエダと競ったマドリーが78ポイントで優勝……と、遡るのはこの辺にしておきますが、仮にマドリーが残り4試合、全て勝ったら90ポイント。すごい成績なんです。ま、バルサも全勝すれば97ポイントになっちゃうわけですし、クラシコでボロ負けした後では何を言っても仕方ないけど。
上位2チームが突き抜けてしまったのは、3位以下がだらしないからか。それもそうかもしれませんが、他のシーズンの順位表と見比べてみても、それほど下が悪いようには見えない。では勝ち点はどこからやってきた。今シーズンは全体的にエンパテが少なかったように思うけど、そのせいかな。そうでもないかな…。

別れが迫る

2009-05-07 17:38:54 | football


lasprovincias.esより、モリエンテスのインタビュー記事。

モリエンテス、その別れをささやく:「今シーズン、僕はチームの穴埋めだった」
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モリエンテスは、バレンシアへの別れを口にし始めた。モリエンテスの移籍はますます近づいている。そして、彼は悲しみを残していくだろう。彼はメスタージャで続けることを望んでいた。自身のキャリアをここで締めくくることさえ考えていた。しかしモリエンテスは、ウナイ・エメリの下では中心となることはないだろうと考えている。そして彼自身、脇役として引退するつもりはないのだ。

「何試合かでプレイしたけれど、十分に役に立っているという感触はなかった―」 モリエンテスは昨日、LAS PROVINCIAS Punto Radioでのインタビューに答えた。「―良いプレイをしているなら、貢献していると感じられるし、次の試合でもプレイできるだろうと考える。でも今シーズンはそういうものがなかった。僕はチームの穴埋めになっている。」

バレンシアを離れるというほろ苦い感覚にもかかわらず、モリエンテスは、何試合も自身をベンチに座らせていた監督に対し、怒りを持っていないことを保証する。
「監督に対しては、できるだけ良い方法を模索した。良くなることもあったし、悪くなることも…難しいものだった。なぜなら、彼は僕の現状を感じたことがなかったから。ウナイと僕は何度も話し合った。僕たちは自分の物の見方を示しあった。彼は、僕とは違う基盤に立っていて、彼の頭の中には別の物の見方があった。でも僕は戦い続けた。」

おそらく、モリエンテスがチームの役に立っていないと感じている不快感は、いくつかの場面に反映されているのが見て取れるだろう。クラブのプロモーション活動の際に起きたことがそうで、モリエンテスは公衆の前で、身体のケアを受けていたベッドからイベントへ参加するために連れ出されたことについて文句を言った。
「僕たち誰にでもそういった瞬間がある。そういう場合でも声にしないものだけれど、僕はそうした。僕たちは誰でも、また失敗もするものだ。」

モリエンテスは自身の将来がバレンシアからはるか離れたところにあることを理解しているが、来シーズンどこでプレイすることになるのかについては、まだはっきりとはわかっていないと言う。
「心から、何か確実になった日には、君たちに最初に伝えるよ。僕は何か違うもの、新しいものがほしい。僕は以前プレミアリーグにいたこともあるし、魅力的なオファーもいくつか受け取っている。でもまだ、何も確かなものは手にしていないんだ。」

それでも、バレンシアを離れる前に、モリエンテスにはブランキネグラ(白黒)を身にまとう4試合が残されている。決定的に重要な一連の試合で、チームは成功を確実なものとするだろうと、モリエンテスは確信している。
「いつも僕はポジティブでやってきた。ポジティブになれなかった昨シーズンの後ではね。もし成功すれば、あらゆる環境で復活ができるはずだ。僕たちが残してきたもの、僕たちの状況を見れば、自分たちの地位を上げていけると僕は信じている。来シーズン、テレビでバレンシアがチャンピオンズに出場しているのを見られるのは、とても嬉しいことだろうね。」

間近に迫っている、かつて所属していたレアル・マドリーとの対戦について、フェルナンド・モリエンテスは楽観的であり、バルセロナとの2-6という結果は、メスタージャのピッチの上での結果に直接的な影響があるだろうと考えている。
「彼らはまとまりを欠いた状態になるのではと思っている。そうなるよう願っているよ。」

モリエンテスはバレンシアに3シーズン所属してきた。この期間は、彼の記憶の中に燃え立つように深く刻み込まれていくことだろうし、彼もこの期間のことは常に愛着を持って思い出すだろうと断言している。それは、このインタビューを締めくくる、バレンシアニスモに向けたメッセージからもわかる。
「アデムスのハイウェイ(おそらく、パテルナに向かう道)を通るたびに、2ヶ月したら、もうここを通ることはないだろうと心の中で考えるんだ。たくさんの良いことが僕の記憶に残っている。何をおいても、ここのファンへの感謝だよ。」
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マドリー戦が近いので恒例のモリエンテスインタビュー…だったのですが、ほぼお別れの言葉でした。まだ4試合残っているよ。出場の機会があるかどうかはわからないけど。

結局ウナイ・エメリとはうまくフィットしないまま終わるわけですね。ウナイ・エメリ自身がまだ若いこともあるのかもしれませんが、エルゲラへの対応なども思い出すと、歳が近い選手との距離をとりづらい監督だったのかなとも思います。正直言うと、まだ試合が残っているこの時期に、ウナイ・エメリとの相性が良くなかった旨の発言をしてしまったことで、残りの試合ベンチからも…なんていう穿った見方も、ついしてしまう。
フィジカルが衰えた部分もあるし、モリエンテス自身がもっと結果を出していれば良かったのかもしれませんが、今シーズンの起用のされ方は、確かに「穴埋め(本文では“パッチ”という言い方だった)」。主力(ビジャ)を休ませる場合に代わりに出られるFW、という扱いでしかなかった分、難しい部分もあったのかと思います。ビジャとベストの状態で組んだ試合はどれくらいあっただろうか。それが一番見たかったし、一番可能性があったと思っているのですが。

バレンシアがCLに出るのをテレビで見るのが楽しみとか、すっかり第一線から引いたようなことも言っている一方で、まだプレイする気も、チームの中心になる気もあるようなのには、ちょっとほっとします。O-30で活躍しているFWはいっぱいいるんだし。ロナウド見習え。どこからか知りませんがオファーもあるようですし、シーズンが終わったら早めにベストの選択をしてほしいと思います。できればテレビに映るところで。

それなりに活躍した(と思う)最初のシーズン、負傷欠場も多くチーム自体がグダグダだった2年目、そして思うようにならなかった最後のシーズン。あと少しでバレンシアのモリエンテスは終わり。インタビュー記事の、最後のコメントが心にしみます。




後から(ひっそり?)追加
miyoさんご提供、しんみりした心を和ませる、メレンゲで遊ぶアレクシス&シルバ。
(実際はgif動画なのですが、容量オーバーでgoo blog付属のアップローダには上げられませんでした。この画像をクリックすると、動いているものが別ウィンドウで開きます。通常画像を保存するのと同じやり方で、保存もできます。)


昨日のTvviニュースでやっていました、マドリー戦を前にメレンゲを食べてしまおう!というユルイ企画です。シルバがアレクシスの指をぱっくりやってしまわなくて良かったと思う一方で、せっかくのネタ振りにはのってやるべきではなかったか、とも思います。

ラファエル・ゲレーロ

2009-05-06 07:20:55 | football
マドリー戦に向けて
火曜日よりトレーニングを再開したバレンシア。levante-emvより、その様子を淡々とレポート。
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ブラジル人MFエドゥ・ガスパールは、モンジュイックでエスパニョールに3-0で敗れてから最初のトレーニングで、終了数分前に離脱した。この日のトレーニングに先立って、ウナイ・エメリは選手たちに、1時間近く話しをした。

クラブ筋によればエドゥは筋肉に問題を抱えているということだが、現時点で土曜日のレアル・マドリー戦でプレイすることは可能。
選手たちは50分以上にわたって、パテルナのロッカールームでエスパニョール戦での敗戦を振り返った。
エメリは選手たちから15分ほど遅れてピッチに姿を見せ、トレーニングを指揮した。トレーニングを完遂できなかったエドゥは、チームドクターのアントニオ・ヒネルに伴われてピッチを後にした。
MFファン・マタは、筋肉の過負荷により、トレーニング全体に参加しなかった。一方で、先週肩を亜脱臼したパブロも、トレーニングに参加していない。
ルベン・バラハも同様にチームメイトたちから離れ、エスパニョール戦で交代せざるを得なくなった原因であるフィジカルの問題から回復するため、室内でトレーニングを行った。
バルセロナ戦の前に負った足首の捻挫から回復中のダビド・アルベルダは、好ましい回復を見せており、別のフィールドでランニングを実施した。
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公式によると、他にウーゴ・ヴィアナが足首の負傷で別メのようです。


年寄りを苛める若者たち。



MAS QUE UN PARTIDO
4月の20日ごろから見かけていたニュースでしたが、MARCAに出たので。
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スペイン人選手連合が、外国人代表にチャレンジする予定

スペイン人選手の連合と外国人選手の代表が、6月2日にラ・ロサレダで対戦するだろう。これはチャリティマッチ「MAS QUE UN PARTIDO」の第2回で、マラガ市が協賛、市長のフランシスコ・デ・ラ・トーレやマラガ会長のフェルナンド・サンスが観戦する。
ビジャ、シルバ、マルコス・セナ、サビオラ、シナマ・ポンゴル、モリエンテス、ソルダード、グラネロ、アレクシス、ジェステ、エチェベリア、センデロスといった選手たちが、すでに参加を決めている。また、バルセロナの監督、ペップ・グアルディオラや元アトレチコのキコ、モノ・ブルゴスも参加するだろう。
一方で、マラガからは、フェルナンド・サンスやスポーツ・ダイレクターのサンドロが出席する他、チームのアルベルト・ルケ、ヘスス・ガメス、アポニョ、ウェリントン、ドゥダ、バハも参加する模様。
さらにゲストとして、元カメルーン代表のロジェ・ミラが参加する予定。ミラは、W胚で現役最年長ゴールを決めた選手で(1994年アメリカ大会、42歳)、引退した現在は彼の国でのユニセフの大使を務めている。
(後略)
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後は市長さんのご挨拶とチケットについてなので割愛。シーズン終了後によくあるチャリティマッチ、親善試合のニュースでした。なぜかバレンシアの選手が多い。日程的に、スペイン代表の選手たちはコンフェデの準備とかかぶらないのかな。


デラレ経過
デラレがICUに入り、入院したというニュースが日曜日に出て、下の記事に載せました。その後わかったのが、ICUで経過観察になったのも入院も予定通りだったということ。デラレのコメントつきでASから
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レアル・マドリーのルベン・デラレは、先週の入院は生体組織検査を実施するためのもので、「以前から予定されていた、数時間の経過観察も予定通りであった」と断言した。
デラレは先週の金曜日に検査を受け、結果を待っている。この結果は「最後の最後」になるはずだとしており、それは「これ以上伸びることはないはずだ」と信じているためで、その診断を必要としている。
昨年の10月30日、コパ・デル・レイのレアル・ウニオン・デ・イルン戦で、デラレはピッチに倒れこんだ。検査の結果、冠状動脈に起因すると見られる労作性失神と診断された。その後身体を動かすこともできずに検査を受け続けている。
「すべてがネガティブな結果を呈してきたが、僕が楽観的になるべきか悲観的になるべきかと言った人も、僕がプレイに戻れるのかできないのかを言った人も、まだ誰もいない。」 と、デラレはエル・パイスのインタビューで語っている。
実際、医師たちはデラレに対し、生検の結果を待ちたいと伝えている。これは最後の検査であり、最終的な診断が出されることが期待されている。
「医師たちは、この検査が最後の最後になるだろうということ、1ヵ月半で結果が得られるだろうということを保証した。僕には、もうこれ以外に待つものは残ってないよ。」とデラレは付け加えた。
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ASが日曜日に「デラレが入院した」と報じて、その後マドリー公式が「検査のため」と発表。ASが取り上げなければマドリーは触れるつもりはなかったんだろうと思います。選手のプライバシーのためか、何かの意図があるのか。この件を、MARCAが一切取り上げていないのもまた変な感じがする。



ベルナベウで行われた、ある本の出版プレゼンに、イケルが参加したというニュース。MARCAで記事を見つけたのですが、少し詳しかったEl Confidencialから


画像差替。天下泰平。

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レアル・マドリーのGKイケル・カシージャスは、サンチアゴ・ベルナベウで行われた書籍『¡Rafa, no me jodas! (ラファ、俺を困らせるな!)』のプレゼンテーションに出席、ラファエル・ゲレーロをサポートした。この本は、有名な元アシスタント・レフェリーであるラファの軌跡に関連するものだ。
このプレゼンテーションには、スペインサッカー協会のスポーツ・ダイレクターであるフェルナンド・イエロ、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長、元GKヘルマン・モノ・ブルゴスなど、他のサッカー界関係者も出席していた。カシージャスは、著者のヘルマン・ポセ、ライ・ロリハ、そしてラファと共に席に着いた。
このラインズマンは、主審であるマヌエル・エンリケ・メフト・ゴンサレスが、彼に対して言った有名なフレーズ「ラファ、俺を困らせないでくれ!」に基づいている。これは1996年10月16日のバルセロナ対サラゴサ戦で、ラファ・ゲレーロがバルセロナのエリアでペナルティを示したことに対してのもので、テレビでも流された。
利益が赤十字の対マラリア・キャンペーンに寄付されることになっているこの書籍では、彼の軌跡、ピッチの内外での歴史的な出来事などが語られている。
カシージャスは、ラファエル・ナダルとのチャリティイベントにラファエル・ゲレーロが参加して以来、彼とは「ほぼ2年にわたる」個人的な友人であることを強調した。

「フットボールの世界に存在する不文律に、レフェリーとうまくやっていくことはできない、と言う人がいるだろうけど、そういう人や選手たちに、僕はより多くの話し合いを求めたいよ。」
「僕にとって彼は、4枚のアマリージャを出すような主審でもないし、何かを言ったからといって退場にさせるような副審でもない。ピッチの中では大きな緊張感があるが、ピッチの中で法を守る人たちは、それを当然のこととしなければならない。」

一方、元副審は、カシージャスがこのイベントに参加したことに感謝を述べた。
「彼は気にしていないが、私の友人であるイケルが、この部屋を満員にするのを助けてくれた、それを誇らしく思う。」
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最初はイケルが本を出したのかと思ったのですが、そうではなく、元アシスタント・レフェリーのラファエル・ゲレーロさんの自伝の出版発表でした。このラファ・ゲレーロさん、確か昨シーズンのマドリーの最終節が、最後の試合だったんですよね。涙でラウルとハグしていた副審の人。
長くやっている選手とレフェリーの間には、親しい仲間のような関係ができてくるというのはちょっと良いですね。ただ、昨今のリーガでのように、レフェリーが大暴走していると、信頼関係も仲間意識もあったものではないと思いますが。



ところで、この本のタイトルになった「Rafa, no me jodas!」の元になった出来事ってどんなだろう? と思って検索したら、なんとyoutubeに動画がありました。しかも親切な解説付で。

1996年9月29日、場所はサラゴサのカーサ、ラ・ロマレダ。ここは、エル・コンフィデンシアルと微妙に違ってますが。主審はメフト・ゴンサレス。この時点では、サラゴサが3-2で勝っています。サラゴサのGKがボールをキャッチ。選手たちが次のアクションに移ろうと、ペナルティエリアを離れていく中、サラゴサの3番チュチョ・ソラーナのそばに、バルサのフェルナンド・コウトが倒れています。そこでラファ・ゲレーロが自分の持っていた旗を上げる。メフト・ゴンサレス、ラファ・ゲレーロに近づき、何が起きたか質問する。

ラファ「ペナルティと退場。」
メフゴン「ふざけんな、俺を困らせるなラファ! (次、お上品ならざる表現一文) で、誰が退場だって?」
ラファ「6番。」
メフゴン「退場でペナルティだって?」
ラファ「そう。」

そこでメフト・ゴンサレスは、サラゴサの6番シャビ・アグアドに近づき、彼を退場にしバルセロナにペナルティを与えました。何もしてないのに退場処分になったアグアドは泣く泣くピッチを離れ、その後サラゴサは3-5で敗れました……

て、誤審じゃないですかそれ。
一生懸命アピールしたのに誤審だったラファ・ゲレーロさん。ちょっと気弱そうなところと、毅然とした態度を崩さないメフゴンとの対比が面白いです。はっきりレフェリー同士の会話が録音されてるのとか、レフェリーも選手の暴言を取り締まるわりに言葉遣いは汚いとか、そこはいいんだろうか…。
96年当時、バルサ側ではフィーゴ、ペップ、ロナウドなんかが確認できますね。モリエンテスがサラゴサにいたはずなんだけど、この試合に出ていたかどうかは不明。



ラファエル・ゲレーロ・アロンソ。1963年、レオン州生。リーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンで14シーズン、またEURO2004、U-20世界選手権アラブ首長国連邦大会、2000年アフリカネイションズカップなどで、アシスタント・レフェリーを務めた。レオン州San Andres del Rabanedoの市職員だった。現在はラジオ・ナシオナル・デ・エスパーニャ二所属、EURO2008ではスペイン代表の試合のコメンテーターを務めている。新たな活動として、警備会社を始めた。サラゴサvsバルセロナ戦で言われた、「Rafa no me Jodas」はスペインサッカー史上に残る名フレーズ。
(以上、wikiを適当に拾い読み)