えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

Be a driver. (CX-60)

2022-09-05 | 車関連
ひっそりと配備されたということで、CX-60の試乗に行って参りました。
まだ店舗によってはナンバーのついていない車両もあるらしく、私の乗った車両のオドは48キロほどで、その店舗では社員以外の試乗1号ということでした。

まずは、切り立った断崖の様なボンネットフードからフロントフェイスに落ちるライン。
とても迫力があり、マツダの作った独自性を際立たせています。
とても大きな車に見えるもので、正直現行X3などに負けていないほどの迫力を持つ。
運転席に腰を下ろしても、その張りのあるレザーシートの座りは良く、更にはホールドも悪くないのはなかなかのものです。
用意されていたのは、3.3Lディーゼルにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルでした。
どれくらいの音がするのか興味津々でしたが、割に主張するものではありませんでした。
前情報では回すといい音がすると聞いていましたが、BMW社製の6気筒に乗っている身としては、特に感じるものではありません。
しかしディーゼル然としたガラガラ音とは無縁のもので、さすがに6気筒を感じます。

お店から公道に出る際の段差だけで、かなり固めの足回りであることが知れる。
それは走り出しても一緒で、パワー感も相まって、「アルファのステルビオ」の様です。
とにかく、この車もSUVの形をした乗用車であることに間違いはないようです。
思い出したのは、BMWのX3 F25(28i)でした。
あんなに常用セダンの様な脚が、SUVに必要なのだろうかということ。
つまり、SUVの形をしたスポーツハッチのように走ります。
試乗コースの終盤に、ちょっと踏ませていただきましたところ官能とは言わないものの、鬼の様なトルクと鋭さは本物です。
50キロのトルクは伊達ではなく、恐ろしいほどに力があるものでした。
反応も素晴らしく、素晴らしいディーゼルであるのは間違いありません。

さて欲しくなったかどうかと言いますと、、きっと買いません。
エンジン音や排気音はまだしも、ステルビオやX3のMスポの様な脚は好みではありませんでした。
つまり乗用車然として乗りたいかどうかに尽きるかですが、私SUVはもっと懐の深い状態で味わいたいと思うのです。
そして決定的なのは、ドアの閉まる音でしょう。
リアドアに限らず、フロントドアを閉めた際の音と感触はいただけないものがありました。
悪く言うならばFK7(シビック)の様なペラい音がします。
ついでに言うならば、リアシートがドア寄りに張り出しておらず、厚みのあるシートとのバランスが悪い。
幾つかは我慢したとしても、マイナーでドアを改めていただけたら買ってもいいと感じるほどにスタイルは好みです。

今回も誤解を恐れずに言うならばシリーズですが、
1周程度の試乗では、レンジローバースポーツの3Lディーゼルに乗ったのと大して違わないと思うほどです。(笑)

私の予想では、今の時代ドアの重厚感などは側面衝突に寄与しないものなのでしょう。
側面衝突では、骨格がものをいいますからドアなど作り込めば金と重量が増えるだけと思われます。
1万円でも安く、走りっぷりのいい楽しい車を作って生き残りをかけているのでしょう。
CX-60はとてもいい車だと思いますが、プライスが高過ぎてはヒットを飛ばせません。
このギリギリなところを攻めているのだと感じました。
乗ってみて損はない車であること、間違いありません。

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