「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

14歳の政治観

2011年12月20日 |   中2 
今日は英語の宿題の提出率が悪い生徒数名を残して一緒に補習をしました。
正規の授業が終わった後だし、キライな科目ということもあって、集中力はほぼゼロ。
数問やってはムダ話のくりかえしで、なかなか進まなかったのですが
それでも日頃全くわからなかったところがちょっとわかったみたいで良かったです。

英語のプリントを1枚やる間にいくつもの話題が出たのですが
その中で気になったのがコチラ。

「なんで英語を勉強しないといけないの?戦争でアメリカに負けたから?
「勉強したってしょうがないよ、どうせ(将来)フリーターだし。
「センセーはいいよな。バブルの頃コギャルだったんでしょ。で、就職も簡単だったんでしょ。
「今度の総選挙っていつ?増税とか言ってるけど、議員の数減らしてからだと思わん?

テストの点数はけっこう悪いし、素行も良いとは言えない生徒ですが
政治に対してちゃんと意見を持っているということにちょっと嬉しくなりました。
それから、世の中の閉塞感を子供たちも感じているんだな、とも。

「勉強したって仕方ない」というのは、勉強したくない言い訳でもあるけど
将来に対して希望がもてないというのもあるんだろうなあ。
ちなみに私はバブル期は地味な中学生。
就職は氷河期でかなり苦労したクチなんですけどね~。

会話中、北朝鮮の話題なんかも出て、どうやら英語のプリントよりも
政治や社会情勢について語りたいぐらいの勢いでした。
「その調子で政治に関心を持って、大人になったら、ちゃんと選挙に行ってね。
 なんなら立候補して政治家になったら?」と言ったら
「大人って何才から?18?20?25?

意外に基本的なことはわかっていないんだなー。
「これだからゆとりは…」と言われちゃうぞ。