ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

いじめ自殺を防止するには

2006-11-15 22:54:02 | Weblog
難しい問題ですね。人間には元来、差別意識が備わっていますから。その歪んだ形がいじめなんだと思います。

学校などで何か問題があるとテレビの悪影響が指摘されます。特にバラエティー番組。私は少し考え方が違います。ニュース番組の影響が大きいと考えます。あの矢ガモ騒動。報道すればするほど類似事件が発生する悪循環。特に自殺しようとしているような人は視野が狭くなっていますから、そのような情報を耳にすることはとても危険なことです。だから報道する側も深刻な顔して伝えていればいいというものではないと思います。自分たちのしている事を省みる必要があるでしょう。

次に家庭。いじめられている子というのは学校と家庭の板ばさみになっているケースが多いように思います。つまり学校でいじめられる。だから学校を休みたい。でも休めない。なぜなら親に学校を休みたいと訴える勇気がないから。訴える環境にないと言い換えてもいいかもしれません。そして逃げ場がどこにもなくなる。だから自殺を考えるようになる。大体こんな感じではないでしょうか。まず家庭が「つらければ学校を休んでいいんだよ」という環境を作ることが大切だと思うんですよ。ただ家庭環境は千差万別ですからなかなか難しいですね。

そこで学校、というよりは文部科学省の出番です。仕事に有給休暇があるように年間30日なら30日、生徒に休む自由を与えてみたらどうでしょう。学ぶ時間が減るというなら、土曜日を利用すればいい。実現すればいじめられている生徒の心の負担はずいぶん軽くなると思いますよ。

ここからは学校でいじめられている、あるいはつらい思いをしている生徒さんへ。

君たちは知らないかもしれないけどパニック障害という病気があって、僕は17年以上、それと闘っている、というよりはいじめられています。だから君たちが生まれる前から。高校は何とか卒業したんだけど、大学は中退しました。電車通学が辛い、じっと教室で座っていることが辛い。何もかもが辛い。ついこないだも床屋に行って辛かった。どう辛いかはここではなかなか伝えようがないけれど。昨日もつらかった。今日もつらい。きっと明日もつらいのだろう。それでもこの病気と共に17年以上生きてきました。明日からもとりあえず生きていくつもりです。君たちがいじめられていてもそれは今だけのこと。そう何年も続きません。心の傷は残るかもしれないけれど。死ぬぐらいなら学校を休む勇気を持ってください。とにかくとりあえず生きてみましょう。
コメント
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