「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)がベストセラーになり、
アドラー心理学が脚光を浴びています。
アドラー心理学、ホント、役に立つ。
それでマンガでも読んでみました。
「マンガでわかる心療内科」(少年画報社)
いや、もう笑える、
アドラーの大きな特徴は
「トラウマなんて存在しない」
というものです。
幼いときに親にいじめられたから
きものを買う、という原因と結果が
あったとします。
しかし、
「親にいじめられても」
「きものを買わない」人は
いっぱいいる。
まあ、そうでしょう。
ここで、きものにすると逆にわかりにくいよね。
では、事例を「帯」に変えます。
違うでしょう。
たとえば幼い頃に虐待されて育ち
(例が深刻に変わりすぎ)
長じて、自分の子供を虐待したとき、
「自分も幼い頃に虐待された。
だから虐待の連鎖」と言い訳する人もいます。
しかし、アドラーでは「原因説」を否定。
「たとえ自分が虐待されていても、
だからこそ子どもは大切に育てる」と
言う人もいます。
確かに。
なるほどと思う一方、しかし虐待のトラウマから
「フラッシュバック」など起きる人もいるからね。
しかし、原因がわかったからといって、問題が
解決するわけではないのはホント。
それより、「それをする」真の目的を
考えろというわけ。
たとえば、「きもの買いすぎでしょう」と思ったとします。
それは「ストレスから」「いや、臨時収入あったから」
といくら理由を挙げても解決しない。
その目的は~~、
「部屋を着物でいっぱいにしたい」
「お金を全部着物に換金したい」
まさかね。
「きれいになりたい」
「年とってもおしゃれをしたい」
う~~ん、近づいてきたぞ。
着物買わなくてもできるぞ。
原因がわかれば、すっきりする。
買うにも罪悪感を抱かなくて済む。
あくまでそっち方向ですか。
まっ、これは一人で考えるとして、
お役立ち情報はこちら。
「人は誉めてはいけない」
そうなの?なぜ?
「人を誉めるのは、自分が相手より上から見ているから」
子どもに「勉強、よくやったね、次は
一番になるかも」と誉めるより、
はい、「アイ・メッセージ」
つまり、「あなたはエライわねえ」との
「ユー・メッセージ」ではなく
「私は嬉しい」と自分を主語にする。
「お母さんは嬉しい」とかね。
でもたまには誉めてね。
「嫌われる」に関しては巷でいくらでも
言われているので略すとして、
まあ、人の期待から何かをやってはいけない。
たとえ「好かれなくても」自分のやりたいことを
やろう、というもの。
略してないじゃん。ここ大切だから。
「人と自分を比べない」とか、
子どもの問題は子どもの問題と切り離す
「課題の分離」。
これは「嫌われる~~」を読んで早速実行。
以来、関係良好。
単純だよね、君。
自分の不完全を認め、ひたすら自分のやりたいことに
集中して、
「自分のなかのレベルを上げることだけを考える」とか、
なるほどねと思うこと多し。
啓発本って、読むとすぐ忘れるけど、これは
いくつか現実に使える。
アドラー心理学者岸見さんの
「老いた親を愛せますか?」をさりげなく置いておく。
子どもの目に触れるように。
これも本を買う有益な「目的」の一つ。
ただし、これまでフロイトの「原因説」が
刷り込みされているから、アドラー心理学を
本当に実践できるのは生きてきた半分の時間が
かかるそう。
半分といえば、90歳かあ。
いくつかでも実践できればいいの。
それに死ぬとき「幸福ですっきりする」ならOK。
アッ、その前にあっちに~~。
「好き、嫌いの法則と嫌われる勇気」
というわけで
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