きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

2017-10-13 19:30:54 | 脊髄内血管腫との邂逅
主治医より、経過説明を受けたのが昨日。一つのボールを投げ掛けられ、一晩考えて今日返事をすることに。

脊髄の状態はそのものかなり良くなってきた。内科的治療は徐々に終わるだろうと。但し、出血部が今後再発する可能性は捨てきれず、手術をすることも考える必要ありとのことだった。
この手術、結局のところ再発のリスクを下げる以外の何物でもなく、今より状態が良くなるという類のものではないらしい。また、手術そのものを行うことによる脊髄の損傷や機能低下のリスクもある。これまでの3週間で取り戻してきた機能を失うこともあるかもしれない。実際、スタートにまで戻る訳ではないが、スタート付近まで戻ってそこから、という感じになる。それどころか動きや感じ方が今より悪くなることもある。結局、するにしても現状維持か「マイナス」になるかというような手術。「今後」のことを考えての再発防止のみが目的。加えて「しなければならない」度が高くない(だから「どうしますか」なんだろう)。

この今後というスパンをどう考えるかが正直難しい。残り5年ぐらいなら、しないという選択肢も当然ある。しないことで必ず再発するということではないのだから、残り20年としてもしない考えもアリだと思う。別に完全に治したいとかそこまでの望みはない。さらに、さらに今の状態が続くということに対する、心理的な抑圧感。点滴の痛みとか不自由さが続くこと。これが案外しんどい。何より手術そのものが怖い。
一方で、再発リスクは少しでも低い方がいいというのは勿論ある。今度症状が出たらどうなるのか、そしていつ出るのかというのは分からない。まだ定年までは働かないといかんし。一週間後で再発では話にならんし。
もうすぐ齢50になるというこの時期に、これでもかと突きつけられている。
昔、高校生のとき自分のライフスパン考えたとき、50歳から先はなかった。あの頃は体が弱かったし、そんなに長い人生の見通しもなかったし。
案外、分かっていたのかなと思ったりする。
それでも、そんなに先のことは余り考えてはいないが、自分のことだけでもないしなと、それを考えたりする。

で先程。
返事はしました。
自分の間合いで考えることさえできれば、長々と迷ったりはしない。
ただ、不安はある凄く。
今日、点滴がようやく外れ、痛いことがなくなったが、また改めてのやり直しになるんやなと思いつつ、それでもつかの間の休憩をとるというつもりでいる。
負けじゃないです只のマイナスです。


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