病気に被さる様に
深々と孤独が増してくる
年のせいなのだろうか
あとひとつ荷物が乗ったら
今すぐにでも倒れそうだ
「いま、個人商店じゃ大変じゃないの?」
お客さんに声をかけられる
まさにその通り
店の経営も追い込まれた
もう終りかもしれない、すべてが
自宅から店へ歩いて向かう途中
秋の優しい光が、僕に問いかけるように降り注ぐ
「もう少し生きてみなよ」
そう聞こえなくもなかった
名も知らぬ花たちは風に揺られて手を振っている
「君たちは強いね」と僕は語りかけた
深々と孤独が増してくる
年のせいなのだろうか
あとひとつ荷物が乗ったら
今すぐにでも倒れそうだ
「いま、個人商店じゃ大変じゃないの?」
お客さんに声をかけられる
まさにその通り
店の経営も追い込まれた
もう終りかもしれない、すべてが
自宅から店へ歩いて向かう途中
秋の優しい光が、僕に問いかけるように降り注ぐ
「もう少し生きてみなよ」
そう聞こえなくもなかった
名も知らぬ花たちは風に揺られて手を振っている
「君たちは強いね」と僕は語りかけた