「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

あるいはスパイシー

2017年03月21日 |   誤・迷答!
春期講習会を控え、にわかに忙しくなってきました。
生徒たちは相変わらずのほほんとしていますけどね。

学校の授業も教科書はだいたい終わり
(科目によっては急いでも終わらないというあきらめで)
のんびりしているらしいので、いつも以上に気が抜けています。

そんな中2クラスの英語の時間、英単語の問題で
プリントのどこにもヒントがないものがありました。

日本語を英語に直しなさい。「からい」

もう既に習った単語だけど、この意味で出るのは初めてです。
今日のプリントには出てこないから、さっさと答えを書いちゃおうか。
と生徒たちに告げたら「センセー、待って!!考えるから!
と、なぜか俄然やる気に。
子どもってだいたい天の邪鬼ですからね~。

しばらく待っていたら
「からい、からい、からいってことは、わかった!『アウチッ』
と答えてくれました。
残念ながら、それは『痛いっ!』。
からいと口の中が痛いから、伝わるかもしれないけど
形容詞ではないし、言葉と言うより悲鳴だよね。

もうしばらく待っていたら
「今度こそわかった!『ヒーハー』
とドヤ顔で言われました。
それ、英語だったんだ…?
そうだとしても、やはり形容詞ではなく
かけ声とか叫び声とか、その類だよね?

正解は「hot」。
「熱い」「暑い」という意味で既習済み。
自動販売機でもよく目にするので知らない生徒はいなそうでしたが
英語では「熱い」と「からい」が同じと知ってザワザワしていました。
日本人の味覚は繊細らしいですから、語彙が多いのかもしれませんね。