閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

プロのファンサービス

2018-06-07 07:47:53 | 閃き
ゴルフの話題である

ゴルフの大会の試合前には必ずといって良いほどプロ&アマによる競技が行われる

勿論、これは本戦とは異なりアマチュアの代表者と和気藹々にプレーをする、いわばお遊びでプロから言えばファンサービスの1つである

ニュースになっていたのは片山プロがこのプロ&アマ競技で不適切なプレーを行った為に激怒し3ホールでやめてしまった事が話題になった


プロ参加による競技は誰でも簡単に開催できる訳でもない

年間のスケジュールなどの調整が必要で、1回でやめてしまうようなものは採用されない

しかし、人気商売得もあるプロゴルフにとっては、開催して頂く競技が増えればその分獲得する賞金も増えるので有り難い

一口に大会を開催するといっても、ゴルフ場の選定からみれば1年以上の時間が必要である

仮に、あるゴルフ場で大会を開催する事が決まった場合、ゴルフ場は1年を掛けてプロの競技に応えうるコース状態に仕上げる必要がある

勿論、営業を続けながら行う必要がある為、ゴルフ場は勿論、ゴルフ会員やビジターに至るまでゴルフ場に協力する必要がある

具体的にはコースの改修を優先させる為に一部を閉鎖してプレーを制限させるなどの期間を設ける必要があり、それらを了承してプレーする必要があるのだ


そんな目に見えない苦労を重ねて大会の開催当日でも、会員達がボランティアでコース内での観戦者の誘導やイベントのお手伝いなどの運営側でのお手伝いをして、無事競技が開催できるのである

そんな苦労を乗り越えてやっと開催できた大会に参加させてもらえるプロ達から言えば、尽力した関係者の皆さんとゴルフプレーを楽しむのがプロ&アマ競技の始まりではないだろうか

一球入魂、一打が賞金を左右するシビアな競技ではあるが、そこはプロ、ピリピリした感情など微塵も見せずにプレーを楽しむ姿を見せてこそのプロだと思う

強ければそれだけでよい筈はない

同じ人間として、プロという特殊な能力を持った人間に敬意を抱くのであり、ただ強いのは機械と同じで身近な存在にはなれない

籠に乗る人、担ぐ人、その又、ワラジを作る人、といっていろんな立場の人がいるからこそ、籠に乗れる事を忘れてしまうのだ