閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

噺家

2013-09-11 06:20:44 | 閃き
撮り貯めた落語を夫婦揃って夕食後に観ている

映画を観るのは、ちと長過ぎるし

面白い番組が無いので丁度よい


落語は面白い事が必要で、「噺家殺すにゃ刃物は要らぬ、あくび三つもあればよい」と言われる程で、面白くないものは笑うところか、本当にあくびがでる

妻はもっと厳しくて、あくびどころか、眠ってしまう

本人が目の前にいたら即死しているだろう


昨日観たのは、柳屋三三(さんざ)師匠

若干31歳で真打に昇進した期待の噺家で、将来は大看板を張るだろうとも言われている

所作や噺し方は、どことなく故古今亭志ん朝さんを想い出させる

きっと、そうなるに違いない


落語は一人で幾人もの登場人物を演じ分けなければならない

それは決して声色だけで出来るものではない

所作や口調を駆使して表現する

ただでさえ、こんなに難しいのに、その上で笑わせねば落語にならない


いつしか噺の中に取り込まれて、映画を観ている様な気分になっている

そんな状態で笑ったり泣いたりする


柳屋三三師匠の噺を観終わって振り返ると、妻は既に夢の中にいた

どんなに面白いものでも、妻の睡魔に勝てるものなど無いね
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お食い初め

2013-09-10 05:46:37 | 閃き
孫が生後110日になったので、お食い初めをした

生後100日から120日に乳歯が生え始めるので、関西地方では将来食べ物に困らないようにと、食べる真似をさせて祝う儀式である

娘達の時にやったかどうか記憶が無いが、長女がやるというので、妻も乗っかったのだろう

丁度、お向かいの釣り好きの旦那さんから立派な黒鯛を戴いて冷凍にしてあったので、この期にとなったらしい


最近、孫がよく指を口に入れてヨダレを垂らしているから、歯が生えかける時に娘達もヨダレを垂らしていたと、想いで話をした


煮物を添えて用意された料理は和風なので、日本酒を少し戴いた

食後に、妻と私は居間でうたた寝をしていた

比較的涼しくなって、夜はかえって疲れが出やすいからなのか

一足先にベッドで眠りについていたが、妻がやって来るときに目が醒めた


左右の手首が蚊に刺されて痒い

痒み止めを塗ったが、朝までに更に2ヶ所刺されて、眠れない


モスキート音も判らない小さな蚊のかもしれない

ひょっとして、お食い初めなのかも
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感性と理論

2013-09-09 05:50:36 | 閃き
昨日は地元の神社の秋季大祭だった

一緒に開催のお手伝いをした氏子の方達と、ささやかな打ち上げを催した

その中に同じ中学校の先輩後輩だった者達がいて面白い話をした


二人はサッカー部で、先輩は感性でプレーするエースだった

実はエースはもう一人いて、理論派タイプだった為に、二人は噛み合わなかったと後輩は語った


感性派は戦略も無く、感性でプレーし、チャンスがあったらシュートを打つ

理論派はフォーメーションに拘り、その通りしかボールを廻さないしシュートも打たない

相手にも依るだろうが、実際に多く得点したのは感性派だったようだし

高校時代には県選抜の強化選手に選ばれていたと言うから素質もあったのだろう


一方の理論派は努力家でもあり、フォーメーションが上手くいかないのは個人技が不足しているからと、練習に励みスキルアップしたと言う


私はサッカーは詳しくないが、この話は万事に通じると思ったし、この違いは性格に出るものだ

理論派は成功の道標が欲しいので、歩みは遅いが失敗は少ない

感性派は考えるより先に行動するから、失敗もするが何より結果が早い


面白いテーマだから、1度じっくり考えてみたい
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祝!3周年

2013-09-08 06:00:04 | 閃き
このブログを書き始めて本日で3年が経過した

ここまで書き綴ったブログは868ページ

3年間1095日の8割弱は毎日書いたことになる

石の上にも3年というが、何とか最低ラインは超えたと考えている


最近になって、気付いたが、毎日、心を豊に持つほど物事が見えてくる

見えてくれば心に残る事象が必ずあるので、ただそれを書けばよいのだ

忙しい時は、心を亡くしているので余裕が無く何も残らずに1日を終える

ブログが書けない時はそんな時だ

無理矢理、取って付けた話題で書いたこともあるが、自分で読み返しても詰まらないものばかり


元々理系で、書くことなど苦手な私が、恥じらいもなく続けて来られたのも身分を伏せているからに違いない

そんな気楽さが素直な気持ちを文にさせる


ブログが宿命のように自縛感に苛まれた事もあった

書かねばならぬというプレッシャーもあった

ウケを狙って馬鹿みたいな内容のものもあった

PV(ページビュー:閲覧数)が気にかかった時もあった

それが今は何にも気にしていない


次の関門は10年

こうなれば暫く続けてみたくなった

命があれば達成したいと願っている
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自分の分

2013-09-07 08:50:34 | 閃き
久し振りに東京へ出た

得意先と懸案だった件について打ち合わせし、終わり次いでに一杯誘った

二人の担当者の内、一人はコンプライアンスで行けないと言う

接待はご法度、割り勘でも同席してはならないそうだ


同社の今はOBになった方からコミュニケーションの大切さを教えて頂いていた

飲み会推奨派の方だった

名前と声と顔が一致して、お互いを判り合う事から良い仕事が出来る様になる

飲み会はコミュニケーションの場なのである

従って、それを禁止して良い仕事が出来るのだろうか?

コンプライアンスを無視して(?)夕食を共にしたもう一人の担当者は、そう語った


確かにルールには従わねばならないが、自分の分をわきまえていれば問題無い事ではないか

自分の範疇を知り、その範疇を越えない範囲で精一杯行動する

これが自分の分(ぶ)である


担当者はビールのジョッキを幾度となく飲み干しながら、次第に上がるテンションと共に饒舌になった

コンプライアンスの意味を取り違えて、やたらと厳しくすれば良いと考えているお偉いさんに聞かせてやりたい


少々酩酊しても、その担当者は自分の分を外れる事は無い

それは彼の身体に染み着いた習性なのかもしれない

当然、その夜は割り勘だった事を付け加える
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