「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

本番3日前

2013年06月17日 | 今日のお仕事 
定期テスト対策授業も終盤に差しかかり、我々講師陣には笑顔と余裕が戻ってきました。
一方で生徒たちは「ワークが終わらない。」と真っ青ですが。
1年生はともかく、上級生は今までの経験をちゃんと活かしてほしいなあ。

今回、彼らのテスト勉強を間近で見て
「好きなことしかやらない」生徒が急激に増えていると感じました。
好きな教科のワークは2回でも3回でもやるのに
嫌いな教科は1ページもやっていない生徒が1人や2人じゃない。

『枕草子』の「春はあけぼの」を最初から最後まで暗誦できるのに
歴史の教科書は読むのがメンドウでワークの問題に1問も答えられない。
英単語テストで100点をとるくらい英単語ならスラスラ読めて書けるのに
理科では「フェノールフタレイン」を読めないし覚えられない(覚える気がない)。
そんな生徒がたくさんいます。

我々から見ると、勉強のやり方といいテストの得点といい
非常にアンバランスで指導に手を焼いています。
記憶力の問題でもなく、記憶の仕方でもなく
どうやってその教科を好きになってもらうか、興味を持ってもらうか。
目新しくて面白いものがあふれている中で、なかなか難しい課題です。