ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「国芳・国貞展」&芝生で遊ぶ

2016-05-18 08:54:35 | アート・美術展

 

東京は一昨夜(だったよね)地震が~~。

揺れたとき、いよいよ来たか、との思いが。

本棚(家より?)大丈夫かな、

との心配が頭をよぎりました。

今後も安心はできません。

防災意識、この際高めておきましょう。

ペットボトル買い足しておきます。

わが家のささやかな防災対策」

 

本日から日本ブログ村「シニア」に登録します

 

俺たちの国芳 わたしの国貞」展を開催中の

BUNKAMURAザ・ンミュージアムは

ご存じのように渋谷にあります。

 

この街、ワタシは大の苦手。

土曜日の午後、すごい雑踏。

ミュージアムに向かいながら、

「平均年齢がワタクシより40歳以上は若いであろう」

人々の合間を縫いながら、

つくづく年齢を感じた次第。

 

 

半襟は藤の花刺繍。

 

といっても、別に「イヤだ」とか

「悲しい」とかではなく、

こんな60代を迎えるとは

思いもよらなかったわ」という

安堵感。

若い頃には「60代」なんて

もっと老けている、

というか想像の外、生きているとか

考えもしなかったわけです。

 

 

 

「国芳・国貞」展、とても混んでいたけど、

逆にゆっくり拝見できました。

なかなか進まないので、目の前の絵を

じっくり観るわけです。

最後のほうになると、空いていて、

これは観る人が疲れたせいで、

早くに進んだせいかも。

国定の美人画については、

これはもう江戸時代の「ファッション雑誌」

私たちが「美しいキ〇ノ」を、うっとりと眺めるように、

美人画を眺めていたのね。

違うのは、モデルの女性たちが

動いている、生きている、生活しているってこと。

骸骨やら猫やらの絵の構図も素晴らしい。

雑誌などでも、もう一度じっくり拝見してみましょうか。

 

 

 この展覧会、いつもの三人お出かけのはずだったの

ですが、行き違いがあってお二人は

明治神宮に行ったみたい。

uzumakiさんのブログ

 

で、一人きものになってしまい、

帰りに息子がゴルフのうっちぱなしをしているというので、

食事でもおごってもらおうと連絡。

息子、ようやく仕事に余裕ができてゴルフ始めたのよ。

 

ゴルフ場のそばの芝生を歩きながら、息子が

一年中、五月だったらいいね」。

そのくらい気持ちのいい夕暮れで~~。

 

 

バナー貼りますが、マイペースでやります。

気が向いたら励まし、

覗いてやってくださいませ。

 

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「キモノガール」くるりの背景が素敵

2015-10-12 08:35:58 | アート・美術展

 

「kimonogirl・キモノガール」(くるりKG編集部・二見書房)

という、ちょっと懐かしい感じのする

写真集を古書店で見つけました。

 

2004年だから、今から10年前。

 

くるりさんのお店にやってくる、

普通のきもの乙女たちを撮ったものです。

くるりさんも、今ほど洗練されていなくて、そこが逆に

とても親しみやすい本になっています。

 

 

ブログをアップするようになり、

雑誌などの写真の背景が気になるようになりました。

きものの写真というと、

庭園など、日本的な背景が多いのですが、

写真集では、くるりさんのある青山近辺の街が背景。

そのミスマッチ感が、

現代的な雰囲気を出していて素敵です。

 

これはバイクを前にして撮ったもの。

 

 

ここは、どこでしょう。工事現場でしょうか。

 

「あっ、こういうバック、面白いよね。

こういう場所を背景に撮って~~」

と娘にお願いすると、

しばらく眺めて~~、

「~~じゃあ、ゴミ捨て場がいいね~~」だって。

ということで、

 

 

あっ、ゴミ捨て場ではありませんが(笑)、

できるだけ殺風景な場所ということで。

 

銀座に行ったときも、そんな場所で~~。

駐車場&カラオケの看板と。

 

この国は、誰かの仕事でできている。

銀座は現在、工事中の場所がいっぱい。

Rさんにも協力を?お願いしました

 

 

これはくるりさんから。

いつかはこんな場所でも~~?

屋上だよね。

 

この写真集、今に生きるキモノガールを

ブログと同じように生き生きと捉えていて、

きもののある風景はどんな場所にもマッチする

と思わせてくれる一冊でした。

10年前の本とは思えない。

古さを感じさせない。

やはりきものは永久不滅ですね。

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久留米絣と女の底力

2015-05-30 08:47:21 | アート・美術展

 

ときどき見るNHKの「イッピン」。

日本の優れた手仕事を紹介する番組です。

たまたま見たのは「久留米絣」の紹介でした。

私自身は、特別久留米絣に魅かれるわけではなく、むしろ、「少し野暮ったいなあ」と、済みません、こんなことを思っておりました。

でも、そのときに紹介されていた久留米が、あまりにキュートでした。

 

藍のなかに浮か水玉。

この生地をワンピースにしたものがこちら。

それよりなにより目を引いたのは、久留米絣の創始者だという井上伝さんのお話。

この方、1788年というから江戸時代、米屋の長女として生まれ、7,8歳くらいからもう木綿の機織りをはじめ、12・3歳にして大人も及ばない腕になったとか。

久留米絣は、藍染めのなかに「白い斑点」を見付け、「きれいだなあ」と思ったのか、藍のなかに白の模様を織りこむことを思いついたとか。

藍と白、というのは日本人の原点。

その美しさは当然だと、現代に生きる私は思っていましたが、それだって「発見」だったのですね。

それ自体が驚き。

で、もっと面白いのは、この白の絣模様を出すために、からくり人形で知られる田中儀右衛門」こと、田中久重の協力を得たこと。

この人、ほら機械仕掛けでお茶を運ぶ人形とか作った人。

 

伝は、彼の協力を得て、絵模様も織り出すことに成功!

そのとき田中はなんと15歳だったそうです。

そして伝は25歳!

毎日毎日、ひたすら機を織りながら、そのなかから、「藍と白の組み合わせ」の美しさを発見し、それをどうにか身にまといたいと試行錯誤の日々。

こぎん刺しや刺し子の美しさもそうだけど、必要に迫られやっていた手仕事、でもそのなかに「美しさ」を感じたい、自分の手で美しさを作り出したいという女性の感性と、それをほかの人に伝えていく伝播力ってすごいよね。

食べるだけでも大変だった日々のなかで、寝る間を惜しんで、でも、きっと、作ることが楽しくて仕方がなかったんでしょうね。

私の持っている久留米は、自作の右のうさぎちゃん。

機械織りです。可愛過ぎて着用できない。

 

埋もれているようで、実はどっこい埋もれていない女の底力。

 いまさらですが見習いたいものです。

いや、私たちだって、日々の暮らしのなかで自分なりの美というものを探し、作っているんですよね。

きもののなかにも新しい美を発見いたしませう。

そうそう、田中久重って東芝の創始者なんだってね、

きものって、いろんなこと教えてくれるもんです。

 「北斎の娘、杏さんの「百日紅」を観る」→このお栄さんも北斎の代筆までしたとか。

 

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「紅雨」・格子お召し・ピカソ展に行きました

2015-04-03 08:45:09 | アート・美術展

 

打ち合わせがありきもので出かけました。

そのあと時間があったので東京駅ステーションギャラリーの「ピカソと20世紀美術」展にいきました。

これは北陸新幹線開業を記念して、富山の美術館の展示を持ってきたものです。

ピカソは、多くの人と同じように子どもの頃に、その絵を見て「どうして、この絵が傑作なの」的な感想を持ったのですが、やはり気になって仕方のない画家です。

 

打ち合わせのあと、知人も一緒に~。

ピカソキュビズム(立体派」の旗手として知られていますが、「青の時代」「赤の時代」に代表されるように色彩の天才でもあります。

20世紀は、彼の「青の時代」で幕あけたんですね。

これは展示されていないのですが。

ステーションギャラリーに展示されたピカソは点数が少ない(7点)のですが、ほかの画家との比較など、ささっと観られるがいい。

ピカソは独特の画家と思われがちですが、いろんな作家を「抜け目なく」取り入れているそうで、でも、取り入れ方がうまいのだそうです。

セザンヌの「自然を球と円錐と円筒としてとらえる」という考えにいち早く反応し、なるほど、そう言われてみれば、確かにそうですね。

ポスターになっている絵も、三角と円形の組み合わせ。

ピカソは三角形が好きなのかな?

色についてはピンクが結構好きな気がします。

これは「赤の時代」でローズ色を使っている印象でしょうか。

そんな日のコーディは白黒お召に同系色の紬帯。

少し花のパッチワークを添えて。

帯揚げは青、茶、黄色の格子の布。

帯締めは紺と更紗のリバーシブル。

お召の格子に合わせて格子草履。

途中で雨が降ってきました。

少々の雨にはへこたれません。

春の雨は「紅雨」というそうです。

花にかかる雨、美しい言葉ですね。

ショールは「紅雨」に合わせて紅?

半襟は手作りネクタイ・グレーストライプ。

 「ネクタイ半襟&襟飾り」

絵画に学ぶ砂丘できものさばくコーディ」ステーションギャラリーなどの様子はこちらで。

 

自然は「球体と円錐と円筒からできている」

 セザンヌの言葉にならって、いろんなもの観ると面白いです。

誰でもピカソになれそうな気がしてきます。

 洋服が円錐の追及だとしたら、きものは円筒、そこに襟元に三角(円錐)を持ってくることでシャープに、なるんですね。

  うーん、きものを脱いだ私はどんな形になってるんだろう~~、怖い。

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駈け込みで北斎展

2014-11-09 08:40:58 | アート・美術展

 

行きたい、行きたいと思いながら、

期間が比較的長かったこともあり、

ついつい延ばしてしていた

ボストン美術館浮世絵名品展・北斎」

終了まじかにようやく行きました。

 


一時間待ちとか、混んでいるとの情報があったので、

あまり待つようなら散歩でもして帰ろうとの

気楽な気持ちです。

 まあ、どうにか入れはしましたが、

中の込みようは激しい。


北斎といえば冨嶽三六景などの風景画が有名ですが、

面白かったのは、日本画のような花鳥版画や、

文字で描いた文字絵、妖怪の絵など、

この人、ものすごいアイデアマンなんだと再確認。

いまさらながら、ですが。


技術とアイデアとバイタリティと没頭~。

西洋に影響を与えた構図やら色彩感覚

遠近法や視点を無視、というより度外視して、

自分の見たいものを見たいように見ると

いう自由奔放さ。


 

花鳥版画の「菊に虻」 

同じ葉っぱにいろんな種類の菊の花。

 

一生、富にも無縁、名誉にも無関心。

ただひたすら創作に没頭して終えた九〇年の生涯。

遊びやけむと生まれけむ~~、

まさに子どものように遊んだ90年、

羨ましい~~。

家はいつもゴミ屋敷、

九三回も引っ越ししたといいます。

 

作品と人の数のあまりの多さに疲れて、

出てからは上野公園のなかを散歩。


 

 

十月桜、だそうです。

 

 

こちらは、美術館の前にある清水観音堂の「月の松」

歌川広重の江戸名所にある風景で

何十年ぶりかに復活したそうです。


かつては川だったのでしょうか?


 

 

 


上野には何度も来ているのに、

知りませんでした。


きものは生紬にイカットの帯

(娘の土産から、自分で作りました)

イカット帯作りました」

帯揚げ、黄色と納戸の絞り染め分け。

帯締め、納戸色。


うーん、先日の集まりと似た色合い、

化粧も普段と変わらずヘアも雑、

もう少し上部、膨らませてもよかったかな。

きもの、着る回数が増えるのはいいけど、

着つけやコーディが雑になることあるようです。

気をつけねば。



反省を込めて~~。

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琉球絣・「華麗なるジャポニーズ展」に

2014-07-20 12:00:11 | アート・美術展

 

 

 

世田谷美術館でやっている

ボストン美術館・華麗なるジャポニーズ展」に行きました。

駅の周辺には、モネの「ラ・ジャポネーズ」があちこちに。


P1090631_2私もそうですが、モネのこの絵、

日本人の心を気持ちよく、

くすぐってくれるような気がします。

自分の国、ニッポンのものが、

海外にどれほどの影響を与え、生かされたのか。

自分の国で作られたものが、

どれだけ優れたものであったのか。

きものを着るようになって、

日本という国を愛する気持ちは強くなったと思います。

 

その日の天気は不安定、

いつ雨が降ってもおかしくないので、

濡れてもいい麻づくしです。

P1090635

 

一緒に行った友人は

「とてもきもの着ていけない」と、

一人きものです。

 


さて、1
9世紀後半、

パリ博覧会で「ジャポン」が注目されて以来、

「日本には、花魁や遊女といった

きれいな女性ばかりが住んでいる」、

また「日本人のほとんどは芸術に

深い関心を持っている」夢の国!!

だと思われていたそうです。

「ゲイシャ・フジヤマ」のイメージは

そこからきていますが、

「遊女や花魁」はともかく、

本当にそんな国だったら

どんなにいいことでしょう。

この展覧会、

浮世絵がゴッホやムンクなどに与えた影響を、

絵画を並べながら見せてくれるので、

とてもわかりやすい。 

写真は、パンフを転写しました。  

 

  P7194385_2

①構図

右の写真、上が広重、下がムンクの絵です。

樹木を縦の線、

水平線などを横の線にして格子状にしている。

②大胆な色彩

③題材などがあるそうです。

最初の二つはよく語られることですが、

私が新鮮に思ったのは、③の題材。

P7194384







左の絵のように、

日常の母子を描いた絵は、

日本ではごく普通のこと。

でも、西洋では、

母子をこういう形で描いたものは

それまでになく、

カサットという女性の画家が

初めて試みたそうです。

 

そういえば、西洋の「母子像」には、

宗教的なものが多いですね。

 



毎日の何気ない暮らしのなかに

美を見出し、描く。

これは日本独特の

美意識だったのでしょうか。

 

柳宗悦の「用の美=民芸運動」に

通じるものがあるような気がします。

小紋の型紙を使ったティファニーの

写真立てなどの展示もあり、

絵画だけではないところにも目配りされています。

 

その日は「雨降らないかな~~」なんて、

半分心配半分期待しながら行ったのですが、

雨は降らず。曇り模様の、

まずまず過ごしやすい日でした。

P7174350sionn

きものは、上布、琉球柄という二つに魅かれて初期に購入したもの。

麻の花模様の帯(花の名前は知らない)

帯締め・茶と白のツートン。

帯揚げ・アザミ。

P7174332

 

 

 

 

 

美術館は砧公園という広い敷地のなかにあります。

一日遊べそうですが、駅からバス(でも百円!)というのが少し不便、かな。

デジカメで撮った「樹木写真」

構図を真似た(汗)

P1090637

うーむ、まったく才能が感じられませんねえ。

もちろん、モネ夫人をモデルにした

「ラ・ジャポネーズ」堪能しました。

素晴らしいものでしたが、

美術館から出たあとには、

二つの「母子像」が目に残りました。

 

この展覧会、

「芸術だけではなく、

日常のなかにも素晴らしいものを

持っているのだよ」

という「私たち日本人」への讃歌、

オマージュ展なのですね。

 

 

 

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「日本ノ宝」と中谷美紀さんのきもの

「美しさとは何かを考えるーー松本美術館にて」

きものとファッションとエキゾチズム」

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型染め帯・「クールな男とおしゃれな女」展へ

2014-07-04 08:19:52 | アート・美術展


梅雨の合間、広尾の山種美術館に行ってきました。

「クールな男とおしゃれな女」というタイトルに魅かれました。

P1090583



古来、女より男のほうがおしゃれだと言われますが、今回、日本でもそれをしっかり確認。

上の写真の左の男性は仙台藩、伊達正宗の命によりローマに渡った支倉常長です。

ローマの街を背景にダルメシアンを従えた様子は、今のファッション雑誌のよう。

もちろん、実際の彼ではなくあくまで画家の想像で描いたものですが、

「史実をもとに描くとき、勝手なデフォルメはだめ、かといって故実にばかり寄っていては作品にならない~~」と絵画が(ドラマのきものも?)、虚と実のあわいを綱渡りのようにわたって初めて作品となることがわかります。

この美術館、きもの割引があって、それを使うためにも(?)、きものでお出かけ。

P7024044



小千谷縮に夏野菜&果物の型染めです。

割引の二百円分の価値はあるでしょうか~?

このときの帯と同じ。

型染めの魅力ー芹沢銈介美術館に



この展覧会で、いくつかのことを私なりに発見?しました。

まず、日本歴史上、もっとも先鋭的なおしゃれ男は織田信長である。

彼は「片身変わり」のきものが好きで、義理の父になる斎藤道三に会いにいくといも、出陣の前に舞を舞うときも片身変わり。

のちに外国のファッションを積極的に取り入れるセンスもあるしね。


次は、憧れの「吉野格子」の帯。

その格子模様って、島原の名高い花魁「吉野太夫」がよく身につけていたことからのネーミングなんですね。

Photo
原由美子さんも着用。

どんなきものにも合って便利そう。

次なる目標かな~~。

P7024075

 

もう一つ知ったのは「曲水の宴」という桃山時代の女性の遊び。

水に酒の杯を流し、それが通り過ぎるまでに詩歌を詠むという。

高い教養と才能が必要だわね、こんな遊びをするには~~。

というわけで、きもの割引のお蔭で(?)少し賢くなれた、つもりの紫苑でした。

P7024057sionn2

P7024059

野菜と果物だけではタンパク質が足りないので?、お魚の帯留をプラス。帯揚げは甕覗(かめのぞき・ブルー)で涼しく。

ランチも夏野菜とキスのてんぷら。

P1090580









もう、ざっくりと着ますよ。

ふだん着は多少、乱れていたくらいのほうが着なれて見える、とこれも発見。

自己マンかもしれませんが。

山種のカフェで、美味しい抹茶と花氷というお菓子をいただきました。

P1090586


皆様もご一緒にどうぞ。

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絞り紬・三菱美術館・唯美主義「ザ・ビューティフル」へ

2014-02-24 17:32:28 | アート・美術展


友人と有楽町界隈にある三菱一号館美術館でやっている「英国の唯美主義ーザ・ビューティフル」に行きました。

美しい女性、美しい部屋、装飾品などなど、ひたすらに「美」を堪能しました。

P2221751


19世紀のイギリスで起きた大きなこの動き、今のファッション、しいては日本のきものにも大きな影響を与えています。

これまでのヴィクトリア時代の美とは違う美を求めて、と言っても、こと女性に関しては、その違い、あまりよくわからないんですけどね。

どちらも美しいではないですか!



まあ、しいて言えば古典的な美から個性的な美という「美」の範疇が広がったのではないでしょうか。いいことです。

女性の服装も、装飾過多から体型を隠さない「自然な身体」というものに美を感じるようになった?

こういう考え、たとえばシャネルなんかに反映されていますよね。



部屋をきれいに飾るといった考えや、日々使うものこそ美しいものをという考えは、日本の民芸運動に引き継がれているようです。

P1040543cafe

美術館のなかにあるカフェ「1984

天井が高く開放感があります。



私たちが「美しい」と感じる、その感じ方も当然ながら、時代や環境に大いに影響されているわけで、美しいものを周りに置くとは、美に対する感性を磨くということですね。



きもの着るようになるまでは、こんなこと考えたことありませんでした。

きものって、ホント、「美」が凝縮されているなあ、とつくづく思います。



というわけで、本日のきもの。

美術の邪魔にならないようなコーディにしました。

P2221733kimono1

絞り紬にムガシルクの袋帯。



ベージュとこげ茶のぼかしになっている上に絞りというお気に入りの一枚です。

前に着たときは秋でした。

秋色絞り紬で仁左衛門歌舞伎」

秋専用かなと思っていましたが、春にも着用してみました。

春が欲しくて、ピンクの花がいっぱいの絞り帯揚げ。

襦袢もピンク。

桜色グラデーションの帯締め。

花びらの形のビーズのブローチ。

P2221790

梅の刺繍の半襟。


P2221781niwa1

バッグはヘビロテの緑のビーズ。



後ろはこんな感じです。

P2221758_2

ネープシニヨン。

挿していた鼈甲の簪、いつのまにかなくしていました(涙)。

簪、しっかり髪に留めないせいか、よく落とします。

皆さもお気を付けください。

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予想外の雪に予想外の写真アップ

2014-02-04 21:50:59 | アート・美術展

本日立春だというのに、夕方から予想外の雪。

ちょうど車で雪に遭遇した紫苑は、窓の外の、日本とは思えない景色に

持っていたカメラで、車外に飛び出してしまいました。

それらの写真をアップさせてください。


P2041335


これが東京か、と思うような景色ですが、

 都内です。

P2041332


P2041331

 

公園のおじさん?も寒そう~~。

P2041340_2


P2041343

 立春にこんな雪、なかなか ないので記念に。

 犬も喜び庭駆けまわる、紫苑も喜びつい駆けまわってしまいました。

 明日、風邪ひいていたらどうしよう(汗)


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蜘蛛の巣絞り紬で友人と京都展

2013-11-30 07:40:19 | アート・美術展


京都から帰って、今度は上野の「京都展」

もし日本に京都という町がなかったら、日本は魅力の少ない国になっていると誰かが言っていましたが、本当にその通りだと思います。

P1070646

私は京都に頻繁に行くわけでも、京都通でもありませんが、京都という町の存在は、日本人の心のなかに、なんというか、重しみたいにどっしりと潜んでいると思います。

修学旅行に多くの学校が京都に行きますが、それは日本人としての原点みたいなものを、一度その地に立って身体で確認させるためなんですね。

大人になってまた行きたいなと思うのは、そんな記憶が入っているせいもあると思います。

子どものときには「どうしてこんなにお寺ばかり見るの?」と思ったものですが、それを大人の目で再確認してみたいというか。


今回の展示は、京都という町を航空写真のように描いた「洛中・洛外図」を一挙に公開したものです。

「洛中・洛外」の「洛」とは都という意味、特に京都を指します。

46rakuchu05_lrakugai

最初に描かれたのは室町時代。将軍足利義輝がカノ狩野永徳に描かせたといわれています。

狩野永徳という画家はとても面白い人だそうで、今回は時間がなくてできませんでしたが、いつか調べてみたいと思っています。

自分の都を、精密に描かせるなんて、一種の所有欲?

絵を見ながら「この都は俺さまのもの」という思いに浸るんでしょうか。



後世の人にとっては、その時代の風俗を教えてくれる貴重な資料になっています。
私の眼を引いたのは、やはり女性の髪型やきもの。

江戸時代でも、まだ一般庶民の髪型は長く垂らしたままのようでした。(もうちょっと調べてみないと~~)

西洋には、お抱え画家でもこういう絵はないように思います。

自分の肖像画を描かせるのがメインですよね。

中国から伝わって東洋独特のものではないかと思います。

というわけで、またまた興味は広がったのあります。

誘ってくださって、ありがとうございます。
誘ってくださったきもの友だち


P1070649kyouto4

縮緬更紗に型染めの帯。

帯締め・赤紫

膨れ織りのコート生地の半襟も素敵です。


私の本日のきもの。

P1070655kyoto1

蜘蛛の巣絞りの紬

秋色絞り紬で仁左衛門歌舞伎」のきものです。

帯は私には珍しい柿の実という抽象柄です。

P1070628

帯揚げ・ブルーの絞り(半襟もブルーです)

帯締め・オレンジ

とても混むというので夕方お出かけ。

カフェでお茶して出たら、外はすっかり暗く。

でもそれが幻想的で感激でした。

庭園やら夜の公園やらアップした写真がまだあるので、

コーディとともにすぐにアップします。

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