ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

大谷翔平、104年ぶりの快挙

2022-08-11 10:10:56 | スポーツ

昨日、大谷翔平投手が10勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来104年ぶりの二桁勝利、二桁本塁打を達成しました。時間の問題とは思っていましたが、随分前から特にスライダーを投げる時に、腕が横振り、スリークォーター気味になっていて、故障しなければいいなと思ってはいました。

 

快挙には違いありませんが、大谷選手が話していたように、挑戦する選手がいなかったことが要因かなと思います。しかし、昔より格段にレベルが上がり、選手層もはるかに分厚くなった現代野球においては無謀な挑戦と思ってしまうのが普通でしょう。

そうした常識にとらわれず、二刀流に挑んだ大谷はやはりすごい。

 

個人的には打撃成績をさらに上げて欲しいです。8月中に30本を越えて、最終的には40本に迫って欲しい。打率も2割5分の選手ではありません。大谷本人はOPSに強いこだわりがあるようです。すでにアメリカでは常識ですね。

 

話は変わりますが、大谷選手は大リーグ通算でホームラン500本打てると思います。通算100号の時の打数を見たのですが、150試合を3年続けた位のものでした。あと12年弱、このペースで打ち続ければ届く数字で、大きなケガさえなければ十分達成可能です。決して夢物語の数字ではありません。

 

とにかく、野球の神様に並ぶ104年ぶりの記録、おめでとうございます。

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佐々木朗希、完全試合 新時代の幕開け

2022-04-11 10:57:23 | スポーツ

昨日は何といってもロッテの佐々木朗希投手の快投です。槙原投手以来28年ぶりの完全試合。そして、13者連続奪三振の日本新記録、日本タイ記録の19奪三振。令和の怪物が途轍もないことをやってのけました。久しぶりに日本のプロ野球が大きな話題を提供しました。

 

わずか105球という投球数も驚きです。フルカウントになることはほとんどなかったのではないでしょうか。

三振を取っている球種はフォークが多かったと見受けました。勿論、163、4キロの快速球があるからこそ、打者も手を出してしまう訳ですが、野茂さんを例にあげるまでもなく、速いストレートと落差の大きなフォークの組み合わせは三振を奪うための絶対条件です。13連続奪三振も記録しているのですが、リーグを代表する好打者であるオリックスの吉田選手から三振を奪えた事が、この大記録のポイントだったと思います。やはり人間の眼は横には動いても、縦の動きについていけない性質がありますからね。

 

それにしても何故か岩手からは凄い投手が出てきます。大谷翔平、菊池雄星、そして佐々木朗希。日本人投手も一気に世代交代が進みそうです。その中心がオリックスの山本由伸投手と佐々木投手です。とくに佐々木君には華があります。左足を高く上げるダイナミックなフォームから繰り出す快速球。「今日の佐々木朗希はいくつ三振をとるか」「170キロ投げたか」。これからのプロ野球の最大の話題のひとつになるのは間違いありません。

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髙木美帆の旅路

2022-02-18 12:21:11 | スポーツ

1000メートルのレースを終えた髙木美帆は、最終組の滑りを見つめていた。

オリンピックレコードを記録し、暫定1位

待つ身の高木は、その結果がどうであれ、自らの滑りに満足しているようだった。

そして数分後に金メダルの知らせ

彼女は喜びを素直に表した

 

団体パシュート決勝で、金メダル目前の最終周に、姉の菜那が転倒。

落胆する姉の隣に腰を下ろし、言葉をかけるでもなく、ただ寄り添った。

 

初出場のバンクーバーはヒップホップ好きのあどけない中学生だった。

あれから12年

彼女が成長したのは、決してスピードスケートの技術だけではなかった。

 

長い旅路の果てにたどり着いた北京の金色に照らされた笑顔は、美しかった。

 

 

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大谷翔平、満票MVP 藤井聡太との共通点

2021-11-19 11:30:23 | スポーツ

今朝、嬉しいニュースが入りました。大谷翔平選手が満票でアメリカンリーグMVPに輝きました。予想されていたこととはいえ、記者30人のすべてが大谷選手を選んだというのは快挙ですね。

 

今季の大谷選手の活躍に関しては、今更言うまでもありません。コロナ渦の中で数少ない明るい話題を提供してくれました。

それにしても、改めて投手としてローテーションに入り、好成績を残しながら、46本塁打は予想できませんでした。これまでメジャーにはタイ ・カップ、デッド・ウィリアムズ、ロジャー・マリス、ジョー・ディマジオら歴史に残る名打者はいましたが、大谷選手の比較対象はやはりベーブ・ルースでしょう。ルースに肩を並べるような記録にも記憶にも残る大選手になってもらいたいです。

 

スポーツ界代表が大谷翔平ならば、文化系の勝負師の代表は藤井聡太でしょう。二人の共通点は多く、スター性があり、才能が飛び抜けているのは勿論、野球、将棋が途轍もなく好きで、性格が謙虚で頭脳もクレバー、そしてタイトルなどには拘らす、強くなりたい、上手くなりたいということに集中しています。少子化時代に生まれた二人が過去にない成績を残しています。今後の教育や少子化時代を乗り換えるヒントすら二人は与えてくれているような気がします。

大谷選手、満場一致でのMVP、おめでとうございました。

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大谷46号、有終の美

2021-10-05 10:43:36 | スポーツ

大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の長いシーズンが終わりました。最終戦で放った46号は決して彼本来のものではありませんでした。おそらくスイングの軌道が変わってしまっているのでしょう。昨日のホームランももっと高く上がるはずですし、ここ最近はレフトへの打球の伸びも欠いていました。原因は二刀流の疲れからかもしれませんね。

 

それでも、コロナ渦の暗い世相の中で数少ない明るい話題を提供し続けた彼の存在は光り輝いて、太陽のようでした。

46本塁打という数字はとてつもないものではありますが、個人的には驚きません。大谷君の能力は桁外れですから。これぐらいは打つと思っていました。ただ、投手として1年間ローテーションを守り、成績を残しながらということは想像できませんでした。圧巻でしたね。

 

タイトルに関しては仕方ないと思います。バッターは受け身ですから、逃げられたらどうしようもありません。アメリカ、日本に関わらず、誰々には取らせたくないと思われたらそれまでです。

しかし、当の大谷選手はタイトルにこだわりはありませんでした。シーズン終盤、「もっとヒリヒリした勝負がしたい」の言葉が彼の考え方なのです。ホームラン王を争っている選手が何度もセーフティーバントを試みる姿を僕は初めて見ました。

セーフティーバントに象徴されますが、盗塁、三塁打が多いスピード感も彼の大きな魅力ですね。

 

子供の頃、僕の自宅の本棚には偉人の伝記が並んでいました。リンカーン、エジソンらとともにベーブ・ルースの本もありました。100年後の本棚には大谷翔平が加わっているといいですね。

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東京オリンピック開幕

2021-07-26 10:28:12 | スポーツ

1年遅れていよいよ東京オリンピックが開幕しました。

開会式は驚異的な視聴率だったと、いまネットの速報で入ったんですが、個人的には開会式にはそれほど興味はありません。それでもある程度は観たのですが、聖火の点灯の場面は見逃しました。

大坂なおみ選手はある程度、予想通りでしたが、王さん、長嶋さんも来られたんですね。

 

競技では水泳の女子400mメドレーでの大橋悠依選手の金メダルは凄かった。リオ五輪の萩野選手に続く水泳界にとっての金字塔です。昔はこの種目で日本人が勝つなんて想像がつきませんでした。25才、遅咲きの大輪の花がオリンピックプールに咲きました。

 

気になるのは、やはりコロナです。もともと政府は感染状況がどうであれ、オリンピックを開催することだけは決めていました。それを世論の力で無観客まで持っていって、結果的に一定の安全性は保たれたように思います。案外、無観客でも盛り上がるものですね。

 

情けないのはマスコミです。特に民放のワイドショー。中でもテレ朝(笑)

結局、彼らに正義感などなく、数字がすべてです。オリンピック人気に恐れをなし、コロナのコの字も出てこない。ワイドショー番組にとってコロナは視聴率をとるためのコンテンツに過ぎないのです。

 

 

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池江璃花子、大谷翔平

2021-04-09 10:47:45 | スポーツ

水泳の池江璃花子選手、見事な復活劇でした。100mバタフライ、100m自由型で優勝。リレーメンバーとして東京五輪代表に選ばれました。

やはり池江選手は泳ぎの天才ですね。体がもとに戻っていないのは明らかにも関わらず、技術的にずば抜けているのでしょう。

今から2年程前、彼女が白血病だと耳にした時、命だけはとりとめて欲しいと思いました。そして出来ればプールに帰ってきて欲しい。その上にアスリートとして。そしてパリ五輪。最高でもこの辺りまでしか私は考えてませんでした。池江選手はそれらをはるかに飛び越えていきました。水の神様は彼女を見捨てなかった。池江選手、おめでとう。

 

メジャーリーグは開幕早々、大谷劇場です。投げては100マイル連発。打っては特大ホームラン。あの世界一の才能が帰ってきました。大谷選手の能力からすれば、投手で10勝、打者でホームラン40本も可能だと思いますが、やはり、積み重なる疲労を考えると、5勝、30本で大したものです。大谷選手にはそうした予測を軽々と超えていって欲しいものです。

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清原氏、トライアウトで監督に そしてNBAは・・・

2019-10-22 14:48:11 | スポーツ
清原和博氏が11月30日、神宮球場で行われる試合形式のトライアウトで監督を務めることになったそうです。公の場に姿を現すのは、今年3月に行われた厚労省主催のイベント以来ですかね。海外リーグへの挑戦をサポートするようです。選手にとっては野球人生のかかった勝負の日でもあり、大きな仕事だと思います。
清原さんは厚労省のイベントで薬物の専門病院へ通っていることを明かしました。その姿勢が続いていればいいのですが。なかなか薬物依存の治療は難しいと聞いているので、完治というものはないのかもしれません。それでも一歩一歩、前に進むしかないですね。

ラグビーの準々決勝、日本×南アフリカは個々の能力の差は否めず、日本チームは残念ながら敗退となりました。それでも視聴率は40%を超えたそうです。対して日本シリーズ、ソフトバンク×巨人戦の視聴率は7%。時代の流れもありますが、CSを導入して以来、日本シリーズに関しては、日本一チームを決める頂上決戦ではなくなってしまったことも、野球人気凋落の1つの原因です。オールスターゲームも交流戦が始まって以来、有難みが薄れました。去年、松坂大輔投手がオールスターのファン投票で1位になったのも、野球が国民的スポーツであった頃を知る人々の郷愁なのだと思います。これでは当然、有能な選手はメジャーを目指すのも仕方ありません。

今では考えられないことですが、四半世紀前の1994年の西武×巨人の日本シリーズは、平日のナイター開催で3日連続視聴率が40%を超えました。その舞台の主役を務めたのが西武の四番打者として盟友・桑田投手からバックスクリーンへ2打席連続ホームランなどを放った清原選手でした。
本来ならば、清原さんが野球界を盛り上げていかなければいけない立場でしたが、残念ながら彼はその立場にありません。これからは薬物依存と向き合いながら、縁の下から少しでも野球の発展のために尽くしてくれればと思います。栄光と挫折を味わった彼にしかできないことはあるのではないでしょうか。
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ラグビーW杯 日本、決勝トーナメント進出

2019-10-16 08:28:14 | スポーツ
日本開催のラグビーワールドカップが盛り上がっていますね。スコットランド戦の視聴率は39.2%という高視聴率でした。この大会でラグビーの魅力に気付いた若い人も多いのではないでしょうか。

スコットランド戦、凄かったですね。日本がリードを広げ、そのまま逃げ切るかと思われたのですが、さすがに強豪のスコットランドが意地を見せ、28-21とワントライ、ワンゴール差まで追い上げます。しかし、最後は必死のディフェンスでスコットランドにトライを許さず、日本が逃げ切りました。強豪アイルランドをも倒し、4戦全勝で堂々の決勝トーナメント進出です。

僕の少年時代、ラグビーは人気スポーツで、特に大学ラグビーは注目度が高かったです。その中でも早稲田対明治の早明戦が熱かった。「前へ」のスローガンでスクラムが滅法強い明治、展開力の早稲田。僕は巧みなボール回しの早稲田が好きでした。ユーミンの名曲「ノーサイド」も関東大学ラグビーの対抗戦の風景が素材だと思います。

それと僕らの世代にラグビーといって欠かせないのはドラマ「スクールウォーズ」です。泣き虫先生の7年戦争という副題がついていた記憶があります。不良の溜まり場だった高校のラグビー部はやる気のかけらもない弱小チームでした。それを僅か7年で全国優勝に導いた実話をドラマ化したものですが、主演の山下真司さんの熱演が印象的でした。平尾・大八木氏もこの高校で育ちました。スクールウォーズ、ほんとに好きなドラマでした。

昔話はこの辺にして、決勝トーナメント日本の対戦相手はあの南アフリカです。4年前のワールドカップで日本がジャイアントキリングと呼ばれた奇跡の勝利を挙げた因縁の相手。今回はもうどちらが勝っても不思議ではないですね。それほどまでに日本代表は強くなりました。

ラグビーにまつわる名言として「ラグビーは少年をいち早く大人にし、そしていつまでも少年の心を抱かせる」という言葉がありますが、大人になったラグビー少年たちの健闘を期待します。


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MGC 設楽悠太の失速

2019-09-16 19:56:22 | スポーツ
昨日、マラソングランドチャンピオンシップが行われ、男子は中村匠吾選手が優勝。2位が服部勇馬選手。女子は前田穂南選手が優勝。2位が鈴木亜由子選手。この4人が東京五輪の切符を手にしました。男子3位の大迫傑選手、女子3位の小原怜選手は内定とはならず、指定の3大会で基準の記録を破られなければ五輪切符が手に入るという微妙な立場になりました。

男子は9月中旬の暑さの中、設楽選手が果敢に飛び出し、30キロ以降に失速、後続にとらえられ出場権獲得はなりませんでした。設楽君はスタートからの一人旅でしたが、ある程度早い段階で独走で行く予定ではあったと思います。推測になりますが、スタートから抜け出したのは自信があったからでしょう。スタートラインに立った本人が「それほど暑くない」「体が軽い」と感じたのだと思います。それに実力では自分が抜けているという自負、ひとつ間違えば過信につながる考えもあったのかもしれません。確かに設楽選手のスケールの大きな走りはかつての中山竹通さんを彷彿とさせます。

ただ30キロ後の未来は誰にも分かりません。設楽選手はまだ大きく後続を離しているとはいえ、すでに「しまった」と思っていたでしょう。オリンピック出場は難しくなりましたが、能力の高い世界で戦えるランナーですから可能性のある限り、基準の記録を目指して頑張ってもらいたいです。

それでもMGCをやってよかったのだと思います。誰に暑さの中での耐久力があるかが見えましたし、なにしろ1位、2位は出場決定という分かりやすさが選手も見ている側も納得がいきやすいと思います。瀬古さんは現役時代は不世出の天才ランナーでしたが、指導者として疑問符(笑)がついていました。しかし、このアイデアは現役時代のスパートのようにキレがありましたね。

女子優勝の前田選手は暑さの中で2時間2時間25分の好タイムでした。まだ23歳と伸び盛りの選手ですから楽しみです。2位の鈴木選手は27歳ですが、わずか2度目のマラソンでの好成績。伸びしろが相当ありそうです。

オリンピック本番は昨日より5度から10度ほど暑くなるでしょうから、男子の優勝タイムは2時間12、3分といったところでしょうか。女子は2時間27、8分出せばかなり上位には行けそうです。異常な暑さの分、外国勢のスピードが鈍るため、日本選手にもチャンスがあるかもしれません。しかし、棄権者続出の過酷なレースになるのは間違いないと思われます。
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