10月も既に半ば。残暑から一変12月のような寒い日も有り、秋の虫が鳴いて木の葉も色づき始め、やっと秋らしくなってきました。
まだまだ先のことかもしれませんが、来年の今日はルネが監督するミュージカル「La famille Addams アダムス・ファミリー」の公開前夜です。ルネはこれからオーディションをして配役の発表などを控え、ますます忙しくなることでしょう。
そしてルネは去る10月12日にでジャルダン・ドラモンドヴィユ芸術センターにおいて、Bernard Fortinベルナール・フォルタンが司会を務め、プリビレッジ会員限定で一般公開されたバラエティー番組「PLAN RAPPROCHE」に出演しました 「Tourne la page」を歌い、ユーモアたっぷりなルネをご覧くださいね(ルネ・ファン・グループ「Condor, c'est toi : pour René Simard」のメンバーNathalie Valliéresさん提供) Facebook
そして今回は、ヤフオクでゲットした「高一時代」1974年(昭和49年)9月号(8月上旬発売)掲載の記事紹介いたします。
ルネ記事が掲載された「中一時代」、「中二時代」、「中三時代」はヤフオクで揃えましたが、「高一時代」でも取り上げられていたのですね。
カナダからやってきた13歳の天使 ルネ
▲右上:「ミドリ色の屋根」を熱唱するルネ 下:フランク・シナトラよりカップを受けるルネ
第3回東京音楽祭で、世界各国から集まったなみいる強豪たちをおしのけて、グランプリに輝いた、カナダからやって来た”13歳の天使”ルネ・シマールくん。美しいボーイソプラノで、素直に歌う歌唱法、まさに天使の歌声といってもほめすぎではないだろう。音楽祭の受賞曲でもあり、日本でのデビュー曲でもある『ミドリ色の屋根』は、ヒットチャートの上位を独走中だ。東京での滞在20日ばかりで、すでに日本の新御三家と肩を並べるほどの人気を獲得してしまったねも少年。
ルネ・シマール、1961年2月28日、カナダのケベック市に生まれたフランス系カナダ人である。
お父さんが、木材労働場のコックをしているかたわら、教会のリーダーをつとめているという、音楽一家に生まれたルネは、7歳のとき、その聖歌隊員になった。
そして、彼が8歳になったとき、お父さんが病気で倒れ働けなくなり、ルネの一家は貧しさゆえに、せまい安アパートに引っ越さねばならなくなった。そんな家庭の事情を幼いながらルネは理解することができた。ルネはその時からお母さんのために故郷の街に自分の家を建ててやろうと誓った。そこで、ルネ少年は、さっそく行動に移った。兄のルジと二人で、学校が終えたあと、近所のレストランや、バーにもぐり込んで、歌をうたっては、テーブルをまわって、帽子にお金を入れてもらった。そのときルネの歌は、お酒に酔いしれているおとなたちの耳にもすばらしい感動を与えた。しかし、もちろん、それぐらいでは、鳥かごぐらいの家賃さえもかせげなかったが、自分の芸をみがくことができた。
そのルネが、プロとしてデビューできたのは、ケベックでの素人コンテストに優勝し、その上、テレビのタレント・スカウト番組に14回出場し再び優勝したのがきっかけだった。
10歳のとき『鳥』をうたってデビューし、そのデビュー曲が大ヒットとなり、以後、カナダ、フランスで大活躍。3年間で、たくさんのシングル・ヒットと7枚のLPを発売させた。そして、レコードのほかに、映画やテレビでもその才能を発揮し、日本での”郷ひろみ”的存在として幅広い多くのファンをつかんだ。いつも『笑いつづけなさい、歌いつづけなさい』という言葉を胸にくり返しくり返し思い出しながら歌い続けた。
そして、ついに念願だった、お母さんたちのために新しい家を故郷に買うことができた。
13歳、とってもいたずらっ子で、甘えっ子で、ワンパク坊主でもある。人の食べている食べ物の中に、チョットよそみをしているうちに食塩をドバッといれちゃったり、おもちゃの昆虫で女の子を驚かせたりと、彼のまわりはいつも笑いとざわめきでいっぱい。
現在、彼はカナダに帰っている。そして8月の20日すぎに、再び、日本のファンの前にやって来てくれる。すでに、その頃のテレビ・スケジュールはギッシリ。また、東京と大阪でのコンサートも予定されている。カナダ、フランスでもアイドルだけに、また一か月程しか日本にいないというけど、きっと美しいボーイ・ソプラノで、十分、わたしたちをたんのうさせてくれるだろう。
ルネ・シマールのファン・クラブは、
〒108 東京都港区芝浦3の20の4 株式会社TCJ内 メープル・メイツ
Facebookのルネ・ファン・グループ「Condor, c'est toi : pour René Simard」はお陰様でメンバーが600人を超えました(^^♪ 「毎日1記事投稿」の目標も達成継続中! 日本のファンが知らなかったカナダのルネ情報、ルネの画像や映像も寄せられ嬉しい限りです 次回はその中からいくつか紹介したいと思いますのでお楽しみに