止まない雨はある
二度と止むことのない雨
僕はそれを長い間、体感してきた
その雨に打たれた痛みや冷たさに耐えきれなくなり、傘を買いに病院へ向かった
何十本も買いだめするのだが、傘は一日で壊れるから、在庫がなくなればまた傘を取りに行くという繰り返し
どんなに激しく降っても、にわか雨で終わるのなら
それはやがて美しさや優しささえ帯びるのかもしれない
過去と今を架ける虹のように
しかし、止まない雨は今は過去で、過去は今なのだ
僕はボロボロになった傘を捨て、すぐに壊れる定めのピカピカの傘を開いた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しばらく詩が続きます。新たな詩も加えます。