黄昏の幸福がこの街を染める
それでも人々に笑みは帰らず、ただ、家路へと急ぐ
過去の憎しみを振り返りたくはなく
未来の絶望も知りたくない僕は
爪先の少し先だけをすがるように見詰めていた
空は見上げることに無関心な人々に怒りを覚えたのか、気を使ったのかは知らないが
まだ5月の半ばだというのに
早々と季節をどんよりとしたものに進めた
黄昏の幸福がこの街を染める
それでも人々に笑みは帰らず、ただ、家路へと急ぐ
過去の憎しみを振り返りたくはなく
未来の絶望も知りたくない僕は
爪先の少し先だけをすがるように見詰めていた
空は見上げることに無関心な人々に怒りを覚えたのか、気を使ったのかは知らないが
まだ5月の半ばだというのに
早々と季節をどんよりとしたものに進めた