暑い秋、暦の上ではきものは袷ではあるけれど、
夏キモノでもいいくらいの気候。
迷わず単衣、ではありますが、
敬愛する著名ブロガー00ビーレさんの記事を覗いていたら、
「着物警察」なる言葉が。
着物警察って何?
そう、例の「きものはこうが正しい、
これは正しくない~~」と
公言してはばからない人達のことだそうです。
この季節に単衣を着る。
ピー、それは着物違反、チケット切ります!
帯締めの位置が低い! 高い!
ピー、きもの違反です、逮捕します!?
「逮捕する」のは「君の瞳」だけにしてね。
ふ、古い!
ある着付け教室にあるルールを正しいと信じ、
それをほかの着付けにも押し付ける人たち
のことだそうです。
高い授業料に、膨大な時間をかけて
習得した知識ですから、
それを「絶対」だと思いたい気持ちは
よ~~く、わかります。
そして、それぞれの着付け教室の人たちが
「こっちが正しい」ピー!
「いや、こっちが正しい」ピー!
って笛を吹きあう。
私のように、独学でほとんどお金をかけずに
着物を着ると、ほつれや穴がいっぱい
あるんですね。
きもの初期の頃。
きっと笛が鳴りっぱなしだったでしょうね。
ピー!襦袢の襟が出てる。
ピー!
おはしょりがめちゃめちゃ。
ピー!
帯揚げ、ちゃんと入れて。
大手の着付け教室だったら、落第。
きもの着るのやめてたかも。
よかったと思うのはそんなとき。
自分のペースで楽しくやれたから。
「警察」につかまってまで着たくないもんね。
しかしですね。ことはこれで終わらない。
実は、私のなかにもいる「着物警察」
自分好みではない着物を見て、
「あっ、もっとこうすればいいのに、
ああすればいいのに」と思ってしまう。
エラそうに。すみません。
笛は鳴らさないけどね。
洋服だとスルーなのにね。
着物には、そう思わせてしまう魔物?
が潜んでいる。
まずは、自分のなかの「着物警察」
「都市伝説」を
遠ざけることから始めます。
思い出すのは、鴨志田直樹さんの
「自由に行こう、男着物」より
都市伝説もいろいろあるよね。
自由な着物を提唱なさる
鴨志田さんをはじめとする
「自由のきもの」のお話が
聞けます。
もういっぱいかもしれないけど。→まだ大丈夫だそうです。
男着物も女着物も、楽しく行きたいものです。
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