明日館の続きです。
えーと、結婚式までだったかな?
いえいえ、
F.R・ライトの事など。
この人、建築家としても有名だけど、
済みません、ちょっとゴシップを。
こんな話聞きたくなわという方は
スルーしてね。
すごい話だから。
40代で不倫して文春にすっぱ抜かれ、
しかし妻は離婚に応じないままに、
愛人と駆け落ち。
モテる男の40代、50代はアブナイわね。
その愛人とのスイートホームを作ったものの、
使用人に放火された上、愛人と二人の子ども、
弟子7人を惨殺された~~。
動機は不明、
犯人は牢屋で餓死したそうです。
失意というか、絶望の最中に依頼がきたのが
帝国ホテルの設計というわけ。
帝国ホテルの車寄せ。
車引きの方の服装が~~。
今の帝国ホテル。
情緒ないよ~~。
明日館には、
ロイドのミニミュージアムもあります。
ロイドさまと記念撮影。
「君、苦しゅうない、もっと近こうに」?
「はい」
ということで、
ロイドさま、よそ見しないでね。
ロイド建築といえば、
翼を広げたような屋根。
天井も高く、
食堂の電灯も、
最初は設計になかったそうですが、
急きょ変更、灯りを。
細かいところに「なるほど」な
アイデアがいっぱいです。
たとえば階段をあがって食堂に入る入口の上。
上に大きな箱みたいなものがありますが、
これはわざと圧迫感を作って、
狭いところから出たときに、
より広い空間を意識させるようにしたとか。
茶室の「にじり」を連想させます。
生徒を家族と見なし、
家族=一緒に食事=温かい=暖炉。
これは設立者羽仁もと子さんの考えかな。
ということで暖炉も。
これは今も実際に使われるとのこと。
はい、お邪魔虫です。
至る所に撮影スポットあり。
撮影自由よ。
最後にホールにある壁画。
なんの絵かわかりますか。
モーゼの「十戒」です。
ほら、海が開くところよ。
自由学園はキリスト教精神に基づいた学校ですが、
戦時中「自由」という名が当局に
目をつけられて、その上同盟国である
ドイツのユダヤ人迫害の関係から、
戦時中塗りこめられたそうです。
修復のときに、発見されました。
いや、もうホント、落ち着く空間で、
一日居ても飽きないわ。
入口。
中から外を~~。
帯は絽綴れ。
帯締めがだんだん下がってきたわ。
さようなら、明日館。
また明日~~。
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