本日は涼しいを通し越して少し寒い。
それでも午後からは
暑くなるとのこと。
ホント、すごい気候です。
さて、
ファッションに関する二冊の本を
読みました。
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「ドラマスタイリストというお仕事」(西ゆり子著)
「アウシュヴィッツのお針子」(ルーシー・アドリントン著)
ドラマスタイリストのほうは、
「セカンドバージン」
「時効警察」などのドラマの
スタイリングをしている方の、
業界の話。
ドラマの洋服は大切な要素、
俳優たちの洋服を決めるのは、
その人の個性を出すことだと
奮闘する~~。
登場人物をいかに洋服で
表現していくのかが興味深かった~~。
で、もう一冊は~~、
もう読みでがあります。
「アウシュヴィッツのお針子」
ナチスには、その制服に憧れて
入った人も多く、
ヒトラーたちもそれを巧みに利用、
演説と制服、つまり見た目を
重要視しました。
「金髪碧眼」もその一つ、
オリンピックの映画「オリンピア」も
そうですね。
美が理屈を超えていかに
人を熱狂させるかを知っていた。
本は、
ナチスの高官の妻たちが
自分たちの洋服を収容所のユダヤ人女性に
作らせていたという話。
彼女たちは、仕事に携わりながら、
助け合い、強い絆で対抗していった。
印象的なのは、
彼女たちが収容所に送られ裸になる
シーン。
写真や映画などで何度も
目にしていたのですが、
一枚一枚脱がされていく様子を詳細に描き、
衣服がいかに人の尊厳を守っていたかを
知らされます。
ナチス側の看守たちや高官の制服と
裸にされ陰毛まで剃られていく人たち~~。
衣服というものが人にとって、
いろんな意味で
どんなに大切なのかがわかります。
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こちらは前にアップした
「令嬢アンナの真実」ネットフリックス。
彼女は高級ブランドを着ることで、
ドイツの大富豪の令嬢になりすます。
周りの人たちも、
高級ブランドを身に着けている彼女を
疑いもなく受け入れる~~。
いやあ、
衣服、ファッションってすごい。
いきなり現実に戻りますが~~。
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いわしが8尾百円で出てた!
ごぼうと一緒に梅煮。
残りはオイルサーデンに。
そういえば、
「ハリスおばさん、パリに行く」という映画では
中年女性がパリの高級ブランドに
誂えにいく話でした。
ファッションはいつの世も、
人の心を動かす、すごいパワーがあります。
収容所では、毎朝髭を剃り
どんな襤褸でも身なりを整える人たちの
生存率が高かったとのことです。
どんな環境でもきちんと身なりを整える。
そんな習慣は、
自分を守り、大切にすることとイコール
なのでしょうね。
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高級ブランドには縁もなく、
プチプラではありますが、
それでも少し自分に気を使う。
それだけで、
毎日元気に過ごすことができるように
思います。
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薔薇刺繍の帯
時には、着物でリッチ気分。
というわけで
身に着けるものは自分にも
周りにも影響を与える。
最後までお付き合い
ありがとうございます。
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