もういまから20年も前になるんだね
君はもう限界とみんなに思われていた
僕もその一人だった
無理もない
芦毛の怪物といわれた面影がもう君から消えていたから
だから驚いたよ
そして本当に嬉しかった
若き天才を背に乗せた君は見事に復活したよね
君が死んだことを知ったよ
足は痛かったろうね
そんな中で真っ白になった体を横たえて君は最後に何を思った?
力を漲らせて走った若き自分か
それともあの最後に聞いた君の名を呼ぶ大歓声か
そういえば君は一言も話してくれなかったね
だからこそ美しかったのだろう
きっと君の最後も美しかったよね
まるで星が消える時のように
最後まで何も言わずに
でも人間たちはきっと言っているよ
「オグリ、ありがとう」って
君はもう限界とみんなに思われていた
僕もその一人だった
無理もない
芦毛の怪物といわれた面影がもう君から消えていたから
だから驚いたよ
そして本当に嬉しかった
若き天才を背に乗せた君は見事に復活したよね
君が死んだことを知ったよ
足は痛かったろうね
そんな中で真っ白になった体を横たえて君は最後に何を思った?
力を漲らせて走った若き自分か
それともあの最後に聞いた君の名を呼ぶ大歓声か
そういえば君は一言も話してくれなかったね
だからこそ美しかったのだろう
きっと君の最後も美しかったよね
まるで星が消える時のように
最後まで何も言わずに
でも人間たちはきっと言っているよ
「オグリ、ありがとう」って