12月に入り、いよいよクリスマス・ムードが盛り上がってきました。
クリスマスになるとかかる定番ソングはたくさんありますが、ロマンチックなラブソングあり、悲しい失恋の歌ありで、誰にでもそれぞれの想い出の曲があると思います。
キリスト教でクリスマスは、主イエス・キリストの生誕祭です。日本人のイベント感覚のクリスマスとは全く違い、大変神聖な日なのです。
そのため、讃美歌にせよ、ポップなクリスマス・ソングや童謡にせよ、クリスマス・アルバムは普通のアルバムよりも3~4割り増しの売り上げを記録するそうです。ですから、キリスト教の国の歌手は、必ずクリスマス・アルバムをリリースしています。
ルネがデビュー・アルバム”L'oiseau”の次に出したのも、クリスマス・アルバム”Ave Maria”でしたし、デビュー25周年記念にもクリスマス・ベストを出しています。bebo-musicographiesimardでは、ルネだけでなく、妹ナタリーのクリスマス・アルバムも聴くことができます。ルネの歌った曲の伴奏をそのまま使ったナタリーの歌もあるので、聴き比べてみるのも楽しいですよ!
http://www.bebo.com/Profile.jsp?MemberId=2591195085
さて、ルネの全曲日本語によるオリジナル・アルバム『君のすべてがほしい』の中に、クリスマスをテーマにした歌があります。
この当時、カナダでは家族や自然などをテーマにした歌を中心に歌っていたルネに、大人の恋の歌を歌わせた日本のスタッフの挑戦が感じられますが、ルネ・ファンの中には、手厳しい辛口な評価をする方もいて面白いです。
※Boys Choir World @ lapilazu
http://lapilazu.asablo.jp/blog/cat/boysinger/
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ここで紹介するのは『クリスマス・トゥリー』。恋人と別れたばかりの女性が、恋人と過ごした幸せだったクリスマスを忘れられずにいる、失恋の歌だと思っていましたが、momoさんは、陰りのある中年か初老の男性が昔を偲んでいるイメージで、ピングーパパさんは、幼い恋のイメージでとらえていたことを知って、人それぞれとらえ方が違うのだなと、しみじみ思いました。
ルネのファースト・コンサートに参加した山下達郎氏の『クリスマス・イヴ』にも通じるしっとりとした大人の歌を、当時14歳のルネが歌っています。
当時はあまりに大人っぽい歌だったので、感情移入ができませんでした。今聴くと、この様な想い出はないものの、ロマンチックな曲として味わうことができます。大人の女性歌手に歌わせても良い感じの曲ですね。
蛇足です。歌詞の中の「クリスマス・トゥリー♪」が「クリスマス・リー♪」としか聞こえないのですが、私だけではなくピングーパパさんも疑問に思っていました。仏語的な発音でそうなったのでもないので、単にルネがはっきり発音していないだけ?! そのまま収録してしまったということは、カナダで録音したので録り直しができなかったのかもしれませんね。
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クリスマス・トゥリー
山上路夫(作詞) 村井邦彦(作曲) 松任谷正隆(編曲)
窓の外は音も立てず 粉雪が降りつもる
屋根も道もただ白い きれいなクリスマス
だれか通り唄いながら 楽しげにゆくけれど
部屋の中で過ぎた日を 私はしのぶだけ
灯りをともす クリスマス・トゥリー
あの日のように 飾ってみたけど
愛し合った人はいない あの頃は帰らない
愛をなくしはじめての クリスマス・イヴよ
夢のように流れ去った 幸せな愛の日よ
カード書いてみたけれど あなたに出せないの
過ぎた時がきれいすぎて あの頃を忘られず
今も私生きている あなたの想い出に
灯りがゆれる クリスマス・トゥリー
小さな星も 可愛く光るけど
愛し合った人はいない あの頃は帰らない
愛をなくしはじめての クリスマス・イヴよ
クリスマス・トゥリーという曲、simazaki_runeさんとは違う聴き方してたんだなぁと興味深く思いました。私はどちらかというと中年から初老の男性をイメージして、聴いていたのです。落ち着いた雰囲気の中でしみじみと昔を偲んでいる陰りのある男性像です。ルネのあのボーイソプラノでもそんなイメージを持って聴いていたのですが・・・。人の感じ方ってさまざまですね^^
前のコメントでご返事しないといけないものもありましたが、落ち着いたらまた、書き込みさせていただきますね。^^
今日はクリスマスに反応して思わずコメントしました~♪
言い方は余りよくありませんが、山上氏の世界によくあるシチュエーションなのですよ。
確かに10代の少年に似つかわしい歌詞だとは思えません。歌詞をよく読むと「別れて次の年のクリスマス」ですから、単純に考えれば比較的若い男性が主人公に感じられますが、momoさんは高齢の男姓をイメージされたとのことなので、かなり落ち着いた感じの曲なのでしょう。
単なる想像ではありますが「ミドリ色の屋根」で一般に「可愛そうな少年」のイメージが強くなってしまったのを、このような曲や「君のすべてがほしい」で変えたいと思っていたのではないかと思います。
少し性急すぎる気もしますが、それだけルネの日本における将来も考えていたのではないでしょうか。
それでなければ、もっと「それらしい」曲を変声期前にどんどん歌わせたような気がします。
クリスマスも近いですね。この曲を聞いてみたくなりました。
歌詞から受けるイメージが、人それぞれ違うということに気づかせてくれてありがとうございました♪ 早速ブログ記事に書き加えさせていただきましたので、再度お読みいただければ幸いです。
それから、現在Yahoo!オークションに、日本で発売された4曲入りのクリスマス・アルバムが1000円で出品されています。私は持っていますが、いかがですか? そのレコードの歌詞カードから、仏語歌詞を紹介する予定です。ルネが日本語で歌っている「ホワイト・クリスマス」も紹介しますので、楽しみにしていてくださいね♪・・・・ということで、12月はクリスマス特集で頑張ります!
現在「クリスマス・トゥリー」は、bebo-musicographiesimardの方に出ているのですが聴けません。多分管理人のシャンタルさんも気づいていないのだと思います。聴けるようになったら、是非ルネの完全オリジナル日本語アルバム「君のすべてがほしい」をお聴きいただきたいです♪
それから、ルネは日本語以外でもクリスマス・ソングを歌っていて、世界を視野に入れた活動に入っていたことがうかがえます。せっかく日本語でレコーディングしたのに、日本で発売に至らなかったのでしょう? momoさんの言うとおり、季節物で勝算が見込めないと出せないというあたりがネックになったのでしょうか?
しかし、インターネットの普及により、そんな曲も聴くことができるのですから、便利な世の中になったものですね!
そして、ルネとナタリーの曲をアップしてくださっている、シャンタルさんに感謝、感謝です♪
bebo-musicographiesimardの件、よろしくお願いいたします。ダイアナさんをはじめ、ピングーパパさんたちも聴きたがっています。シャンタルさんによろしくお伝えください。
ルネが日本語で歌っている「ホワイト・クリスマス」の中で、『豊かなクリスマスの夢♪』という歌詞の『ゆたかな』が『ゆらかな』になってしまっていますので、TがR的な発音になり、さらに仏語のRの発音になって『ス』と一緒になることで『クリスマス・リー♪』に聞こえてしまうのではないかと推測しています。いかがでしょうか?
「いと楽しき夢」も「いく楽しき夢」といっているようですよ!ホワイトクリスマスの日本語訳は、いろいろあるようですが。。。
それから、さきほどシャンタルさんにbeboのルネの日本語のアルバムのことをお願いしておきました。(グループサイトのメッセージで)beboサイトには、もうあまり興味がないようなことを以前に言っていたのですが,もう一度アルバムが聴けるようにしてくれると嬉しいですね。私以外にもメッセージを残すときっとしてくれるのではないでしょうか。