原油の価格が高騰する中、円安もあって石油製品が値上り続けている
特にガソリンはこのままでは200円に届きそうだとヒヤヒヤしている
ガソリンスタンドを営む友人に尋ねると過去にハイオクが一時的に200円を超えたことがあるという
彼は続けてこんな愚痴を溢した
石油小売業の販売手数料は%ではなく固定金額である
従って石油価格が変動しても1リットル当りの販売手数料は変わらない
だから石油小売業者は困っていないかといえば、そうではない
コロナで移動が制限され石油販売量が低下したが、ガソリン価格が値上りしたために売上が増えたが、量は減ったので販売手数料は減少した
持続化補助金は売上の減少により支給されるので、該当しないために補助金申請できないのだ
更にガソリン価格が高騰しているので益々販売量が減少しているが、売上は減らない
これは政府のガソリン税政策の間違いの為である
以前ブログに書いたが価格が高騰した時にガソリン税を下げて異常なガソリン価格の上昇を抑えようとするトリガー法案
東日本大震災の時に復興財源を確保する為に凍結し今もその状態が続いている
政府はその代わりとして石油元売り業者に補助金を出して価格を抑えようとしたが、高騰額に追いつかないでいる
今頃になってトリガー法案を凍結解除しようと再検討を始めたようだが、全く頓珍漢な対応としか言いようがない
このままだと輸送費用が値上りし全ての物の価格が高騰する
経済制裁を受けているロシアでは既にハイパーインフレに陥り、ルーブルの価値が下落しているが
ウクライナ侵攻の影響は日本にも出始めているということだ