今にも雨が降りだしそうな
分厚い雲に覆われている
気象予報士によれば
先行きの天気は思わしくないらしい
路上には紙くずの日々たちが散らばっている
清掃ボランティアが巨大な袋に詰め込むが
紙くずの広がりの速さに追い付けそうにない
ヒトが水やタンパク質で出来ているなら
明日は何で成り立つのか
不確定なイレギュラーバウンドに
膨らむ不安と微かな期待
またその逆もあるのだろう
いずれにせよ不安は勝手に浮かび上がる
そのため生きていくには
期待をこしらえる事に力を尽くすしかない
声に出して叫ぶ自信など毛頭ない
だからせめて心で呟くのだ
「明日の空はきっと青い」と