ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

母のお宝刺繍入り白大島、仕立て直し

2013-03-31 09:06:18 | 家族

白大島はよそゆきと先日書きましたが、自分のなかでは、母の残した白大島のイメージが強かったからです。

 

先日着た大島の下にありました。

 

細かい00亀甲白大島、相良刺繍が前身頃から裾、袖にびっしりしてあります

P3301671siro2

P3301672siro1_2

     

 

 

 

 

 

 

 

 







母が亡くなってから箪笥の整理をしていたとき、見つけたものです。

 しかし、残念ながら、袖の目立つ部分に結構大きなシミ(汗?)、汚れがありました。

 うーん、どうしようと、そのまま箪笥の奥に。

 

きものに興味を持ち始めてから、近くの悉皆屋に相談してみました。

「いやあ、帯にするには惜しい」

 まあ、商売だからそういうのでしょうが、

 

「これだけ大きいと汚れは落ちないし、そこだけやっても色が変わります。上から色をかけるのはいかがでしょう」

 

「ということは、ほどくということですか」

 「ほどいて仕立て直すということですね」

ヤフオクで安いきものを買い漁っていた身としては、そんな出費は、当時考えられません。

 

それでも、「もったいない」の声に押されて、汚れと同じようなベージュをかけてもらうことにしました。

 

こちらのイメージとしては、金色に輝く大島、を思い描いていたのですが、「こんなになりました」と見せられたのは、「煮しめたような」色

「~~こんな雑巾みたいな色、着れません」とクレームを出したら、いともあっさりと「では色抜きしましょう」だって。

 

一部だけの試し染め?

 

汚れはどうなるんだろう、と疑問に思いながら、次に見せられたときには、「汚れ、落ちてます」だって。

 

色抜きしたときに落ちたようです。

色かけ分はサービスしてくれましたよ。

 

しかしです、何度も洗ったせいか、大島、前以上にしなやかな滑り(ぬめり)が出て、出費は痛かったけど、お宝きものになりました。

P1040786

森田空美の知的きもの入門」(小学館)に載っていた相良刺繍の大島です。

何十年前に仕立てたのかはわかりませんが、今でこそ、こういう大島見ますが、当時としては「邪道」、珍しかったのではないでしょうか。

 

 しかし、いまとなっては有難い

 

まっ、実際に着ると、刺繍はそれほど目立たないので、雑誌の大島ほど派手ではないんですけどね。逆に私にはない「品」というものが出るかもしれません。

 

濃い色かけてもらったほうがよかったかな。

1

これは、持っている帯のなかでもいいものと合わせて着たい。

 上等な装い、似合わないのですが、着付けもっと練習して着こなせるよう頑張りましょう。

 「白を制せば女は無敵」と言いたいところですが、

 もっと若ければよかったと、このきもの見るたび思います

 

最後までありがとうございました。

応援ありがとうございます。

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元気な白大島コーディで、友人と食事

2013-03-29 22:15:42 | きものコーディネイト

白大島というと、大島なのになぜかよそゆきっぽい気がしていました。

白は汚れやすいし、おとなしい色なのに目立つ、難しい色です。

ギリシャ人は楽しい夢を見るために白い服を着て眠りについたそうです。

自分も頭のなかも真っ白にすることが、楽しさを呼び寄せるのかもしれません。

ようやく白大島着ました。

憧れて持ってはいるものの、なかなか着こなせません。

白は目立つので、着付けがダメだと目も当てられません。

今でも、まあ、さほどうまくなったわけではないのですがーー。

憧れが強すぎたぶん、白はよそいき、という思い込みが強かったのかもしれません。

P1040776
合わせたのは、自分としては意外な選択、木綿の袋帯です。

木綿の帯は軽く着るときに付けていたのですが、

この写真に触発され、合わせてみました

P1040769

樋口可南子のきものまわり」(清野恵理子著・集英社)

きもの好きには欠かせない名著です。

樋口さんの帯が、とても可愛い

欲しいとは思っていましたが、まあ、高価そうです。

でも、白大島にこういう色合わせって新鮮じゃないと、今度は色の面からだけ見てみて、自分の箪笥の奥の、この帯に気づいたのです。

あまりに違いすぎるなんて言わないで、とは言いませんが、

高価なきものには高価な帯、なんて思い込みがどこかにありましたね。

P3281659siroiisima



胸周りにはシワが寄っていますが、「気軽で元気な白大島」になりました

写真が大きいとアラも目立ちますが、あえて~~。

写真に習って、茶色の帯揚げを合わせようかとも思いましたが、ちと地味なので鴇色をチョイス。最近こればかりですが

次は、練習して、もっといい帯合わせてみます。

これで友人と食事をしてきました

食事とおしゃべりに集中したため写真はなし~~。

「このところ体調悪くて~~」

「そう? 元気そうに見えるよ」

「ホント?ありがとう

白は、シワさえなければ(顔のではなくきものの、です。念のため)、レフ効果で、顔を明るく見せてくれます

「ーー坂口良子さん、亡くなったのね」

「57歳だって、若いわね」

このところ、勘三郎さんなど、同時代の方が続けてお亡くなりになっています。

「生きて、美味しいもの食べれて、きもの着られて、これ以上、何を望もうか」

話は、ここに落ち着きました。

ユウウツなときには、なんでもいい、動いてみるに限ります。

坂口良子さんのご冥福、心よりお祈りいたします。

最後までありがとうございました。

応援ありがとうございます。

元気パワー頂いております

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春のユウウツに効くきもの

2013-03-28 17:51:00 | きものと身体

花粉症の薬のせいか、寒暖差が激しいせいか、更年期のせいか、いや、サッカー負けたせいに違いありません、このところ調子が優れません。

こんなときは仕事はお預けにして、一日中読書、あるいは美味しいものを食べに行くのがこれまでの習わしでしたが、ここはきもので気持ちをアップさせることに。

ブログの更新も滞っていることですし~~

着なれていないきものに挑む手もありますが、似合わないと余計に気落ちするので、着なれたものをチョイス。

濃い紫に薄い線が入った紬です。

P3281640kouenn2

わざわざお花見に行かなくても、窓からはこんなきれいなーーまっ、ファンタジーモードで色は変えてありますがーーお花が見えます。

P3241576

花を横目に、ユウウツを忘れるべく、いつもより丁寧に、ゆっくり着てみることにします。

着てみて気づいたことがあります。

きものを着て一番気持ちがいいのは、帯を締めたときでも、着付けが終わったときでもありませんでした。

長襦袢の紐をキュッと締めたときです。

洋服にはない、この最初の締め付け感が「アッ、きもの着た」と、気持ちに喝!を入れてくれます。

帯もいろいろ考えましたが、ここはきものに馴染む唐草帯をチョイス。

無理やりですが、さくら見立て

せっかくなので、近くの公園に出かけてみました。

せっかくなので、写真も撮ってみました(笑)

P3281608

だんだん元気出てきました

P3281621kouenn1_5

ついでにほかのところでも

「~~自分好きねえ」という声がどこからか聞こえてきそうです。

「はい、落ち込んだときは、自分くらい自分を好きでいてあげない」と、ね

そんなことをしているうちに、だんだんテンションあがってきて、

「仕事、しようかな」という気持ちになってきました、よし!

もうすぐ誕生日だ、ユウウツの一番の原因はこれかも~~?

「(年増えると)景気がよくなってよろしい」という熊谷守一さまの心境には、もう少し時間がかかるようです。

落ち込んだときこそ、きもの、なのかもしれません

最後までありがとうございます。

応援ありがとうございます。

皆様の気のパワー、頂きたいです

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ヨルダン戦、観ながら刺繍したら~~

2013-03-27 09:48:13 | 手仕事 和裁

古い「七緒」の「木綿と仲良し」(2005年11月号・プレジデント社)で見つけた刺繍のページ。

簡単そうで、可愛いのでいつかやってみようと、ページにポストイット

P1040760

息子が子どもの頃サッカーをやっていたせいで、今でもサッカー観戦は欠かせません。

 昨夜のヨルダン戦。格下相手だし、これで引き分ければワールドカップ世界最速決定とあって、「これは観ねば」とテレビの前に。

 何もせずに二時間はもったいないだろう、と貧乏性が顔を出し「そうだ、刺繍をしよう!」と思い立ちました


P1040762「半襟に季節の気配を刺繍しよう」という中村ういさんのページです。

 「あめ玉」という刺繍は、好みの大きさの丸をアトランダムに刺していくだけ、という本当に簡単なもの。水玉好きにはそそるページです。

 

ヨルダン戦、観ながら刺したものの、ジャパン、何度もチャンスがありながら決定打がなく、なんと前半の終わりに点を取られてしまうていたらく

「おい、頑張れよ!」と激励しながらも、手元の針は止まらない。

 後半も一点取られ、ようやく一点を返したものの、アーアの展開になってしまいました。

 で、手元の刺繍はといえば、こんな感じ

P1040758  P1040763

糸はゆるすぎるし、第一水玉になっていません

サッカー勝っていたら、もっとうまくできていたかといえば、いえ、それはないでしょうね。

集中足らんぞ、オシムジャパン!、いえ、こちらも足りませんでした。

「お茶の無心」、「目の前のことに集中!」なんて言っていても、まだ貧乏性のほうがつよいみたい~~。

修行、足りません。いや、その前に肝心の技術が足りん!

P1040761

こうなる予定、でした

応援ありがとうございます。

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「八重の桜」と「JIN-仁」

2013-03-24 21:15:37 | きものの本&本

いまさらですが、漫画「JIN-仁」(村上もとか著・集英社)全10巻を再読しました。

P1040721


テレビで見ていたときには、大沢たかおさんや綾瀬はるかさんの恋愛ドラマ&医師としてのヒューマンドラマの面白さに圧倒されていたのですが、このたびの再読は、「八重の桜」の「幕末の攻防」に触発されたからです。

というより、「八重ー」を見ている娘は、わからないことがあるとメールしてきて、

「西郷隆盛は長州の味方じゃないの」

「あれはあとから」

「じゃあ、会津を裏切るわけ?」

自分で調べて、自分で、と言いたいのですが、この際勉強しようかなと思ったわけです。

「まあ、会津からみたらそういうことになるわけで~~」

「じゃあ、彼は悪い人?」

とまあ、小学生みたいことをいう。

まあ、そういうこちらも似たようなもので、官軍から見れば「いい人」も賊軍からみれば「悪い人」

西郷さん、大人物でありますが、それは後からの評価です。

歴史ドラマには後付評価が多いですから、幕末の混乱のなかでは、今日の味方は明日の敵。

「篤姫」も「龍馬」もそちら側の視点で描かれているので、「仁」確かニュートラルだったよな、と幕末のところを読み直したわけです。

News121121_02_01yaeno

「八重の桜」では、凛としているこの画像が一番好き

本日24日放送の「蛤御門の変」では、西郷さん、会津の味方して長州藩を撃退したわけですが、この先、いかにして「会津を追い詰めていく」のか、描き方に興味があります。

ドラマで、覚馬たち会津の武士は、京都の町人に「会津の鬼!」と罵られます。

会津が鬼というより、武士たち皆鬼!なのでしょうね。

それでも、彼らがいなかったら、日本の未来はどうなっていたか。

「立場は違えど、みな日本の将来を真剣に考えていたのだ」とは仁の言葉。

会津の白虎隊で亡くなった少年たちの写真が鶴ヶ城に掛けてありました。

何枚も、何枚も、写真の展示がずっと、ずっと続いていました。

16、17歳の若者、もっと若い子どものような顔もありました。

P1040743    P1040746












わが家のアルバムにあったこんな写真。

日本の勝利を信じていた「銃後の女性たち」。

「大日本国防婦人会」のタスキをかけて、どこか誇らしげです。「贅沢は素敵、もとい、敵だ」なんて言ってたんでしょうね。

何年後かには原爆を落とされてしまいます~~。

たまには、こんなブログも

応援ありがとうございます。

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ジュサブロー小紋で六義園ライトアップへ

2013-03-22 22:20:37 | きものでお出かけ

六義園の桜のライトアップが、きょうから始まったので行ってきました。

今年は、始まるなり満開です。

明日の土曜日はすごく混雑するだろう、日曜日は雨模様なので、今日ならまだ人は少ないかな、と思ったら、いえいえすごい人でした。

P3221528

P3221544   P3221537usoro









六義園は、五代将軍綱吉の覚えめでたかった譜代大名柳沢吉保が、綱吉に与えられた土地を七年の月日をかけて作りあげた庭園です。

P3221562rikugi_7

うーん、結構頑張って撮ったのですが、迫力ないですね

 

これでは公式ページの写真見た方がいいですよね

P3221557_2   P3221548kyouka

   














幻想的というか不気味な雰囲気を~~??

 本日のきものは.

幻想的な人形作家で知られる辻村ジュサブローさんプロデュースの小紋です。

彼独特の色彩感覚は、お手本にしたいものの一つです。

この小紋もモスグリーンの地に紫やら浅葱の縞が入っています

 お気に入りの一枚です。

 

夜桜の雰囲気を出そうと、千總小紋を仕立て直した帯を締めたかったのですがーー、

P1040739chisou_2 

小紋の紫に比べ、千總の紫の明度が高すぎるのか、

「私は昼間の桜が好きなのです!」と千總さま、反対しそうなので、

 水色の花織帯にしました。

花織といっても、本場もんではありませんが、やはりお気に入り



六義園の前にある「思い川茶房」

昭和の時代のスターたちの写真が壁一面に掛けてあります。

ときどき入りますが、本日はパスしました。

P3221573

P3221525yosakura1_2

結構どっしりとしていて、着にくいですが、着てしまうと気持ちいい

桜半襟はずっと付けぱなし。

鴇色帯揚げに、ピンクの帯締め、フリマで買った桜帯留(活躍してます

東京のお花見、明日がピークです。

応援ありがとうございます。

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紫苑色紬&絞り帯で雑司ヶ谷霊園

2013-03-21 09:34:46 | きものでお出かけ

お彼岸の中日。

雑司ヶ谷霊園にお参りにいきました。

知人と遠い親戚が眠っています。

決まった日ではなく、気の向いたときにお参りします。

守られている、と感じるときがあります。

だから、自分のためのお参り~~、きっと。

P3201458


都電荒川線の雑司が谷駅。

 

P3201467arakawa       

   P3201434_2

         

 













三の輪から早稲田のあいだを走る荒川線は楽しい電車です。

下の子がお腹にいたとき、臨月のお腹を抱え上の子の手を引いて、一日中この電車に乗って遊んでことがあります。

予定日を過ぎても生まれないので、「とにかく動きなさい」と言われ、山の手線は危ないのでこの路線散歩をしましたが、子どもは喜んでいました

この電車に乗るたびに、その時のことを思い出します。

あれからもう24年~~。

沈丁花

P3201440
   P3201459

P3201463
   

雑司ヶ谷霊園には、永井荷風、漱石、泉鏡花など著名な作家のお墓があります。みな、湯島や浅草などの下町を愛した作家たちですね。













P3201460_4

そのなかに、こんな標識を見付けました。

往年の大スター大川橋蔵。

テレビドラマ「銭形平次」を知っている世代です。あまり見たことはありませんが。

P3201453zousigaya1

P3201426ohigann3


幻想的で好きな色なのにまったく似合わない紫苑(薄紫)色の結城です。艶があり軽いのですが。

帯も迷った末に、紫と山吹の染め分け絞りの帯。

おとなし目です。お参りですから。

P3201494
    P1040715

桜はもうこんなに 

  子どものころに、摘んではおままごとして遊んだ小さな紫の花。好きです

春の浮かれ気分を少し抑える、花曇りの静かな一日でした。

応援ありがとうございます。

心強いです

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アンティークの本を再読してみる

2013-03-19 21:52:50 | きものの本&本


アンティークのきものの本は、実用というより、眺めて楽しむものでしした。

いまも、それは変わりはないのですが、先日の樹木希林さんの「別冊太陽」といっしょに、可愛いアンティークの本がありました。

気になって、開いてみました

P1040709
昔きもののレッスン十二か月」(平凡社)

これも「別冊太陽」(2003年発行)なんです。

希林さんのきものとは、また気分変わります。

「みんなちがって みんないい」(金子みすず)ですね

監修は、弓岡勝美先生。

アンティークのきものショップ「壱の蔵」をプロデュースしている方ですね。

改めて見てみると、大人(何歳から何歳までだ??)でも着れるのではないかと思うアンティークが結構あって、別の意味で参考になりました。

たとえば、緑系のきものなど帯をシックなものにするだけで、アンティークの雰囲気がでます。

「アンティークな雰囲気」とは、人によって抱くイメージはちがいますが、私にとっては「柔らかく、しっとりした懐かしさを感じさせる」といったところです。

P1040712_2 

かつては、中央のピンク系にしか目がいかなかったのですが、今回は左の若草色に黒の長羽織のほうに目が行きます。

これなら、無理なく?着れそうかな~~、とか。

実際に着るかどうかは不明ですが。

紫のきものに若草色の帯を合わせたり、と色合わせも楽しく、

参考になります。

P1040706

「おさんぽ着」(世界画報社・2006年刊)

「別冊家庭画報」とあります。「きものサロン」の若い人版なんですね。

このなかにも弓岡先生の講座「いまどきモダンのつくり方」がありました。

P1040707_2「色味のトーンは揃えて美し」とあります。

「洋風なデザインと和のものでも、トーンさえ合えば、いっしょに使えたりするものです」

熟練者の教えは、うなづけます。


P1040713
 

別の特集では、大島と結城を
新鮮にアレンジしていて、
大島開眼?したばかりの
身としては、タイムリー企画

きものの趣味は年齢やきもの歴によって変わっていきましたから、前に買った本の再読は意外に役に立ちます。

前にはスルーしていたページが、しっかり目に飛び込んできます。

 名作は読むたびに発見があるといいます。

 きものの本も、見るたびに新しい発見がある、そんな本が自分にとっての名作ですね。

もう一回棚の本見直してみると、お得な気分になれるかもしれませんよ

ランキングに参加しています。

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樹木希林さんのきものとがん告白

2013-03-17 22:27:22 | 健康・病気

 

樹木希林さんが日本アカデミー授賞式で、

全身がんの告白をなさいました。

乳がんで知人、友人を三人も

失っている身としては、

その経緯に他人事ではない思いを抱きました。

二人は友人、一人は仕事関係の知人です。

友の命日に想う

みな40代。一番多忙な年代です。

希林さんは、御年70歳。

10年前に乳がんが発覚して手術、

5年後に転移がみつかり、

現在では13か所にもあるということです。

P1040694

「別冊太陽 昔きものと遊ぶ」(平凡社)

私は、この本の希林さんのきものを

見たとき、衝撃を受けました。

2001年の発行とありますから、12年前。

希林さんが58歳くらいのときですね。

古本屋で購入しました。

雑誌掲載のきものといえば、

どんな雑誌でも着付けはきちんとしている、

がお決まりなのに、彼女は自分で着付け。

本人は対丈だし、

お嬢さんの也哉子さんの着付けは、

おはしょりはユルい。

敢えてむかし風に着ているの

かもしれませんが~。

お孫さんの黒いきものは、留袖を縫い直したもの。

その上、紹介しているきものはすべて、アンティークで安く(いや、ほんとに安い!)買ったものだそうです。

 

P1040695 也哉子さんとお孫さんのこの写真、大好き

振袖は「半端な黒い布とで片身替りにして、残りで帯作った」とか。

振袖にビニール傘、お孫さんの服装は、まるで昭和の幼児みたいです。




それでも絵になっているのは、

俳優一家のオーラでしょうか。

この斬新さにKOされました

 

 

希林さんは、映像でも私生活でも、とにかく存在感があり、演技でさえ演技とは思わせない自然さ。

私生活では、夫との派手な喧嘩や他人の情事を打ち上げパーティで暴いたり野放図な言動で知られてもいます。

「もう物はいらない」と贈り物もお土産も「お持ち帰りいただく」とか。

P1040698_5

この写真もいいですね。一番奥の写真を見て。

飛び上がっています

きものは、やはり着る人の性格を現しますね。

 

今回の告白でも

「がんはゆっくり死に向かえるから、

私にはいい」などと言い、

もう手術もしないとか。

「がんにならなかったら、

もっと野放図(違う言葉だったかな?)に生きたい」とも。

「もっと、ですか」と

凡人は突っ込みを入れたくなります。

希林さんの発言や死に向かう態度は、

がんに対する認識を変えるかもしれません。

それとも彼女だから、言える、

できることなのでしょうか。

見続けていきたいと思います。

皆さまも、お身体、お大事にしてください。

がんの早期発見ピンクリボン運動に参加しています。

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大島開眼? 熊谷守一美術館へ

2013-03-16 20:01:47 | 文芸・作家の世界を訪...

千鳥ヶ淵のサクラ、サイタそうです

近くの公園の桜は、まだつぼみです。

P1040658


明日には咲くのかな。

先日、「ストレスフリー」なんて書いたせいか、今週は怒涛のストレス週間。花粉症さえ尻尾を巻いて逃げた?

ストレスさまを侮ったせいか、「逃がすものか」と捕まってしまいました。

解き放つために、豊島区の熊谷守一美術館に行ってきまし

た。

ご自宅を改装したもので、小さいけれど、心地いい空間です。

P3161396 P3161392

 

 

 













入口&カフェ。

熊谷守一は、庭で一日中アリやメダカを眺めているような一風変わった画家、

「有名になりたいともお金が欲しいとも思わず、好きで絵を描いてきた」という人。

P1040678

96歳、美肌モードもなく、このイケメンぶり。

「年を取るのは、数が増えてにぎやかでよろしい」だって。素晴らしいお言葉です。

その絵も、名高い「蟻」や「猫」などの動物が多く、まあ、一日中庭で眺めていたのも、ひたすら動物が好きだから、とか。

P1040691
   P1040692

 

 

 




晩年にはこんな子どものような絵を。

P1040674morikazu1
  P3161400



















カフェで一休み


館内は展示室内以外は撮影OKになっています。

そこで、記念撮影。

本当は、この横で撮りたかったのだけれど~~。

若い頃の守一さま  イケメンです。

P3161398

 

美術界の「仙人」といわれるほど、俗界とは無縁の生活を送っていた守一さま。勲章も、「いらない」と拒否。

こんなストレスフリーの生活は、俗人には無理ですが、
(私がマネするとホームレスになりそう)彼の絵を眺めるだけで、ストレスは退散

 

 

でも、ストレスって、俗人には必要なんですって。

何が、どのようにストレスになっているか考える。それを腑分けして、不必要なものは捨てるーーこういう作業がパワーを生むとか。

着物のこと、忘れてました。

紺の大島&アンティークの桜帯です。

P3161370kumagai_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろは、大きな桜が。

P3161377sakura_4



紺地の大島、地味で、おばさんっぽくなるので(もう十分におばさんでしょう)敬遠していましたが、半襟や帯で少しは華やかさを出せるんだなと開眼

ピンクに桜の花がいっぱいの半襟。いくつかに金色刺繍しました。

これからはどんどん大島着ることにします。

それにしても、「ちょうどいい量のストレス」、どこかに売ってないものでしょうか。

いまちょっと多すぎるんですけど。

そのせいかどうかは不明ですが、花粉症も逃げたから、まっ、いいか。

あるといいな、心と身体にいいストレス!?

最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

早く解消するよう

励ましのポチをありがとうございます。

 

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