ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

毒親、家族関係で悩んでいる人必読「上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください。&檜まな板の使い心地

2023-10-16 10:45:33 | きものの本&本

昨日の雨と打ってかわり、
本日は気持ちのいい
お天気です。

さて、
ほんの二日の旅ではありましたが、
やることが溜まっているような。
お天気がいいと、
片付けなどやりたいことが
結構出てきます。

飛騨で買った檜のまな板。
余計なものを買ったかと
少し後悔していたのですが、
使ってみると、
これが気持ちがいい。



ハスのきんぴらを作ってみました。
包丁が落ちるときの
しっかりと受け止めてくれる頼もしさ、
トントンとの音も気持ちがいい。

今まで使っていたのは
百均三百円くらいの竹のまな板ですが、
やはりこちらのほうが、
料理が美味しくできる気がします。
気がするだけなんですけどね。

行く前に読んでいたのですが、
面白くて、やめられなくなった一冊。

漫画家の田房永子さんが
上野千鶴子に、
「フェミニズムについてゼロから
聞いた」一冊。
まんまですね。
「生きづらさは私だけの問題では
なかった!」とあります。

中国ではベストセラーになったとか。
2020年刊行なのに、
早くも古典の雰囲気が~?

何が面白かったかというとですね。
これは
たとえば、
母親や父親との、
あるいは夫との
姑との関係に苦しめられた人が
なぜ、そんなに目にあうのか、
なぜこんなに生きづらいのか、
その背景をうまく説明しています。

漫画家の田房さんは、
毒親に苦しめられ、
「母がしんどい」なる
コミックエッセイを書いています。


関係ないけど、これは富山での看板。

なぜ、恋は終わるのか?
うまくいっていたはずの結婚生活は
なぜ壊れるのか~?

背景がわかったからと言って、
問題が解決するわけではありませんが、
少なくとも、
自分と親、家族との生きづらさを
自分ひとりの問題だととらえ、
苦しまなくても済む。

私自身、
両親との葛藤が嫌で、
故郷から飛び出してきたわけですが、
両親の育った時代背景、
その影響を受けた考えと、
私の育った時代と時代背景の違い、
それらが影を落としていたんだと
今更ながらクリアになりました。

鶏むね肉のハム。
きれいなピンク色で
塩麹に漬けただけで湯せん。
いつもはあれこれいじるけど、
今回はシンプルに美味しかった。

ハスのきんぴらとお味噌汁。

たとえば、
なぜ昭和初期の女性たちは
男の子ばかりをかわいがるのか、
なぜ、
父親が浮気しても、
別れないのか、
それを「子どものため」などと偽善的な
言葉を吐くのか。

私が子供二人を保育園に預けたとき、
「保育園に預けてまで働くなんて」などと
言われるのか。
なぜ家庭内暴力は起きるのか?

そして専業主婦の潜在的優秀さ~~。

「花嫁候補から戦力になった女性社員」
「私たちは山ほど洗脳されている」

いろんなことがわかりやすく
すっきりする一冊でした。

「ユーミンの罪」
酒井順子も面白かった。
この人、
対象を褒めるとみせて、
正体?を暴き出す、
逆に暴くと見せて、褒める。
その塩梅が絶妙にうまい、
あまりユーミンの歌を聞かなかったけど、
むしろ、
酒井氏の文章のリズムに惹かれる~~。
ユーミンのせいで、
人生変わった人もいる~~。

私たちは、
誰しも時代の洗礼を受けながら
生きているわけで、
それを少し意識するだけで、
いろんなことがわかるかも。
親への恨みを持って逝く前に
すっきりしてよかった。

もちろん、
モノを買うか
買わないかにも
大いなる影響はありますね。

最後までおつきあい
ありがとうございます。

応援ポチ
励みになります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明るいジジイと暗い少女「ジジイの台所」と「ガール・イン・ザ・ダーク」&豆乳

2023-09-07 10:50:23 | きものの本&本

朝晩だんだん涼しくなってきました。
それでも昼間は汗びっしょり。

バスパスポートで
娘の家の近くに行けることが
わかって嬉しい。

今回は娘の家には寄らないで。
近くにある図書館の予約本を取りに。
&豆乳。

わが家の近くの豆腐屋さんには
残念ながら豆乳は置いてない、
だから娘の家の近くに
行ったときには、
買って帰るようにしています。

200mlで120円。
食費にプラスするのを
忘れないように(笑)
本当に美味しい。

さて、
借りてきたのは、


「ジジイの台所」(沢野ひとし・集英社)

これがもう面白い!
役に立つ、
ほろりとさせられる、
つい笑ってしまう>

実用書なんでしょうが、
もう文章がうまい~~。
台所関係を
こんなに魅力的に書けるなんて。

79歳の著者
台所に立つ様子をあれこれ。
「ジジイにとって台所は
上昇志向の場であり、
瞑想にふける茶室である」

役に立つ健康法をひとつ、二つ
ご紹介します。

起きたら、洗面所まで
つま先立ちでいく。
つま先立ち、
いいですよね。

「ジジイになることは
たえず病魔に冒されることである。
時間もお金もかけない
健康法を身につけたい

あれこれあって、
ユニークな便秘解消法を。
カップに豆乳をいれ、
小さじ1のショウガのすりおろし、
弱火で5分、
そのあとが面白い、
それから
思い切り身体をそらせて、
後ろ向きで机の角で両手を支え、
お腹を突き出すようにして、
パピプペポを繰り返す~~。

友人たちのあいだでも
評価は高いそう。

豆乳あったので、
早速やってみました(笑)
もうお腹はきれいなのか、
豆乳が足りないのか、
パピプペポを噛んだせいか、
失敗に終わりました。


アスパラと余りの豚肉と厚揚げ、
じゃがいものサラダ。

ジジイの献立は定番を決める、
作り置きはしない、
調味料はいいものを、

好きな料理本も
土居善晴さんの「一汁一菜」
ウ~・ウエンさんと
趣味傾向は私と同じ~。

さて、
もう一冊借りたのは
「ガール・イン・ザ・ダーク」
高原英理のよる
「少女のためのゴシック文学館」
少女とはなんと
魅力的な響き&言葉でしょう。
ガールは軽い~、

ホラー、ゴシック小説はよく読んだ、
いっときハマった。
最初の掌編と小川洋子さんの
「美少女コンテスト」なる一編を
読んでみた。

ゆっくり読みたい。

年を重ねると
ジジイから少女まで
興味は広がる、
それは楽しみが増えるということ。

「ジジイの台所」は
もちろんババアにも、
美魔女にも役に立つ。

母親が53歳で乳がんで
なくなった話は、
自分と息子が重なった。

私も彼の母親と同じ年に
乳がんに。
命落とさずに済んだ~~。

というわけで、
本日は
明るいジジイと
暗闇の少女の話でした。
私、少女の頃は暗かった。
年を重ねるにつれ、
明暗グラデーション、
もう明るく、元気に過ごすが勝ち!

というわけで、
本日は
明るいジジイとババア、
暗い少女のお話でした。
最後まで
ありがとうございます。

応援ポチ
励みになります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人はいつまで若さと美にこだわるのか、ジェーン・スーの本三冊&映画「ある男」

2023-06-30 10:46:18 | きものの本&本

本日もやはり蒸し暑い。
ぬるま湯の中で動いているようで、
体力、消耗します。
とにかく水を飲む、
水を摂ると、
お腹がチャプチャプ。
腹筋が弱いせいかな?

アマゾンプライム、
本日が最終日。
過ぎると4千円取られるので、
観たい映画を何本か。

「ある男」
原作を読み、あまりに面白かったので、
映画館に行こうと思っていたので、
アマゾンで5百円出しました。
→拙ブログです

もちろん、
平野さんの原作のほうが深みというか、
考えさせられる。
映画には映画の良さがありますね。
登場人物は、みな適役。

ルネ・マグリットの象徴的な絵画が
ラスト、
これがよかった。

というか、この人たちをイメージしながら
読んだからかな。
「愛したはずの夫は全く別人でした。
いわゆる「なりすまし」。
これには宮部みゆきの傑作「火車」が
あります。
ミステリーとしては宮部さん、
純文学的思考を好む人は平野さん、
とは私の意見。

もう一つ

ジェーン・スーの著書3冊を読みました。

あさイチ出演で話題になったとのこと。
わが家はテレビ壊れたままなので、
見ていないのですが、
前から少し興味がありました。

「年齢=若さと美しさと勝ち組」に
こだわる~~?

美や若さを保つためにまっしぐら、
というわけではなく、
「面倒くさい」「大変だ」
でもやらねばと
いわゆる世間評価と
自分の本来の怠惰?との闘い、
その闘いぶりが、多くの女性
(バリキャリ女性)の共感を呼ぶ。


「丁寧な暮らしオブセッション」では
「丁寧な暮らし」なんてしたくない、
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
この時期、忙しい女性たちは
丁寧より時間が優先。
そこで出てくるのがタイパ。

「完璧」な料理にインテリア、
ああ遠い~~のは私も同じ。
丁寧ではないが、
掃除は運動、
料理は安く美味しいもの食べたい一心で。


仕事をせねばならない女性は、
「丁寧な暮らし」をしている時間は
あまりない==。
そして、
40代、50代、60代もかな?
女は「若さ=若く見られる」
一見美しく見られる、ことにこだわる?
エステにボトックスに高級化粧品?
お金がかかってしょうがないね。

美にも「勝ち組」と「負け組」が。
だからお金が欲しいのか?
お金のために美が欲しいのか?
卵と鶏の闘い。
ああ、しんどい。

1973年生まれ。
50歳。
今の50代は若い、
ついてに言うなら60代も若い、

70代くらいになると、
いわゆる「壁」
人によって違いが出てくる~?

でも、70代の人の顔を
細部までじっと見て、
「ああ、この人劣化している」という人は
あまりいない。
「劣化」以前を知らないから(笑)

女優さん相手なら別だけど。

自分で鏡を見たって、
目が霞んでいるので、
あまりはっきりと見えない。
それはまたサイワイ?

40代、50代は若さが失われていく頃で、
世間的な視線も変わってくる~?
そこにいない、
透明人間のような存在になっていく~~?
でもそれって、
ある意味楽です。
あとは、もう自分の好みのままに。
そう、「甲冑を着ていようが、
ジャージーだろうが、あまり気にされない。

私も、
こんな風に世間の評価と
「こうなりたい」との自分とのギャップに
悩んでいたなあ。
いわゆる、観客のいない一人芝居~、
周りはそれほど気にしていなかった。

私の場合、世間とは「子どもの目」
だった気がします。
そして70代、
楽ですよ、
怖くないですよ。
いろんなもの脱ぎ捨てるが勝ち!
「負け犬」「勝ち組」も
年を重ねるうちに、評価規準は
変わっていくからね。

美しさも若さも、
シンプルに
健康が作るってわかってくる。

健康は一番の節約&
美の元です。

というわけで、
身体に気を付けて、
まずは元気に、
最高の70代を迎えるためにも、
健康がいちばん!。

最後までお付き合い
ありがとうございます。

応援ポチ
励みになります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

認知症を救う唯一の方法?「家事か 地獄か」稲垣えみ子&浮気は怖い「ゴーンガール」

2023-06-20 10:54:35 | きものの本&本

東京の天気、
また下り坂。
温度差も激しくて、
この状態が続くのか~~?

このところネットを賑わしている、
あっちではなく、
こっちのほう、
ものすごく怖い映画を見ました。

「ゴーンガール」(2014年)
アマゾンプライムです。
夫が浮気して、
その復讐のために、
夫が自分を殺したことにして
死刑にさせるため
行方不明になるというストーリー。

実際に怖いシーンは一か所。
こういう怖いは映画は
見ないのですが、
夫のベン・アフレックスの演技に
見惚れているうちに、
つい最後まで見てしまいました。

妻のロザムンド・バイクの演技も
鬼気迫っています。
子どもの頃から親の言いなり、
脚光を浴びてきた女性、
親にコントロールされているうち、
人が自分の思い通りにならないと、
我慢できなくなってしまった~~?
「人をコントロール」する怖さ、
「人からコントロールされる怖さ」
愛や結婚、恋愛は、
この「コントロール」の
別名かもしれません。

自分の思い通りになってほしい、
思い通りにならないと怒りが。

さて、
稲垣えみ子さんの新作。

「家事か 地獄か」(マガジンハウス社)
サブに
「最後まですっくと生き抜く唯一の選択」
とあります。

そう、これからの世の中、
高齢化や認知症や、
長生きしてもたくさんの課題が
待ち受けています。
そのなかで、
もっとも怖いのはやはり認知症でしょう。

それを解決する方法をいくつか提案。
私も同じ結論です。
幾つか述べてみます。
① 人生を左右するのは金でも名誉でもなく
家事力
 大いに賛成。
家事スキルさえあれば、お金が少なくても
地位はなくても元気にやっていけます。

② ごちそうを諦めたら
すべてが手に入った。
はい、仰る通りです。
私は「あきらめた」のではなく、
「やめた」んですけどね。
お金は貯まる、
健康にはなる、
料理の大変さは減る、
なかでも私の場合、
健康になったのがイチバン。
なにしろ
体内年齢58歳になったから。


簡素な部屋。

余計なものは何もない。
 ③料理は一汁一菜。
この方干し野菜や発酵料理レシピ。

魚と味噌汁という食事を推奨。
その理由は、
彼女の母親が認知症になって、
家事ができないことを、
母親自身が嘆く、
でもこういう簡単な料理を
認知症になる前に
作り続けていたら、嘆かず、
そのまま続けられたのではないか、
著者。
この辺りのつながりは少しややこしい、かな。


料理に関しては、
私はまだそこまで行けない。
もう少しバラエティーが欲しいし、
おしゃれももう少し
愉しみたい。

料理は
献立を考える
段取りを考える
実行する
食べる、
と脳活にはとても効果的だとも
言います。

こんな簡単料理でもね。

青野菜と豚肉の塩にんにく炒め。
厚揚げのチーズ焼き。

江戸時代の長屋の暮らしが理想、
とか、
確かに頭ではわかるけど、
まだまだ実行できないこともあります。
それでも
この人を少し遠くに頂いて、
少しずつ、近づいていきたい~~?

この人がいたから、
私も、
私なりの「プチプラ節約生活」を
工夫できた。
私には心強い存在です。
この方、
元気で90歳くらいまで生きるんだろうな。
それを見届けたいけど、
1965年生まれだから
私より14歳も若いのでした。

というわけで、
生き方のお手本、
稲垣さまの著書でした。
男性もぜひ家事スキルを!
関連記事
最後までお付き合い
ありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱力&敵か味方か「考えの整頓」(佐藤雅彦)&食費プラス

2023-05-23 12:04:20 | きものの本&本

本日は雨で寒い。
それでも前のように低血圧状態に
ならないのは幸いです。
いいお天気のときのように
ぱっと目が覚める。

鶏レバーとほうれん草白和え&
さつまいものお味噌汁。

こんな身体にいいものを
食べているのだから、
元気なはずです。

このところ、
人に会うことが多く、
本日脱力デイ。
雨のことだし、
ゆっくりしよう。

少し前に読了。

「考えの整頓」(佐藤雅彦著2021年)

佐藤さんといえば、
「経済ってそういうことだったのか会議」で
経済の知識をやさしく、
「だんご三兄弟」の歌や
ピタゴラスイッチでおなじみの方です。
電通出身でよく知られたコピーもいっぱい。

本は、
「暮らしの手帖」の連載を集めた一冊です。
雑誌連載では
小難しそうで読まなかったのですが、
一冊になると、面白いコラムがいっぱい。
たとえば、
「敵か味方か」。
「~どんなに文明が発達しても
生存のためのプログラムには
野生を含んでいて、
立派に機能を果たしている」

誰かを見たとき、
言葉やしぐさなどなどから、
この人は「味方」「敵」と判断する。
それって、
「いけない」ことと思っていましたが、
自然にやっているかも。
かつての「嫌な雰囲気と似ている人」とか。
職場などだと、「判断保留」?
それが苦しいことも。
でも、それをわかってくれる味方がいれば。

「もう一人の佐藤雅彦」
「ゴルゴ13の防衛法」
「何もしない中田英寿のスルーパス」
などなど、
もう、繊細なセンサーを駆使した
文章には「あるある」と痺れる。

買いの一冊ですね。

東京都からいただいたお米を開封しました。
5キロが3袋。
いつまであるんだろう。




今月最後(予定)の買い物です。

ナッツ三種。
これはお買い得。
楽天で1230円だったかな。
850gもあり、
2、3か月くらいモツかな。
タンパク質、百gで17・7g
これをおやつ代わりに食します。

牛乳、卵が切れたのでスーパーに行ったら
案の定、ほかのものも買ってしまった。



1728円。
コーヒーや便利なヤマトイモなど。
まだ
卵、鶏むね肉、レバー&野菜があるので、
あと一週間は大丈夫な予定~~。
牛乳、ヨーグルトは買い足しかな。

1728円+1230円=2958円
これまでの合計
4470円+2958円=7428円

まだ十分に余裕があるなあ。

さて、
佐藤雅彦さんの本には、
お巡りさんの帽子の話から、
こんな一節があります。
「~私はその人なりの工夫が好きです。
人は一人ひとり違った暮らしをしており、
~どんなにモノが流通しても、
すべてを網羅できない。
そこに個々人の工夫の余地が生まれる。
そして、こう結びます。

「~その便利さはもとより、
それを考えること行なったりすることが、
暮らしを生き生きとさせる。
そこに向かっているとき、
その状態を前向きにとらえているのです」

いや、ほんと、
我田引水ながら、
節約生活始めて、
いろんな工夫を考えているとき、
ほんと、楽しい。
節約生活を前向きにとらえているので、
楽しいはずです

この人、私の「味方」です。
孫もピタゴラスイッチ、大好き。

そんなわけで、
本日ベッドとお風呂で脱力デイ。

最後までありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「成瀬は天下を取りにいく」&病気見舞い看病&食費プラスと冷蔵庫

2023-05-18 11:28:53 | きものの本&本

本日も朝から暑い、夏日、
これからまた梅雨入りで
じめじめしたり寒くなったりするんですね。

さて、
とても親しい方が病気になり、
お見舞い、看病に通う日が続いて、
ブログ更新できませんでした。
にも拘わらず、
応援ありがとうございます。

お見舞いには昼食を摂ってから行きます。
病院の食堂は美味しくない、
途中での外食は胃にもたれるので。

食費にプラスです。

魚(イワシ)がなかったので
奮発してエビを買いました。

エビと野菜の塩炒め&お味噌汁。

2163円+1427円=6587円3590円
計算間違えた、電卓使ったのに、
おかしいなと思いながら(汗)。


暑くなり、食材の傷みが早くなったので、
なるべく少なく買っています。
冷蔵庫も整ってきました。


お見舞いの行き帰りに、
元気になる本はないかと
駅の書店で買いました。

「成瀬は天下を取りにいく}(宮島未奈著・2022年3月刊)
消費税込みで1700円!

「女による女のためのR-18文学賞」
受賞作。
この賞は新潮社主催の
「少しHな作品」が多かったのですが、
このところ傾向が変わってきました。
この作品は、
中学生の成瀬という女子が、
西武大津店が閉店するにあたり、
中三の夏休みを西武に捧げると
いう話です。
私の時代も西武デパートは
文化の発信場所でした。

どう捧げるのかは読んでのお楽しみ、
というところですが、
成瀬の「空気を読まない」豪放磊落は
気持ちいいです。
多くの作家が推薦。
「甘酸っぱくもエモくもない、
こんな女子中学生物語を」
というシンプルな言葉に惹かれました。
「エモい」とはよくわかりませんが(汗)

200歳まで生きると豪語して、
毎朝のランニングと歯磨きを欠かさない。
そこだけは同じだわ(笑)
アッ、私はランニングではなく
ウオーキングだった。
クラスの誰かと誰かが
どうつながっていくのか、
その様子をじっと観察する、
成瀬とはまた別の語り部。
「線がつながる」
「これだけ多くの人がいる世界のなかで
線がつながるなんて奇跡みたいな確率だ」

ブログを始めてから、
本当にそう思います。
実生活ではとても会えない人と
繋がれる。

これまで読んだことのない作家の本を
読むときには、
最初祈るような気持ちで扉を開きます。
特に、その本を購入した場合は(笑)
途中でやめてしまうことも最近では増えて、
前はせっかくだから読まなきゃと
無理するところがありましたが、
もうそれはやめました。
人間関係しかり。

それは単純に
「相性」が合わないというだけ
深くは考えません。

「世界のはての少年」(創元推理文庫)
こちらは島に取り残された少年たちの
サバイバルもの。
実話だそうです。
「蠅の王」ほど過酷ではなく、
「15少年漂流記」ほど教科書的ではない。
子どもたちが、
物語や言葉によって、
生きる気力や元気、
逆にやる気を失っていく、
実話ですが、言葉によって、というところは
作者の意図ですね。
言葉の力は大きい。
「成瀬は~~」もそうですが、
私はいろんな意味で
「サバイバル」ものが好きみたいです(笑)

そんなわけで、
少女や少年たちに元気をもらって、
今日も元気にサバイバル。


というわけで、
本日も最後までお付き合い
ありがとうございます。

応援ポチ
励みになります。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
PVアクセスランキング にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい本と古い本・「深夜特急」と憧れの暮らし&向田邦子

2023-05-06 11:14:21 | きものの本&本

本日は朝から暑い。
外散歩から帰って、今年初めて
シャワーを浴びたシャワー記念日?
南風が強いです。

先日アップした万古焼のおひつ。
レンジ・オーブン、直火対応と便利、
便利だなと、
レンジ、オーブンと使って、
では直火でと使ったら~~。


裏が焦げた!

しまったという気持ち。
特にこれで使うことなかったのに。
裏もきれいなほうが気持ちいいです。

さて、
長い連休、
子ども一家はどちらも旅行。
私は家で旅体験。



「深夜特急」(沢木耕太郎・新潮文庫)
この本は、
著者が26歳のときに、
インドからロンドンまで乗り合いバスで行く
まさに貧乏旅行。
著者は1947年生まれだから
現在76歳。50年前の旅。

私は30歳頃、
外国に行くことが多く、
でもその旅は、ツアーだったり、
友達とだったりといたって「普通」
いつも物足りなさを感じていました。

この本を読んで衝撃を受け、
こんな旅がしたかったと憧れたものです。
若い女性(当時)が、
こんな旅ができるわけはなく、
だからこそ、折に触れて再読。
50年前の、
国の事情も、旅行事情も大きく
変わっているのに、
それに、
観光名所も観ない、
豪華なホテルもない、
食べるものといえば、
30円、40円の貧しい食事。
それなのになんて面白い。

著者の筆力はむろんのこと、
やはり、
毎日をひたすら「生き延びる」ための
工夫や人との接触の仕方に興味津々。
貧しい少年との、
丁々発止の値切りのやり取り。

このくらいのお金、
スムーズに渡せばいいのに、と思うけど、
そこには著者の彼らとの対等意識、
それを特に意識することない行動が
逆に持ち味、すごさです。

ひとつ間違えば踏み外す、つまり
死や投げやりな気分、
「お金なくても暮らせること」への慣れ、
というか、危険への慣れ。
それに「淫していく若者もいる」と著者。
その違いは何だろうと著者。
それは、結局人との出会い。

当然、いい人ばかりではない。
著者は、よく「カチンと」くる。
カチンとくると、すぐにその場を
離れ歩き出す。なるほど。

「豪華なホテルより自由な野良猫のほうが
ずっと幸せだろう」とも呟く。
私は野良猫は嫌ですが、
こういうギリギリの生活にどこか
憧れていたのでしょう。
そして、
今、それって叶ってない?と
思ってしまいました(笑)


安くても美味しいご飯、
お金のかからないファッション、
同じくDIY.
イヤな人(カチン!)も
いい人もいる(涙)毎日(笑)

人生は旅といいますが、
今の私はようやく若い頃に
「憧れた」?自分で工夫して
生き延びる毎日を送っているのかも。

こちらも折に触れて眺める。

若いときにはわからなかった人や人生の
機微というものが、少しはわかる。
それでもまだまだ。
その「まだまだ」が希望。

「しろがねの葉」(千草茜著)
今季直木賞受賞。
こちらは戦国末期の銀山で生きる少女。
途中です。こちらもギリギリな毎日。
次は春樹本かな。
関連記事
→沢木本。好きだなあ、この方。

そんなわけで、
連休はおうち過去旅?
お金なくても旅は楽しめるものですね。

最後までお付き合いありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の二冊目の本?かと思った(汗)&窓枠少しチェンジ&サバそぼろ

2023-04-06 11:51:53 | きものの本&本
本日は朝方は雨でしたが、
ときおり日差しも。
暖かい日です。

この雨は桜散らし~~。


少し前の公園では満開の桜とチューリップの競演。
つかの間の競演、だから美しい~~。


さて、書店に行ったときに見つけた本です。
帯やPOPを見て、
私の本かと思いました~~(笑)

まず年齢が同じ~~。


72歳、好きな服で心が弾むひとり暮らし」
(2023年3月刊)

この表紙はそうでもないのですが、

裏の帯~~
「今が一番好き」
「プチプラファッションで心を豊かに」
極め付けは、
「年金五万円で毎日を楽しむ秘訣」
カメラマンも私と同じ人。
うまいのよ、この人。


年金少なくても、
楽しむ人がどんどん出てきて、
嬉しいです。
この方ユーチューバーなんですね。
71歳でユーチューブデビューしたとのことです。
内容は、またじっくり拝見して
また紹介させていただきます。

シニアがSNSを
使っていろんなことができる時代に
なりました。
どんどん、
こういう方増えていくことでしょう。
億さず
なんでも挑戦いたしましょう。



玄関脇の窓枠を春夏仕様に変えたいと、
まずは向かって左端に鏡を付けてみました。
真ン中の枠は細いものに変えて、
写真ではよくわかりませんが、
ブルーグレーに塗りました。



向こう側の麦わら帽子が写っています。
お出かけのときには、
ここでもう一度身だしなみを整えて~~??

サバ缶はご飯と炊きこんだり、
そのままサバ豆腐にしたりと
困ったときのお助けレシピですが、
ひとりでは食べきれないことも
あります。
残ったサバを、サバそぼろにしました。
ショウガを胡麻油で炒って、
そこにサバを投入、
味醂醤油で甘辛く、
最後にいりごまを入れます。

ワインと。
これは美味しいです。
おつまみにも、ふりかけにも。
パンに挟んでも、サラダに混ぜてもグッド。
塩麹レバーに粉をまぶして焼き、
セロリの葉っぱでサラダ風に。
セロリのいい香りが~~。

そんなわけで、
春たけなわ~~、
いつのまにか4月。
おしゃれ心だけではなく、
DIY心もうずきます。
最後でお付き合い
ありがとうございます。

応援ポチ
励みになります。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の2640円ー「天路の旅人」と生活スキルとソロの自由

2023-02-16 12:06:25 | きものの本&本
本日はいいお天気だけど、
朝が寒かったですね。
昨日は、もう北風がすごかった。

さて、
お正月に、
子どもの言葉
「すごくいい感じ、
佇まいの美しいおじいさん」との感想に
刺激を受け、
大枚2640円を使い買いました、
沢木75歳。

「天路の旅人」(新潮社・2022年
571ページ、
戦前、満州にわたり、
モンゴルのラビ層に扮して、
密偵となり、チベット、ネパール、インドと
中国大陸の奥深くまで潜入、
8年近くの過酷な旅を続けた西川一三の旅を、沢木が再現していく~~。
寒い、ひもじい、危ない~~、
凍死寸前の旅~~、それを喜々として
続けていく西川。
物乞いをして、野宿をして~~、
自分がとてもできない行為をする人を
見るたびに、
「~~自分はまだまだだな」と反省~~。

そんな彼の旅を、
沢木に導かれながら、
ぬくぬくとした部屋の中でたどる~~。
しんどいです。
これ沢木が書いたんじゃなきゃ、
読めません~~。

本には、西川の写真どころか
一枚の風景写真もない。

で、こちら、



こちらが西川のモンゴル時代の写真。

沢木耕太郎は
「ソロ(一人)で生きていくのは自由」
と言い、そのためには、
「調理をして、裁縫をして、なんでも自分でやる」
これは西川の生き方に通じる。

生活スキルを持つと
自由に通じ、
怖いモノはなくなる



戦後、日本に帰り、化粧品の卸業者として
淡々と生きる。

「もっとも低い場所で生きれば、
失うことを恐れたり、階段や坂を
転げ落ちることもない」とは
書籍のなかの西川の言葉。

そんな生き方に憧れる沢木。
なんでも自分でできるのは
「制約を外していくこと」
そのために彼も熾烈な戦いをしてきたと。

延々と読んできて、ラスト
西川は死の前に娘に、ひとこと、
「「~~こんな男が生きていたことを、
覚えておいてくれよなあ」
享年89歳。
モンゴルからの帰国は30歳。

こちらは、高校生の沢木と父親。
父親も、
戦争から帰ってきたものの、
戦後の日本をうまく泳ぎきれなかった。
そんな一冊がこちら。

「無名」(新潮文庫)

戦後を、終わったとして次に進む人がいる
一方、そんな明るさになじめず、
「終わらせることができないまま抱えている
人がいる」
いつの時代にも、
その時代に適応できない人はいる。

沢木は、西川に、自分の父親を
重ねているのかもしれません。

西川は生涯を、
「中国での厳しい8年を懐かしく反芻しながら
残りの60年近い年月を過ごしたのでしょう。
あそこに戻りたい、
死と隣り合わせのなか、
確かに「生」があった、と~~。

そんな日の夕食、
豚肉とジャガイモと人参を和えて。
肉や野菜は茹でてあるので、
その日の気分でソースを変えるだけ。
こんな本読んだあとは、
贅沢過ぎてアップするのが気がひける~~?

関連記事
最後までありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来た、来た、ガス代ともう一つ嬉しいけど困ったもの&佇まいのきれいなおじいさんとは

2023-01-26 11:12:02 | きものの本&本

本日の東京はいいお天気、
外は寒いけど、
日の当たっている場所は
家のなかより暖かいくらいです。
一軒家寒いけど、
冬は寒いもんでしょ、と
まだ我慢できる。
それでも春が待ち遠しい。

なるべく外に出ないほうがいいと
いうけど、
東京は大丈夫なようです。
それでもお籠り、
嫌いではない~~。

またピザを作り~~、


枝元なほみさんの本で=、

「一番やさしい!米粉レシピ」

ここから~~、

かりん糖を作り、
砂糖少な目だけど、
油で揚げているので美味しい。
米粉と卵とオリーブオイル、牛乳を混ぜて
ごま油で揚げます。
砂糖はまぶさない。

さて、待ってました?。の、
ガス代が来ました。

やはり高い==。
6582円。
12月分は4300円台、
昨年の同じ月は4255円。
二千円くらい高くなっています。
許容範囲か~~??

もうしばらくするとやってくる
電気代が怖い~~。

さて、もう一つのお楽しみは~~、

「天路の旅人」(沢木耕太郎・新潮社・2022年10月刊)

息子がNHKのこの方の特集を見て、
「佇まいのきれいなおじいさんだなと
目を引いたので、続けて見たら
面白かった」と言っていたので、
そうか、
あの沢木耕太郎も「おじいさん」と
言われるようになったのかと感慨ひとしお。
それでも若い人に、
「佇まいのきれいな」と言われるのは
いい年の取りかたをしているからだと思う。

それはともかく、
そこで紹介されていた一冊がこちら。
「第二次世界大戦末期、
敵国である中国に密偵として侵入、
ラマ教の巡礼層に扮して~~」とあれば、
これはもう読むしかないでしょう。
私は、
満州時代とナチス関係書に興味があります。
その上、沢木も好き~~。

原稿用紙にして千枚、
値段も2400円と高い。
清水(きよみずから)、というより、
こういう本を買わないでどこにお金使うの?
ってことで。

何もできなくなるかもしれない~~。
用心しつつ==。
自家製ピザやかりん糖と
大好きな本があれば、
こんな贅沢はありません。
好きなものがあれば、
それだけで贅沢~~、

そんなわけで、
本日は
寒いけど、
心は?ぽかぽかな日になりそう。

関連記事

最後までありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ >


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする