goo

国別対抗フィギュアスケート 2017 大会3日目


来月のシフトができてきました。
ゴールデンウィークという繁忙期を迎えるし、新人ちゃんも増えたし、、、覚悟はしていたけれども、早番の日が6日しかなひ。。。つらひ。。。。(朝型人間なので)


まあそれはさておき、先日の国別対抗3日目、現地観戦最終日の感想です。

1日目と最終日が北側、2日目が南側での観戦でした。

ペアフリー
1 Vanessa JAMES/Morgan CIPRES FRA 146.87 PB
2 Evgenia TARASOVA/Vladimir MOROZOV RUS 142.38
3 Cheng PENG/Yang JIN CHI 133.13
4 Kirsten MOORE-TOWERS/Michael MARINARO CAN 130.09 PB
5 Ashley CAIN/Timothy LEDUC USA 104.23
6 Sumire SUTO/Francis BOUDREAU-AUDET JPN 97.57


第一グループ
#1 須藤&ブードロ=オデ
ソロジャンプ、ふたつとも失敗してしまいましたが、リフトなどのポジションは綺麗でした。でもちょっとスピードが落ちてしまったのでもったいなかったかな。
このシェルブール大好きなのでクリーンな滑りで見納めしたかったなあ。さて、来季はいったいどんな感じでしょうか?楽しみです。

#2 ケイン&ルデュク
3ループが綺麗でした~。二人とも長身で美しいので映えますね。うっとりしてたらスロージャンプのフリップで、ランディングが両足のあと、わーぶつかる、と思ったら二人とも転倒。ケインをつぶさないようによけたルデュクが胸かおなかを打ったみたいで痛そうでした。あとでスクリーンのスロー再生見たら、ブレードが当たりそう(当たってた?)なくらい近くて、ヒヤッとしました。


#3 タラソワ&モロゾフ
ペアを楽しみにしていた観客にとって、おそらく彼らがぶっちぎり、若しくは彼らとペンジンの争いと予想していたでしょうが、前日のショートから「今回はダメな時のタラモロさんたち」で大ショックでした。
まさか第一グループで彼らを見るなんてー。
でもフリーは持ち直してきました。スロージャンプは素晴らしかったし、リフトも感動的な美しさ。これを見たかったんですよー。
まだ体調は本調子ではなさそうだし、スピードも一番いい時と比べると全然なので、五輪シーズンは膝を早く治して頑張ってほしいです。

第二グループ
#4 ムーア=タワーズ&マリナロ
マリナロの名前を聞くと、どうしても頭の中にペットショップボーイズのバリナロ~♪が流れてしまうのは疲れているせいなのか。
大きなミスはないのでPBは出ました。いろいろリフトで加点を得るために工夫しているんですが、ショートに比べるとスタミナの問題なのかどうかわかりませんが、スピードが落ちちゃうのと、スケートに伸びがないので、あっぷあっぷしているような印象になってしまうのがもったいないかな。組み換えしたのだし、これからに期待です!

#5 ペン&ジン
ダブルアクセルの転倒はありましたが、ほかのエレメンツがいいので無問題。
スロージャンプやツイスト、そしてリフトがいいですね~。
ちょっと彼らのピークは今季はシーズン前半だったので、五輪シーズン、いい具合にピークを持ってこれるように祈ってます。

#6 ジェームス&シプレ
ソロジャンプがおそろしく高くてひーってなる。
ショートも素晴らしかったけども、ほんとうに、リフトも二人のユニゾンもスムースでスピードもあって、感動しました。
泣いちゃいましたよ、マジで。

ヴァネッサはペア転向してヤニックと組んでた時から見てるけども、すごーーーーーーく洗練されて、美しいペアスケーターになりましたね。
というか見るたびにスタイルが女神さまでひー、ってなります。
もうね、マディソンとヴァネッサって、横から見ると、頭だけしか出てないっていうか、、、いやそりゃ胸もお尻もちゃんとあるんだけども、ほんと、頭しか出てないのよ、驚異的なスタイルでござる。。。
そしてモルガンがこれまたもう、鋼のような、、でもいい筋肉なのかな、あれだけ高く跳べるんだから。すごいなあ。
コーチチェンジやアメリカへの拠点移動、いろいろ大変だったと思うけど、今はいい方向へ回っていると見ていいよね。
(あ、でもリフトのカービングの美しさやスムースさは伊奈ちゃん&ジマーマンのほうがまだまだ上だと思うけど
Ina and Zimmerman 2002 Worlds Exhibition- American Trilogy

長野、エムウェーブでのエキシビ。この日は皇太子夫妻が来るのでいろいろ荷物チェックとかあったけど、今よりのんびりしてたな・笑
伊奈ちゃんとジョン、好きだったなあ。。。ほんとに、あの当時のスターズオンアイスやチャンピオンズオンアイス、アメリカ行っておけばよかった。。。惜しいことをした。)



どの選手だってみんな一生懸命練習しているけれども、チャンピオンになるのって、実力とタイミング、時の運とかあったり、、ショートの出遅れとかフリーで大崩れとかもあるし、怪我や体調とかもありますから、
必ずしもその時良かった人が優勝するとは限らないんですけども。

この日は一番素晴らしかった人が勝つ、そういう瞬間に立ち会うことができて幸せでした。しかもショートとフリー、二本そろえての優勝だもんね、嬉しいね。

女子フリー
1 Evgenia MEDVEDEVA RUS 160.46 PB
2 Mai MIHARA JPN 146.17 PB
3 Wakaba HIGUCHI JPN 145.30 PB
4 Gabrielle DALEMAN CAN 142.41 PB
5 Elena RADIONOVA RUS 137.08
6 Ashley WAGNER USA 133.26
7 Zijun LI CHI 128.30 PB
8 Xiangning LI CHI 115.61
9 Karen CHEN USA 108.62
10 Laurine LECAVELIER FRA 107.43
11 Alaine CHARTRAND CAN 107.15
12 Mae Berenice MEITE FRA 105.58


第一グループ
#1 メイテ
さすがにフリーは決めてくるなあと、攻める姿勢が素晴らしい。最後のほうルッツがシングルになってしまったのと、ジャンプの転倒があったのと、ステップは元気なかったのはスタミナ切れでしょうか?
フランス恒例のピラミッド?エッフェル塔?早く作りすぎてみんなプルプルしてた・笑。早く得点出してあげて―、ってなった。

#2 ルカヴァリエ
なんか、グリースだけどベタベタコテコテしていなくて、あくまでも、妖精のオリヴィアの雰囲気なのが、可憐でした。
フリーは頑張ってましたね。シェイキーなジャンプとかもあったけども、動きは良かったよん。
衣装の早変わりはもっと「ドヤ」って感じでやってもいいと思うんだけどなー。
あたしにとっての衣装早変わりは

#3 シャルトラン
いろいろ回転不足とかエッジエラーとかあっても根性でいろいろやってたような。あとのほうのルッツが着氷あぶないのにとにかく3トゥループつけるのも根性。
絶対あきらめないところがすごい。


#4 リー
ええと。もしかして今季初のノーミス?ではないでしょうか?良かったですよー。
後半もスタミナ切れなかったし、頑張ったよね。エッジエラーとかもなかったし。
あとはもっとリンクを大きく使えばいいんじゃないかな。


#5 チェン
うーむ。
すごい難しいプログラムなんだけどもね。これが決まるとほんとにすごいんだけども。
こなしきれていない、詰め込み過ぎだなあ。
でも全米はこれで勝ったんだから、やれないわけじゃないんだよね。シーズンの終わりだし、疲れちゃったのかな。
あとは、ちょっと前の世代の女子ジュニア系がことごとくエッジエラーとか回転不足取られていた時みたいな、トゥでおりてくるような感じがこの日は目立ったかな。ちゃんとエッジで氷をとらえてないというか。


#6 シャンニン
ちっちゃくてかわいくて軽くてジャンプをポンポン飛ぶ印象。あまりにも可憐すぎて、迫力が無いのは仕方ない、なにしろほんとにちーちゃいんだ、とにかく。
でもスピンがすごく良かった!
スピンスペシャリスト目指してほしい。

第二グループ
#7 ワグナー
このところ総合力でカバーという感じで一番すごかったときのアシュリーからすると、こんなもんじゃなかろう、、とは思うんですが、とにかくやってくださるのがアシュリーです。
いつも結果を出すのはえらい。
そりゃ、あのドヤって感じはもう見飽きた、って人もいると思う。
それもわかるんだ。
でもね、ほんとにまとめる力がすごい。今回はルッツがエラーだったと思うんですが、でも彼女ここ2,3シーズンすごくそういうところ気を付けてるし、まだまだやれるんだ、伸びるんだってのを見せてくれるところが好きです。

#8 新葉ちゃん
わかばちゃんのこれまでで一番いい滑りじゃないでしょうか?
すごくプログラムが、、、ちゃんと、「ここはこういうふうに表現して滑って踊って」というのが、完璧にできている!
素晴らしい!!!!!


#9 デールマン
なんだろうなあー、あれですよ、迫力あるジャンプとか、きびきびした感じとか、メダルとってキッラキラに輝いてる時だから、あれですな、あのー、世界美女大会とかで、水着審査みたいなの?ええと、レオタードに王様ローブみたいなの羽織ってるようなあれ、、、あんな感じのゴージャスさがにじみ出てますね。ゴージャスな美女がキビキビ体操やっているような、スカッとした感じでした。

#10 まいちゃん
日本女子は、、、強いなあ。
ほんとにすごいわ。。。。
プログラム的にはわかばちゃんのほうがドラマチックで好きなんですが、まいちゃんの素直なスケートって雰囲気も捨てがたい。ジャンプやステップのプログラムの配置も面白いし。


#11 ラジオノワ
うまく行かなかったジャンプがありますが、身のこなしとか踊りはほんとにうっとりしました。
ロシアも層が厚いから、誰が来るかなとドキドキでしたが、ラジオノワを生で観られて嬉しかったです。

#12 メドベージェワ
女子でこんな得点出るんですね。すごいなあ。無敵すぎる。
いやもうとにかくすごすぎて、すごいすごいで終わってしまうのがなんかもったいないかな、とも思う。
もちろんジャンプのあとのムーヴメントがつまんないなんて思わないし、むしろ音を完璧につかんでるんだけどもな。あれだよね、彼女の場合、真央ちゃんやキム・ヨナのように、自分の才能との闘いになるんだろうな。
一番のライバルは常に昨日の自分、みたいな。


総合結果
1 Team Japan 109
2 Team Russia 105
3 Team U.S.A. 97
4 Team Canada 87
5 Team China 80
6 Team France 62


まあ今回、世界チャンピオンや五輪トップレベルのペアやアイスダンサーが来ていないとはいえ。
まさか日本が優勝するとは思いませんでした。だってさ、カップル競技の層の薄さは悲しいかなこれ、現実なのよ。
それなのに勝ってしまったー。びっくり。でも嬉しい。何が嬉しいって、あの日本女子の頑張りです。そして二人ともエッジでがしっと氷をとらえてくれるところに惚れた。
このところ女子はいまいちピンと来なかったけども、この大会は女子フリーが一番いい試合でしたよ。




ROMANOVA I. & YAROSHENKO I. 1992-1993 LP

オマケ
アタシのスケート(アマチュア、試合)での初の衣装早変わりはこれでした。
大好きだったおしゃれ番長ロマノワ&ヤロシェンコ、NHK杯でのスパニッシュカプリス
やっぱり初めて見た時の衝撃は格別です。(それにあの当時、ああいうの試合でやる人いなかったから)
クリロワ&フョードロフが踊りまくったあとだったから、ちょっと気の毒な滑走順ではあったけど、スパニッシュカプリス冒頭での衣装チェンジの時、あの会場のみんなの「おおおお」てどよめき、忘れられないなあ。彼らの作品の中ではキャバレーと同じくらい好きです。
しかし見てください、このNHK杯のすきすきっぷり。とにかくスケート会場、満席とかなくてね。。(土日夜は埋まってたが)寒かったよね、あの頃~・笑

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする