書店を覗いたとき、
いまどきの若い人の考えはどんなモンなんだろうと、
これまでの自分では想像外、
と感じる本を何冊か買ってきます。
今回、面白かったのは、
「しょぼい企業で生きていく」
(イーストプレス刊・えらいてんちょう著)
多くの人が推薦。売れてるようです。
このネーミングは、
だれも「えらい」と言ってくれないので、
自分で付けたそうです。
ある大学を卒業したものの、
「朝起きて満員電車に乗って通勤する」
のが嫌で、
好きな人あまりいないと思うけど
「自分が食っていければいい」と
店舗を借りて、その店に住んで、
リサイクルショップを始めた。
その店で住めば家賃いらないしね、
そんな店がある程度当たって、
「妻と子どもと暮らせる」
ようになったという。
弱冠27歳。
サラリーマンになるのがいや、
でもこれまでの発想のような
起業家になるリスクも取りたくない、
という人は
資金ゼロからできる
「しょぼい起業」をやりましょう、というわけ。
そのノウハウ、考え方を紹介。
現在は成功して結構たくさんのお店を
もっているそうな。
でないとこんな本出せないしね。
起業家というと、
莫大な資金用意して、
リスクを承知で突き進み、
上場して莫大な利益を得る。
これが「成功した起業家」のイメージですが、
ここまでして成功しなくていいよね、
でもサラリーマンはシンドいなあ、
という方には
「こんなサバイバルの仕方もあるよ」と
提案する。
会社でのストレスでウツ病になる人も
多く、そんな人たちに
「そんなに頑張らなくてもいい」と。
じゃあ、会社でばりばり働いてウツになった人が
こういう行き方に転換できるかというと、
なかなかそうはいかないところが
難しいんだけど、
前にもアップしたけど、
こんな生き方もあるんだと知っておくことは
救いになるよね。
他にも新しい発想の本は次々と出ている。
「現実脱出論」(坂口恭平著)
鬱などで病んでいる人に
死んでほしくない、との思いがいっぱい。
本の中でも言及しているけど、
子どもの教育費に何千万かかるとか、
老後にはこんだけ必要だとか
(マッ、老後の話は本にはないけど)
そんな「脅し」に振り回されないためにも
自分の「思い込み」「こんな発想があるんだ」と
知っておくといいよね。
確かに世の中、
こうしないと生きていけない類の
考えかた多いよ。
年金ものすごく少ないけど、
使わなきゃ、生活自体には
そんなにお金かからないよね。
これからの時代、
いろんなことが加速度的に変わる。
私らの世代はまだ年金もらえてセーフかも
しれないけど(いろいろ問題はあるにしても)
これからの世代だって
考え方も生き方も柔軟にしておかないと
行きづまる、息づまるよね。
でも皆がみな、こういう起業、生き方を
実行できるかというと、
それに合わない人もいるしね。
どんなことなら楽しくて、
どんなことが辛いか、
まずは「ゆる~~い引き寄せ」で
自分を知ることからはじめましょう。
それでも、これから若い世代と
少しでも関わることになる
子供や孫として?
シニア世代だって、
そんな柔軟な考えを理解しないと、
トラブルになる~~。
我らが世代の自由人ボブ・ディランは
「一日中好きなことをしている。
それだけでその人は成功者だ」
と言っています。
こんな人が増えるといいなあ。
というわけで、
いつも応援ポチ
ありがとうございます。