中古車の平均販売価格が初めて100万円を上回ったと報じていた
その理由は国内での新車の供給が間に合わない為とし、発注後半年から1年、トラックなどは2年待ちだとか
半導体不足と東南アジアのコロナによる部品の製造量低下が原因としている
確かにトヨタ自動車は3月初旬にこれらの原因で生産設備を全面停止したが停止した期間は数日だったはずである
従って国内の自動車メーカーはフル生産の筈だと本当の理由を色々考えてみたが
その答えは殆どが輸出されている、いわば紺屋の白袴状態だからということなのだろう
日本国内は新型コロナによる経済の低迷で軒並み業績が落ちる中、自動車業界は空前の利益を上げていた
その理由は円安による利益の増加である
ここから推測すれば日本の自動車メーカーは国内よりも輸出を重きに置いた販売戦略の選択をしているということだ
昨年末から今年にかけて日本市場では海外の自動車メーカーから新型車の導入があり、かなり積極的な販売を行っている
一時は撤退した韓国現代自動車も電気自動車を販売開始するなど、何故日本に?と感じていた
輸出に舵を切った日本メーカーの戦略をいち早く察知して、ガラ空きの日本市場を今の内に奪おうというのだ
これに対抗して国内販売を増やせばその分海外の供給量が減り、海外メーカーは海外市場で戦い易くなる
日本政府が輸出による収入で経済成長させるという方向性を出している以上円安が前提となる為に自動車メーカーは輸出に重きを置くしかない
紺屋の職人が白袴からジーンズになっている日は目の前に来ている気がする