今日は勤労感謝の日。
今から39年前の1974年11月21日は、9月に行われたファースト・コンサート(4日大阪、14日、15日東京)のライヴ・アルバムが発売された日でした。
※:1ファースト・ライヴ・アルバム
※:2カナダにおいても初のライヴ・アルバム
(デビュー25周年記念CD集より)
この日本のファースト・ライヴ・アルバム(※1)は、そのままカナダでもジャケットに手を加えて発売されました。これはカナダにおいても初のライヴ・アルバム(※2)で、それ以降発売されたものは、変声後の”À la Place des Nations(Concorde CDL-102, LP) October 1977 ”と、ナタリーと一緒に行ったコンサートの”René et Nathalie en Concert (Disques No.1 1831-2, LP) September 1982 ”のみだと思います(ミュージカル「ジャンヌ・ラ・ピュセルjeanne la pucelle (ジャンヌ・ダルク)」はのCDは別)。
このアルバムを、ルネの全曲集CD「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」で楽しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。私はコンサートに行っていないどころか、コンサートが行われていた頃はまだ、ルネのことを知りませんでした。ですから、このアルバムを入手して初めて聴いた時の感動といったら…
まず深町純氏作曲によるオーバチュアの迫力に圧倒されました。とても印象的な曲のため、4歳下の弟から「曲が頭の中でリピートして困る★ ヘッドホンで聴いて!」と苦情が(笑)。また、氏のアレンジで、いつも聴いているルネの歌が新鮮に聞こえました。余談ですが、後に年友さんからいただいたスプリング・コンサートの録音テープを聴いた時、ファースト・コンサートとは演奏のアレンジや迫力、華やかさがまるで違うことにちょっと驚きました。それと同時に、力の入れ方が違うのかとも思いました。ルネの歌は変わりませんが、演奏に関しては、深町氏のアレンジの素晴らしさが分かった瞬間でした。
ライヴ・アルバムに収録されているルネの日本語と仏語での挨拶や、歌の合間に入っているルネの話は、何を言っているのかはよく分かりませんでしたが、ファンの声援などを聞いていると、コンサートに行った気分になれて幸せな時間を過ごせました。
現在このコンサートの映像は公開されていません。スプリング・コンサートの”Ave Maria”と”L'oiseau”はカナダで放映されたものをYouTubeでご覧頂くことができます。日本では1974年の年末に1時間か1時間半の特集番組で、夕方頃放映されました。母に「早く掃除しなさい!」と注意されながら、茶の間に掃除機をかけたり、神棚を掃除しつつその番組に見入っていました。中でも1番印象に残っているのは、”L'ete est la”を歌うルネ。ツイストしながら舞台を縦横無尽に歌い回り、手拍子を取りながら仏語で「もっと大きく!」と言って、”Oh pa pa pa la♪”と観客と一緒に歌っていました。この映像ではありませんが、スプリング・コンサートで握手したファンに舞台から引き摺り下ろされそうになり、コーラスだったチャーブスの長女まりこさんに引っ張り上げられる様子は、アメリカのTV番組で紹介された”million doller baby”でご覧いただけます。プログラムに歌詞も載っていたのに、ライヴ・アルバムには収録されなかったのは、日本のファンには馴染みのない曲だったからなのでしょうか? 一度聞けば忘れないフレーズを、ルネのデビュー25周年記念CD集の中で聴いた時は、初めてきちんと聴くのにも関わらず、すごく懐かしく、そして感激したことを覚えています。
※YouTube映像”Rene Simard - Million Dollar Baby Part 2”参照
http://www.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw&feature=share&list=FLX12E-efRQ7oPC3A-ki4poA&index=202
それからもう一つ、コーラスでソロデビュー前の山下達郎氏や大貫妙子氏が、シュガー・ベイブSugar Babeとして参加していたことは、山下氏ファンの間では有名な話です。コンサート会場のファンの声援で、コーラスの男性パートは聞き取ることが難しいのですが、メンバーの村松邦男さんが下記の回想録「あるバンドの物語」の中で、当時のルネとの打ち合わせやファーストコンサートの印象などについて書かれていますのでご覧下さい。
※「第三章38話」参照
http://www.net-sprout.com/bandstory/075.html
※「第三章39話」参照
http://www.net-sprout.com/bandstory/076.html
では最後に、ライヴ・アルバムの収録曲を紹介いたします。プログラムで掲載された曲順と違っているのは何故か分かりませんが、前出の回想録39話で、東京公演の際にテレビカメラが入ったとありますので、年末に放映されたコンサート映像は、9月14日(土)15日(日)のどちらかを録画したものなのでしょう。
▲ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」会報№2より
<A面>
1 オーヴァチュア
(作曲・編曲:深町純)
2 僕の国へおいで
(作詞:さいとう大三/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
3 雨にぬれても TOUTE LA PLUIE
(Hal David/ Maurice Tézé/ Burt Bacharach/編曲:深町純)
4 鳥 L'OISEU
(E. Demarsan/ D. White/ C. Aubry/編曲:深町純)
5 ラ・メール LA MER
(C. Trenet A. Flasry /編曲:深町純)
6 ヌ・クペ・パ・レ・ローゼズ NE COUPEZ PAS LES ROSES
(V. Mascheroni/ G. Mendes/ M. Harper/ André Boulanger/編曲:深町純)
<B面>
1 ヨーヨー YO-YO
(Joe South/編曲:深町純)
2 普通の子供 UN ENFANT COMME LES AUTRES
(Jean-Loup Chauby/編曲:深町純)
3 廃墟の鳩
(作詞:山上路夫/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
4 小さな生命
(作詞:安井かずみ/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
5 ミドリ色の屋根
(作詞:さいとう大三/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
<ファースト・コンサート・プログラム>
第一部
映画「RENE A TOKYO」監修 市川崑
第二部
オーヴァ・チュア
翼を下さい
僕の国においで
鳥
La mer
雨にぬれても
雨上がりのデイト
ミドリ色の屋根
L'ete est la
YOYO
エメラルドの伝説
廃墟の鳩
美しい星
小さな生命
Ne coupez pas les roses
ミドリ色の屋根
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
シマ姉のグリーンライフ
シャコバサボテン(左)とゼラニウム(右)の花が綺麗に咲きました♡ シャコバサボテンは、昨日の来客に合わせ、花が不足していた職員玄関に飾りました。でも、来客が帰るとすぐに私の部署の窓辺に戻しました。職員玄関は寒いからでもありますが、もともとそこにあったものが、手入れが悪くて元気がなくなった上に、外に放置されて霜枯れかけていたのですから、そんな場所には置いておけません。「今日は一日お勤めご苦労様!」と花に話しかけたシマ姉でした(これって怪しい人?)。
そして、昨年初冬から今年の春までアマガエルが越冬していた寄せ植えの鉢(ゼラニウムが咲いている鉢)には、今年はカマキリ(右上)が紛れ込んでいました。
その鉢植えは、アマガエルが台風の時に非難するのを期待して室内に取り込まず犬走に置き、さらに冬眠の場所として戻ってくるのを待っていました。アマガエルは、パッションフルーツの棚まで戻って来ていたのを回収に失敗してしまったので、どこか別の場所で冬眠に入っているのでしょう。諦めて鉢植えを取り込んだら、カマキリが…。外は寒いのでそのまま様子を見ていたら、今週木曜日に寄せ植えで産卵(左:産卵中 右下:卵嚢)! 来春は子カマキリの孵化が見られます。母カマキリは外に出たそうなのですが、窓辺の日が当たっている場所を移動しながらまだ生きています。ウリハムシを近づけたら一度捕まえたのですが、臭い体液攻撃にあったのか、それ以降見向きもしません。越冬は無理でも、のんびり余生を送って欲しいと思っています。
今から39年前の1974年11月21日は、9月に行われたファースト・コンサート(4日大阪、14日、15日東京)のライヴ・アルバムが発売された日でした。
※:1ファースト・ライヴ・アルバム
※:2カナダにおいても初のライヴ・アルバム
(デビュー25周年記念CD集より)
この日本のファースト・ライヴ・アルバム(※1)は、そのままカナダでもジャケットに手を加えて発売されました。これはカナダにおいても初のライヴ・アルバム(※2)で、それ以降発売されたものは、変声後の”À la Place des Nations(Concorde CDL-102, LP) October 1977 ”と、ナタリーと一緒に行ったコンサートの”René et Nathalie en Concert (Disques No.1 1831-2, LP) September 1982 ”のみだと思います(ミュージカル「ジャンヌ・ラ・ピュセルjeanne la pucelle (ジャンヌ・ダルク)」はのCDは別)。
このアルバムを、ルネの全曲集CD「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」で楽しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。私はコンサートに行っていないどころか、コンサートが行われていた頃はまだ、ルネのことを知りませんでした。ですから、このアルバムを入手して初めて聴いた時の感動といったら…
まず深町純氏作曲によるオーバチュアの迫力に圧倒されました。とても印象的な曲のため、4歳下の弟から「曲が頭の中でリピートして困る★ ヘッドホンで聴いて!」と苦情が(笑)。また、氏のアレンジで、いつも聴いているルネの歌が新鮮に聞こえました。余談ですが、後に年友さんからいただいたスプリング・コンサートの録音テープを聴いた時、ファースト・コンサートとは演奏のアレンジや迫力、華やかさがまるで違うことにちょっと驚きました。それと同時に、力の入れ方が違うのかとも思いました。ルネの歌は変わりませんが、演奏に関しては、深町氏のアレンジの素晴らしさが分かった瞬間でした。
ライヴ・アルバムに収録されているルネの日本語と仏語での挨拶や、歌の合間に入っているルネの話は、何を言っているのかはよく分かりませんでしたが、ファンの声援などを聞いていると、コンサートに行った気分になれて幸せな時間を過ごせました。
現在このコンサートの映像は公開されていません。スプリング・コンサートの”Ave Maria”と”L'oiseau”はカナダで放映されたものをYouTubeでご覧頂くことができます。日本では1974年の年末に1時間か1時間半の特集番組で、夕方頃放映されました。母に「早く掃除しなさい!」と注意されながら、茶の間に掃除機をかけたり、神棚を掃除しつつその番組に見入っていました。中でも1番印象に残っているのは、”L'ete est la”を歌うルネ。ツイストしながら舞台を縦横無尽に歌い回り、手拍子を取りながら仏語で「もっと大きく!」と言って、”Oh pa pa pa la♪”と観客と一緒に歌っていました。この映像ではありませんが、スプリング・コンサートで握手したファンに舞台から引き摺り下ろされそうになり、コーラスだったチャーブスの長女まりこさんに引っ張り上げられる様子は、アメリカのTV番組で紹介された”million doller baby”でご覧いただけます。プログラムに歌詞も載っていたのに、ライヴ・アルバムには収録されなかったのは、日本のファンには馴染みのない曲だったからなのでしょうか? 一度聞けば忘れないフレーズを、ルネのデビュー25周年記念CD集の中で聴いた時は、初めてきちんと聴くのにも関わらず、すごく懐かしく、そして感激したことを覚えています。
※YouTube映像”Rene Simard - Million Dollar Baby Part 2”参照
http://www.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw&feature=share&list=FLX12E-efRQ7oPC3A-ki4poA&index=202
それからもう一つ、コーラスでソロデビュー前の山下達郎氏や大貫妙子氏が、シュガー・ベイブSugar Babeとして参加していたことは、山下氏ファンの間では有名な話です。コンサート会場のファンの声援で、コーラスの男性パートは聞き取ることが難しいのですが、メンバーの村松邦男さんが下記の回想録「あるバンドの物語」の中で、当時のルネとの打ち合わせやファーストコンサートの印象などについて書かれていますのでご覧下さい。
※「第三章38話」参照
http://www.net-sprout.com/bandstory/075.html
※「第三章39話」参照
http://www.net-sprout.com/bandstory/076.html
では最後に、ライヴ・アルバムの収録曲を紹介いたします。プログラムで掲載された曲順と違っているのは何故か分かりませんが、前出の回想録39話で、東京公演の際にテレビカメラが入ったとありますので、年末に放映されたコンサート映像は、9月14日(土)15日(日)のどちらかを録画したものなのでしょう。
▲ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」会報№2より
<A面>
1 オーヴァチュア
(作曲・編曲:深町純)
2 僕の国へおいで
(作詞:さいとう大三/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
3 雨にぬれても TOUTE LA PLUIE
(Hal David/ Maurice Tézé/ Burt Bacharach/編曲:深町純)
4 鳥 L'OISEU
(E. Demarsan/ D. White/ C. Aubry/編曲:深町純)
5 ラ・メール LA MER
(C. Trenet A. Flasry /編曲:深町純)
6 ヌ・クペ・パ・レ・ローゼズ NE COUPEZ PAS LES ROSES
(V. Mascheroni/ G. Mendes/ M. Harper/ André Boulanger/編曲:深町純)
<B面>
1 ヨーヨー YO-YO
(Joe South/編曲:深町純)
2 普通の子供 UN ENFANT COMME LES AUTRES
(Jean-Loup Chauby/編曲:深町純)
3 廃墟の鳩
(作詞:山上路夫/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
4 小さな生命
(作詞:安井かずみ/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
5 ミドリ色の屋根
(作詞:さいとう大三/作曲:村井邦彦/編曲:深町純)
<ファースト・コンサート・プログラム>
第一部
映画「RENE A TOKYO」監修 市川崑
第二部
オーヴァ・チュア
翼を下さい
僕の国においで
鳥
La mer
雨にぬれても
雨上がりのデイト
ミドリ色の屋根
L'ete est la
YOYO
エメラルドの伝説
廃墟の鳩
美しい星
小さな生命
Ne coupez pas les roses
ミドリ色の屋根
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
シマ姉のグリーンライフ
シャコバサボテン(左)とゼラニウム(右)の花が綺麗に咲きました♡ シャコバサボテンは、昨日の来客に合わせ、花が不足していた職員玄関に飾りました。でも、来客が帰るとすぐに私の部署の窓辺に戻しました。職員玄関は寒いからでもありますが、もともとそこにあったものが、手入れが悪くて元気がなくなった上に、外に放置されて霜枯れかけていたのですから、そんな場所には置いておけません。「今日は一日お勤めご苦労様!」と花に話しかけたシマ姉でした(これって怪しい人?)。
そして、昨年初冬から今年の春までアマガエルが越冬していた寄せ植えの鉢(ゼラニウムが咲いている鉢)には、今年はカマキリ(右上)が紛れ込んでいました。
その鉢植えは、アマガエルが台風の時に非難するのを期待して室内に取り込まず犬走に置き、さらに冬眠の場所として戻ってくるのを待っていました。アマガエルは、パッションフルーツの棚まで戻って来ていたのを回収に失敗してしまったので、どこか別の場所で冬眠に入っているのでしょう。諦めて鉢植えを取り込んだら、カマキリが…。外は寒いのでそのまま様子を見ていたら、今週木曜日に寄せ植えで産卵(左:産卵中 右下:卵嚢)! 来春は子カマキリの孵化が見られます。母カマキリは外に出たそうなのですが、窓辺の日が当たっている場所を移動しながらまだ生きています。ウリハムシを近づけたら一度捕まえたのですが、臭い体液攻撃にあったのか、それ以降見向きもしません。越冬は無理でも、のんびり余生を送って欲しいと思っています。