きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

愛媛マラソンである理由

2011-01-30 18:53:35 | 真面目な練習
本番一週間前。
テスト発表なら部活禁止の特別態勢ですから、そろそろ調整という感じなんでしょうが、儂の方は特に変化はありません。もともとジョグばかりなのでいつも調整しているようなもんだからでしょうか。マラソン前といっても特別であるようで特別ではない。本当に。あまり気合いも入っていません。はい。
ただ、あまりゆっくり走っていられないということは感じています。儂自身の事情としてここ3年ほど出場する大会そのものが少なくなり、フルは毎年これ一本に絞ってエントリーしているので、自分の現状を確認する意味でも真剣に走る必要があると思っています。それは事実です。
もう一つは、周囲に対して毎日あほみたいに走っている儂のことを説明する場合、この地元の大会である愛媛マラソンの存在は結構有り難いものであり(すごく乱暴な言い方をすれば、ジョギングとは無縁の方に「何でそんなに毎日走ってるんですか?」ときかれたときに「愛媛マラソンを走るため」と答えれば一番納得されやすいということです)便利なので、会話のネタ的にもそこそこの記録で走りたいということがあります。ま、ぶっちゃけ、見栄です。

で、昨日は朝部活に行くムスメを送っていった後、仕事場で少しやりかけていた仕事を終えまだ時間があったので、二つの折り返し地点までのコース試走をしてみました。バイパスの試走は何回かしていますが、バイパスから入る折り返しまでの道は、去年も本番で走ったのみなので、初の試走です。
スーパー「F」まで車で行き、買い物をしてから、おもむろに準備してスタート。持ってきた古いミズノと新しいミズノを履き比べると、古いミズノが余りにもでかすぎるので、新しいのを下ろしました。去年、よくこれで走ったもんだ。しかも、儂にとっては「大記録」で。ちなみに、古いのも新しいのもウエーブスペーサーというやつで、古いのは26.5センチのワイド幅、新しいのは26.0センチのノーマル幅。どうしてこんなにサイズが違うのかというと、バーゲン品を買うからです。いかんね。
で、コースです。

バイパス沿いをずっと走った後、立岩川手前から側道に入り右折。高縄山方面を見ながら、第一折り返しに向かいます。

折り返しの一本手前の橋の向こうには、地元の高級ブランド饅頭である「Y饅頭」の工場が。

ここで一つめの折り返し。

当日はこの店の前にエイドが出るはずです。ここは、確かスティックパンが置いてあったはず。しっかり食べて次を目指します。

ちなみにこの店で、懐かしいフレーズ発見。儂の子どもの頃はよく目にしましたが、今あんまり見ませんね。

第二折り返しに向かう時は、少し坂になります。緩やかな上り坂を越えると遠くに海が見えます。

で左折して第二折り返し地点へ。道が見えなくなる辺りまで走らなければなりません。

近くにある大学のセミナーハウスや、大きな公園を両手に見ながらさらに抜け、しばらく行くとようやく到着。その後は元来た道を戻り、バイパスへ出ます。この時点で残り16キロか17キロぐらいあるのかなと。
この日の試走は、先ほどのスーパーまで戻り15キロで終了。時間がドンピシャだったので、そのままムスメを迎えに行き帰宅。帰宅後「御褒美」に、数日前に職場のUさんからいただいた熊本銘菓の「誉 陣太鼓」をいただきました。上品な甘さ、でした。感謝。

「奥地」への試走は初めてでしたが、のんびりジョグにもいいコースだなと思いました。昨年は、折り返し手前までやや緩やかなペースで刻んでいましたが、この辺で100円カッパを羽織って走っていたランナーがちょっと邪魔で、なかなか前に行けず苛つき(まあ、ちよっと、だけです)、結局第一折り返しの手前で一気にペースアップして抜き去り、そのまま何かしらあれよあれよという間に、ペースダウンすることもなくゴールに駆け込んでいました(後半は、自身のハーフの最高記録です)。結果としては最高のものになりましたが、その時も、第二折り返しへの往復と、その後のバイパスはただただ長いなあと感じていたことは覚えていますので、今年もこの辺りで我慢して距離を重ねていけるかがポイントになりそうです。
シューズの方は終了直前に、左の甲が痛くなったので、アンダーステッチに変更。ホールド感は少なくなったものの楽にはなりました。でも当日は何が起こるか分かりません。マラソンとはそういうものと分かってはいるのですが、年に一度の「試合」ということもあり、いろいろと神経質になっている自分が見えます。当日だけではなく、当日に向かって、いろいろ考えているんですね。知らんうちに。
自分を試すというより、自分がいろいろなものに試されている気はします。当日までに何が起こっても、慌てんようにしたいと思います。んー難し。

昨日ネクサス今日ストラクチャー、それより本番シューズが決まらない

2011-01-25 22:19:27 | 装備の話
という感じで、ニューヨーク2150を予定よりも長く履いた後は、ミズノのウエーブネクサスとナイキのストラクチャー、それから背広に着替える用事があるとき用の黒のニューヨーク2130をとっかえひっかえ履いています。

ネクサス、ストラクチャーが290グラム。ニューヨークは300グラム。この10グラムの差はどうなんかと思うのですが、軽くて足が前に出やすいのはナイキ。アシストしてくれるようないい感じ。

ネクサスは、重量自体は軽いのですが、感じとしてはクッションの質がやや重くて硬い感じ。でも分厚い靴底でないためか足は前に出やすい。走らされているのではなく自分で走っているという気になります。

久々にニューヨーク以外の靴を履くと改めて違うなあと思います。ニューヨークは靴底全体が硬くてしっかりしている感じです。どれも嫌いではないのですが。疲れているときはナイキの方がいいだろうし練習の時に安心できるのはニューヨークなんだろうし。ネクサスは、価格が少し安めだし、走っている感じとしては悪くないので、しばらく使ってみてどれぐらいで靴底が減るか確かめて評価という感じです。
かんぺいさんのアースマラソンでは、60足履きつぶしたそうですが、よくまあ60足で済んだなと。履いたシューズをテレビで見たら、足傷めそうなぐらい履きつぶしてましたね。

ちなみに、来月早々の愛媛マラソン、例年のごとく「勝負靴」が決まらない。昨年と同じミズノか、新しく買ったミズノかなんですが。試し履きする時間的なゆとり、気分的なゆとりがないこともあり、新しいミズノに踏み出せないでいます。昨年のミズノはここ2年連続でフルと駅伝専用で履いてますが、そろそろと思う反面まだまだと思ったりもします。靴底もびみょーに片減りしています。うーん。



冬はまだまだ 儂はばたばた

2011-01-24 12:41:25 | 徒然に2010-2013
結局のところ、先週の風邪「もどき(あくまでもどきと言い張る)」は昨日ぐらいで一旦終息、と思いきややはり夜の咳が止まらずに、終息宣言はお預け。現時点で元に戻るまでに約二週間ぐらいかかっており、こじらせたかなという感は否めません。走って治すなんて甘いですやはり。前回の投稿以降、体は結構元気なんですが、夜に咳き込んで眠れなくなることが続き、結構参りました。それでもジョグは止めない、というよりいつもと同じで通勤で軽く走っているだけではあるのですが、変わらずにやってます。

先週は所用で出かけたり、研究会の講師の先生をお招きしての接待もどきの飲み会があったりで、いつもに増してばたばたしてました。忙しかったので風邪が重症にならなかったという見方もできるのですが、体調崩すとやはりしんどいです。


四国山地はまだまだ寒そうです。積雪も例年になく多い気がします。


下手なコメントは不要なんですかね。気が付けば見入っていました。儂は結構こういうのが好きなんです。何となく勇気づけられるというか。


普段は飲み会すらあまりないのにこの年末から年始は結構度々お誘いやらお付き合いやらがありました。そしてこの日はいつもは行かないようなちょっとお高いところでの懇親会でした。地ビールをいただきました。


「ごっくん」といえば馬路村。「ごっくん」のスポドリです。値段は安くはない(あくまでスーパーで購入する場合です)のですが、この日はキロ5分のペース走12キロのご褒美で購入。結構飲みやすくてすぐになくなりました。
「ごっくん」がエイドに置いてあり飲み放題の「馬路村心臓破りフルマラソン」を思い出します。あのとき、30キロ過ぎてからはさすがに勧められても飲めませんでした。

昨日は、ムスメが部活で朝から出るというので「ついでに」送っていき、今日の午前は繰り替え休業日のムスコと二人何をするでもなく家でのんびり過ごしました。儂自身もムスコと同様代休でしたが夜から泊まり勤務ということもあり早めにジョグ兼ねて走りに行き、そのまま少し仕事をして泊まりに入ろうと思ったぐらいなのですが、昨日といい今日といい、少しだけ家族とのんびり同じ時間を過ごすことができ落ち着いた気分になりました。
ムスコが出かけたので、儂もそろそろ「出勤」しようかというところです。

抜けたか、下げ止まったか、びみょーな感じです

2011-01-16 19:01:16 | 徒然に2010-2013
 寒いです。四国も零度前後の気温で推移しているようです。

 三連休の最終日にコースの一部試走をした辺りで知らない間に疲労がたまり、風邪に捕まっていたらしく、翌日から次第に声が出にくくなり、水曜日にはほぼ完全に近いぐらいに声が出なくなってしまいました。泊まり勤務もあってちょっと体にキたのかもしれません。休日の翌日に体調を崩すなんざあ社会人としては恥ずかしい限りなんですが、実のところ、体の方はそうしんどいと感じるわけでもなく、相変わらず普通に二人分飯食って普通に通勤ランしてました。声が出ないので、電話ができず難儀しましたが(私は実は難聴なので、いつもは聴く方に神経使うのですが、今回は話す方でえらい疲れました)。
 で、声を出すのに余計なエネルギーを使うためか、だんだん「しんどいなあ」と感じ始めたのが金曜日。胃検診があり朝ご飯を抜いてのランは、体調不良を自覚させるに十分でした。下剤も結構体にきたみたいです・・・。
で土曜日。この日は急ぎの仕事で休日出勤途中のランで、12キロ超えた辺りでかなりしんどい感じがして疲労がピークにきたような感じになりました。ところがその後、少し楽になり、そして声が少し出るようになり、昔からよく病気の回復期に出てくる体の中から口腔を通して発散される独特な臭いも確認できました。「抜けた」のかなと思いました。加えて腹が張り、昨日収まっていた下痢がしばらく続きました。金曜日の下剤がまた効き始めたのか体の調子が変わったためなのかよく分かりません。
 しかし結局、夜は今ひとつ気持ちよく眠れず、夜明けにはとうとう咳も出るようになりました。なのに今日は、復路で追い風に乗ってラストの4キロを20分切り。風邪ひいているかもしれない割にとばしてしまい、汗も久々に流れるほどかいてしまいました。直後は楽だったのですが、あー咳でそう。喉がはしかい。ということで、体は動くし食欲もあるけど、やはり風邪であることを認めざるを得ない状況になってます。土曜日に「抜けた」と思ったんですが。
 風邪引いてもランしながら治すっていう言い方になるともろ民間療法ですか。ただまあ、風邪引いたという事実を認めると気持ちがやられそうなので、ちょっとだるーい感じがしている今日になっても風邪引いてないと言いきかせているという感じです。息苦しくて走れないわけではないので走ること自体はまあいいかと。体がもともと強い方ではないので動くだけましだとは思ってますし。ただまあまだビタミン剤多めにしか飲んでないのですが、痰の色がやばい色なので、抗生物質飲まないとだめなんかなと思いつつ、それでも病院には行ってません(忙しくて暇がないのは事実なんですが)。
 調子が悪いときほど、身体感覚というのは鋭敏になり、喉を感じ、肺の動きを感じます。調子が悪いときほど、余裕がないので、ちゃっちゃと仕事を片付けます。こういうときがたまにはあってもいいんでしょうが、やはり早く治したいもんです。気をつけましょう。


年末年始の続きと仕事始めと三連休と

2011-01-10 20:58:54 | 徒然に2010-2013
年末年始の六日間で一応100キロを超えたので、よく頑張って時間を作って走ったものだと思う。年末の掃除は12月に入ってから休みの日にちょこちょこやっているのと、正月でもあんた走りに行くんでしょっていうのが家族親戚に定着したので時間は取りやすくなったか。しかしまあ寒かった。

正月三日は、久々に走った山越えの道で二つ前の職場で一緒に仕事をしたT君に会う。愛媛マラソンの申し込みに間に合わず、宿毛花へんろマラソンにエントリーしたとのこと。一日ではないにしても、走る人が多い。愛媛マラソンのコースに近いと言えば近いが、コースそのものを走っているわけでもない。

で初海。
この日は、こんな看板も見た。ここも久々に通った道。でも前は気付かんかった。

なんか、こういうことを学生の時から考え続けていたりする。本当に。年の初めに出会うのは偶然か、意味ありか。

仕事始め。実家に帰ったというMさんからお土産をいただく。USJに行ったとかいうNさんからも。二人とも年末の雪による高速の規制やらで影響をもろに受けたらしい。価値あるお土産を仕事始めの日の昼食としていただく。

生石高原には昔ツーリングに行った記憶がある。雰囲気のいい場所だった。125ccのKDXでとことこ走ったっけ。「おいし」と読むということをこの日知った。

仕事始めの日以外は朝練継続。週末は、今年愛媛マラソンに参加する方儂の職場の方々と「頑張ろう会」と3月に行われる駅伝大会の「チーム結成式」で中華の店へ。この辺のもろもろは後日報告予定。その翌日は、犬のはかまいりで峠越え。寒い寒い。凍ってる凍ってる。山ん中日陰ばかりだし。

夜は県外に嫁いでいる妹夫婦の帰省に合わせて再度実家に行き、半年ぶりに飯を一緒に食う。甥っ子が大きくなり、ますますよくしゃべる。この年齢の子どもはいつの時代もピカチューなんかな。息子の時もそうだったはずだが。アンパンマンみたいに定番になりつつあるな。

三連休の最後は、職場の方々と愛媛マラソンのコース試走。12月の時と同じく一部24キロのみ。前回より参加者が多い。勝手に合流したり勝手に離脱したり、ペースもまちまちでOKということにしているので、スタートからバラバラになる。儂が言い出しっぺだとこうなる。あんまり世話焼きすぎるのもどうかと思うので、ベースはあくまで自主練ということにするのがよいと思っている。この日はやや早い6分半から7分前半で刻み続けて、いい感じでゴール。天気も良く景色がきれいだった。集合場所までもジョグで行ったので、この日だけでフルマラソン以上走った。

墓は全て海を見ている。素直に一等地だわここと思った。
大会に参加しないJさんも一緒に走る。10キロ以上走ったことないよといいながら24キロ完走。普段からちょこちょこ走っている人は基礎ができているんだろうな。
先日の飲み会で「中華が食べたい~」と宣い「頑張ろう会」のきっかけを作ってくださったTさんが、靴が合わなかったとかで踵を傷め、この日は欠席。大会までにはまだ間に合いますから大丈夫ですよと返信する。
帰り道駅で甘そうなモロゾフのケーキを買う。ご褒美である。ビールもいただきましたが・・・。

とりあえず、この数日で年明けに持ち越した仕事をやっつけ(いつの間にか新しい仕事に追われているにしても)、何とかいい感じでスタートできている。まあ、調子にのらんように頑張ります。
なんか、うちの子どもたちみたく、冬休みのたまった宿題を一気に片付けるかのような記録でした。お粗末様でした。

原点で自分の立ち位置を確認するということ、そしてどうするかということを考えたこと

2011-01-01 22:00:26 | 徒然に2010-2013
西日本、特に山陰では大荒れの天気だとか。えびすだいこくのスタート地点である美保ヶ関とかゴールの出雲とか、あるいは徳永進さんの著書によく出てくる浜坂などといった地名をよく目にした。
大晦日の夕方に家族で、儂の実家の方に行く。凍結はしていないものの、道中ずっと強い西風が吹いていて気温が低い。雪もちらちらしているし路肩は何より数日前に降った雪が解けていない。
寒いのは大の苦手だが、年が明けてすぐ家族とともに氏神さんに参ることにする。昨年、一昨年とにぎやかで有名な寺社に出向いたが、今年は何となく、実家の氏神さんになった。儂の親父が今年は「宮総代」という役らしく、年明け前から氏神さんで待機していた。小学校も一学年が一桁ぐらいになったと何年か前に聞いたほどの過疎の地区で、氏神さんも本当に人気がないところなのだが、それでもこの日だけは何名かとすれ違い、新年の挨拶を交わす。顔が分からなくてもとりあえず声を掛け、そして返す。それがこの地のスタンダード。「おっ、あっくんか」と儂のことを覚えていて下さる方もいてうれしくなる。
半端でなく寒いので家路を急いでいると、息子が立ち止まる。星に目を奪われているようである。雲の流れが速く、ところどころで星が見える。ここで見る星は相変わらず街にいるときより圧巻である。星というのは、こんなにいっぱいあるんだなと思う。写真を撮るが写らない。だから余計にしっかりと目に焼き付ける。家族で一緒に星を見ることができる。有難いと感じる。
翌朝、強い西風の中、走りに出る。山の方は凍結が心配なので、街の方に行く。高校の時に、階段上りをよくした「Oの森」のそばを通る。頂上は神社だが、そこそこ参拝の人がいるので遠くから見るだけにする。特にはっきりとした目的や意思もなかったが、とりあえず休まずに毎日練習には行っていたことを思い出す(中学高校と同じ部活をしたがずっと補欠だったにもかかわらず…)。

近辺では割と初詣でで有名なK寺、紅葉で有名なN寺の近くまで行きながらやはり止める。向かい風を受けながら、反対方向に行き、高校まで喘息の治療でお世話になった小さな病院の前を通る。正月や祭りなどによく発作を起こし、本来開いていないときに処置をしてもらって、大げさでなく何とか生き延びてきたと思う。医師の先生や看護師さんに本当に助けてもらった病院。今は駐在所になっていて、建物も面影もない。
向かい風は止まない。姿勢に気をつけながら足を止めずに進む。速くはならないがとりあえず止めずに進む。いつものように。