「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

師走だけに

2012年12月21日 | 今日のお仕事 
今日は冬至。
一部の人々の間では「世界が終わる」日だったらしいですが
いつもと同じように慌ただしく1日を終えました。
カボチャは食べたけど、ゆず湯には入らなかったなあ。

生徒たちは明日から冬休み。
宿題は出たけど、通知票はないし明日は部活があるらしく
いつもの週末のような雰囲気でした。

冬期講習会の準備は、今年もやっぱりギリギリで
授業の合間を見て追加プリントを作ることになりそう…。
プリントをやって回収しても、丸付け作業が間に合うか微妙な時間割だし。

そうはいっても準備期間は明日まで。
のんびりムードの生徒たちを尻目に、全力で走るしかないなあ。

たるんどる!

2012年12月20日 |   中3 
冬休みが近づき、生徒たちが若干そわそわしています。
休み中に誰と遊ぶか、テレビ番組は何を見るか、楽しみでしょうがない様子です。
他のクラスなら笑って見過ごせますが
中3クラスも同じ光景が繰り広げられていて、ちょっとめまいがしました。
勉強の計画も立ててください。

冬期講習会が近づいていることもあって新規入塾者がチラホラ来ています。
人数が増えたため、広い教室で授業をすることにしたら
いちばん後ろの席になった生徒たちが隣同士で
コソコソしゃべったり机の中をゴソゴソしたり。
ちゃんと聞こえてるし、見えてるんですけどね。

そのうちの1人は、授業中にメールを発信した前科持ち。
「何を机の中でゴソゴソしてるの?」ときいたら
「何でもないです。ハサミをいじっているだけです。」と慌てて机の中を見せてくれました。
ハサミだって今は必要ないでしょ?

言っておきますが、これも中3クラス。
キミたち、ホントに中3かー?受験生かー?
胃がキリキリするような思いをしているのは私だけのようです。

雪の到来とともに

2012年12月19日 | 今日のお仕事 
しばらく穏やかな天気が続いていましたが、本格的に降ってきました。
この分だと明日の朝は雪かきからスタートになりそうです。

天候の悪化と時を同じくしてボスが風邪でダウン寸前です。
こういう時のために!と控えていたバイト君に連絡したら
発熱して鼻水が止まらないと、既にダウンしていました。

仕方がないので、ボスは体調の悪い中授業をやることに。
幸い病院でもらった薬が効いて、咳や鼻水の症状はなく
「とにかく寒気がする」だけだそうです。
熱はないと言っていましたが、インフルエンザじゃないといいなあ。

私も今日は念入りに手洗いうがいをし、早めに寝ようと思います。

曲線のグラフの書き方

2012年12月18日 | 今日のお仕事 
今日、数学担当の同僚に聞いた話。
中1クラスでも小6クラスでも、反比例のグラフを書くときに
定規を使おうとする生徒が増えているんだそうです。
反比例のグラフといったら曲線だから、定規なんて使いようがないんじゃないの??

同僚も不思議に思って注意したら
「だって、学校で習いました。」と言われたそうです。
直線で書ける比例のグラフと勘違いしているんじゃないの?
と思って教科書などで確かめてみたら、反比例のグラフも
定規を使って点を結ぼう。ただし直線にならないように注意しよう。」
とあったらしい。
定規を使っているのに直線にならないようにって、むしろ難しくない?

不器用すぎてフリーハンドで曲線が書けない生徒たちを何人も見てきたけど
そういう生徒は定規も上手く使いこなせないからなあ…
いらぬ気遣いとしか思えないです。

日本人の手先の器用さは、折り鶴を作れることで外国人と比べられたりしますが
グラフが上手く書けない子、コンパスを上手く使えない子を見ていると
折り鶴も無理だろうな~と思います。
「器用な日本人」とか「日本人の細かい作業の職人技」とか
じわじわと存亡が危うくなっているのかもしれません。

ちなみに、不器用な生徒は鉛筆の持ち方も下手くそ。
きっと箸も上手く持てていないと思います。
そこは本人の資質というより、保護者のしつけの問題な気がするし
今さらどうしようもない気もするし、黙って見ているしかないのかなあ。

推薦入試受験者確定

2012年12月17日 |   中3 
先週中に学校の三者面談が終わり、推薦入試受験者がほぼ確定しました。
推薦枠減少という話もあったため、今年は推薦入試を受ける塾生は少なそうです。

少ないとはいっても、そろいもそろって作文苦手な生徒ばかり。
さっそく添削指導を頼まれて、ちょっと憂鬱です。
中には学校長宛の推薦依頼作文から担任のダメ出しをくらって泣きついてきた生徒も。

こんなに短い期間で上手に書けるようになるのはムリ…とは言いませんが
本人の努力とやる気が最大のポイントであって、私ができることはほんのわずか。
それでも、やれる限りのことはやりたいと思います。

ひとやすみ

2012年12月16日 | 今日の1品 
晴れはしなかったけど穏やかな天気だったので
外出ついでに買い物を楽しみました。
そこで見つけて、つい買ってしまったのがコレ。↑
寝っ転がったサンタさん。
忙しい12月でも、こんなふうに肩の力を抜いて過ごしたいなあ。

クリスマスちっくな置物は全部窓際に飾ってありますが
これだけはテレビ前に置いてみました。

というわけで、現在テレビ前大混雑。

明日は選挙

2012年12月15日 |   中1 
中1クラスで「明日は選挙です!夜はどのチャンネルも選挙の話になるね~」と言ったら
一部から激しいブーイングと「選挙なんてやめちまえ!」という過激なヤジが。
そんなにテレビ中心の生活をしているのかい?

選挙をやらなかったら世の中もっと酷いことになっちゃうかもよ?
というような話をしたら一応は納得してくれましたが
「(選挙の)時期が悪い!」というもっともなご意見が出ました。私もそう思う。
そこはきっと、議員のオジサンやオバサンたち大人の事情というのがあるのでしょう…

塾生には積極的に選挙に参加する大人になってほしいので
ときどき(公平な立場で)政治の話もしますが
中1でも原発問題や世襲制議員についてなど
しっかりした意見を持った生徒がいて頼もしいです。
現職の政治家に対して「あんな奴らじゃダメだ。」と
手厳しい声を上げた生徒も何人かいましたが
彼らにはぜひ、強い信念とリーダーシップを持って世の中を変えてほしいものだ。

歴史苦手にもほどがある

2012年12月14日 |   中3 
中3クラスの国語で、時間に余裕があったので軽く文学史のおさらいをしました。

今までに国語の教科書で学習した5つの文学作品
「竹取物語」「枕草子」「平家物語」「徒然草」「おくのほそ道」
の作者名と時代を書くというもの。(「竹取~」と「平家~」は作者不明)

先月「おくのほそ道」の平泉の場面を学習していたときに
源義経の名前が出てこなかったクラスだったので覚悟はしていましたがヒドかった!

8カ所の解答欄のうち、「おくのほそ道」の「江戸時代」
しか書けない生徒が多数派という事実に言葉が出ませんでした。
「芭蕉」は直近の定期テストに出題されてたハズですが、もう忘れたの?

さっさと正解を板書しても覚えてくれないと思い
それぞれの作品についてヒントを出し、答えを当ててもらうことにしました。
たとえば「平家物語」では

平家と源氏が戦って平家が負けましたっていう話です。
源氏が勝って、武士が初めて幕府を開きました。社会でもやったよね?
で、何時代?

返ってきた答えは「……戦国時代?
やめてー、その武士が戦ってたら「戦国時代」という短絡的思考。

違います!と言ったら「幕府だから江戸?」という意味不明な解答が。
江戸幕府だけが幕府じゃないぞ!
もっと前!と言ったら「弥生…?」戻りすぎです。
「平安の次?…だったら江戸!…じゃないならムロマチ?」大事なとこ抜けてる。
しかし、みんな当てずっぽう。源氏って大将は源頼朝のことよ?わかって言ってる?
で、最終ヒントの「いいくにつくろう…」でやっと正解が出ました。

「平家物語」が「鎌倉時代」に成立、というのは中2国語で学習した内容です。
社会の歴史の時間でも学習済みで、夏期講習会でもおさらいしているはずです。
それなのに「鎌倉時代」という言葉を導き出すために
こんなに紆余曲折するとは思いませんでした。
こんなクラスばかりじゃありませんが、今年はこういう生徒も多数在籍しています。
…前途多難な予感しかしない。

データ返却

2012年12月13日 |   中3 
先日の模擬テストのデータが送られてきたので、さっそく生徒たちに返却しました。

前回は平均点が低かったこともあり、全体的にとんでもない結果だったのですが
今回はほとんどの生徒が得点アップしていてホッとしました。
生徒たちも嬉しそうで良かった。

中には5教科合計が前回から100点もアップした生徒がいました。
よく頑張ったと褒めたけど、一方で
これで満足して気が抜けちゃうんじゃないかと心配です。
データから「自分よりまだ下がいる」と安心しようとしている生徒もいたし。

例年になく学習量の少ない生徒たちなので心配のタネが尽きません。
入試本番まであと3ヶ月。
油断せずに勉強に励んでほしいです。

ところで、さっき帰宅途中に流れ星を見ました。 ふたご座流星群かな!
今日は雪もあがっていい天気。
新月だし、空気が澄んでいて星がキレイです。
オリオン座と北斗七星しかわからないけど、ずっと空を見上げながら帰ってきました。
もうちょっと外にいれば、もっと見られそうだけど、寒くてギブアップ。

学校では今頃

2012年12月12日 | 今日のお仕事 
市内の中学校は2学期制のため、年末に通知票は配布されません。
だからといって、なんにもナシというわけにもいかないということで
この時期に三者面談を行って教育相談をしているようです。

3年生は進路決定の実質的に最初にして最後の面談。
生徒と学校がどんな決断をするのか注意深く見守っているところです。
冬期講習会のクラス設定も、この決断を参考に最終決定しようと考えています。

それに対して、低学年の生徒たちの三者面談はのんびりしたものです。
今日、中1クラスの女子に「学校でどんな話があったの?」と聞いたら
「好き嫌いをなくしましょう、って言われた」そうです。
確かにこの生徒は得意教科と不得意教科の点数が倍くらい違うんですが
こんな優しい言い方でいいのかな…と、ちょっと不安になりました。
もっといろんなことを言われたのに覚えていないだけかもしれないけど。

それから、塾の三者面談をおそろしがっている生徒が
学校の三者面談は平気そうなのが意外でした。
我々は保護者に事実しか伝えていないんだけどなー。