白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酒と、友と、本は人生のうるおいである。

2013-12-12 10:58:15 | インポート

十二月十一日(水)晴れ。

自宅のすぐ裏で、宅地造成の工事を行っているのでうるさくて仕方がない。騒音で落ち着かないので、午前中に歯医者に行った。午後から、みなとみらいのスタバでコーヒーを味わいながら、事務所の書棚から持ってきた福原麟太郎の「読書と或る人生」(新潮選書)を読む。

気の合う友達との酒席も楽しいが、昼下がりに暖かい日差しを感じながら好きな本を読むことも人生のうるおいであることは言うまでもない。最近のコーヒーショップは、人の目や時間を気にせずに、のんびりと出来るので嬉しい。周りにもPCをしている人などいて、コーヒー一杯で一時間ぐらいいても、遠慮せずにいられる。

夕方に事務所に寄り郵便物のチェック。正月休みを利用して、事務所の書棚の整理をしようと思っている。お世話になっている方から「荒巻鮭」を頂く。我が家は、毎日、愚妻に二人の子供が弁当を持って行くので、鮭は助かる。最も、頭とハラスの部分は私の酒の肴となる。カツオが終わって、これからは鮭が晩酌の友となる。そんな訳で、酔狂亭で月下独酌。

Photo_2※二読目だが、書棚には「いつか読もう」と思ってストックしてある本もかなりある。貯金の利子のような感じがして裕福な気持ちになる。


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猪瀬知事も「倍返し」されている。

2013-12-12 10:42:16 | インポート

十一月十日(火)晴れ。

昨夜は早めに寝たせいもあって、五時に目が覚めた。しかし寒いのでそのまま布団に入ってテレビを見ていた。猪瀬知事がコテンパンにやられている。うまく行きそうなことには、とかく邪魔が入る。正に好事魔多し。オリンピックの招致であれだけもてはやされたのもつかの間、今度は一転、被告席。追及する自民党の都議も、普段はテレビなど出たこともないので、ここぞとばかり正義感ぶって追及している。こいつらが人情なしのSM趣味の連中なのか、それとも猪瀬の人徳のなさなのか、今度、大物右翼に聞いてみよう。

私が、猪瀬の立場だったら、「ウルセェー。たかが五千万ぐらいでガタガタ言うな。俺の名前と体が担保で五千万なんて安いくらいだ」と開き直ってやるんだがなぁー。きっと根は真面目な人なのだろう。以前、群青忌でも講演して頂いたので、あまり悪口は言いたくない。しかし、五千万くらい、次期都知事に投げたくらいで、蜂の巣をつついたように騒ぐ、日本人も小さくなったものよ。(と見栄を張っても情けないことに私は、そんな大金見たこともない)

昼ごろになって、ようやく体調が戻った。事務所に行かずに自宅で仕事。夜は、「蜷川会」を野毛の「弥平」にて開催。八人出席。その後、関内に転戦して忘年会。日にちをまたぐギリギリに帰宅。体調が良くなると、すぐこれだ。

Photo※話題の人。木村三浩氏より新刊本をご恵送された。彩流社刊・1900+税です。


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海の神様に「倍返し」された。

2013-12-12 10:27:44 | インポート

十二月九日(月)晴れ。

五時半に、大熊氏に起こされる。ん、私は誰、ここは何処。酔いが醒めきらない時の症状である。顔を洗いに行くが、下を向くと、小さな「オェ」が・・・。ヤバイ、最悪の二日酔いの状態である。

クラクラする頭と体で、支度をするのも辛い。すでに皆さんは釣り船の周りに集合している。六時に出船。イサキ狙いの比較的簡単な釣りである。棚も十六メートルから二十メートルまでで、典型的なシロウト向けの釣り。

2※出船直後。この時はまだいくらか余裕があった。

山口先生の計らいで「おおども」(一番後ろ)に場所を取って頂いたので、釣果はボチボチ。しかしエンジンの煙と軽い船の揺れで、ついに「オェー」の倍返し。隣の大熊氏は、耳をふさいで逃げて行く。これには参った。我慢して釣りを続けたが、その後も、定期的に「オェー」。船酔いなど初めてのこと。海の神様の「ザマーミロ」の声が聞こえてくるようだ。十一時半に納竿。それでも釣果はイサキが十八匹と大型のウマズラが三枚。

陸に上がっても体調はすぐれず、館山港にある「ばんや」という海鮮料理の店に行くが、「しじみの味噌汁」とご飯を少しだけ食べただけ。帰りは、車の中でずっと寝ていた。東京駅から電車に乗り、自宅までたどり着く時間が辛かった。自宅に戻ってからは、すぐに風呂に入って、そのまま寝た。


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開戦記念日に、真珠湾へ、いや館山へ。

2013-12-12 09:52:49 | インポート

十二月八日(日)晴れ。開戦記念日。

今日は、かつて我が国が米英などの西洋列強と大東亜の開放と共栄と言う大理想を掲げて戦った大東亜戦争の開戦の日である。映画「トラ・トラ・トラ」(我レ、奇襲ニ成功セリ)は、私の戦争映画コレクションの中でも上位に入る。ちなみに一番は、新東宝で製作された「明治天皇と日露大戦争」です。

開戦から四日後の、すなわち昭和十六年十二月十二日の帝国議会において、この戦争をどう呼ぶかということが議決された。それには、「今次ノ対英米戦争及ビ今後情勢ノ推移ニ伴ヒ生起スルコトアルベキ戦争ハ、支那事変ヲモ含メ大東亜戦争ト呼称ス 」とある。今の政治家の中に、国会の答弁の中で先の大戦を堂々と「大東亜戦争」と呼称する者はいないのか。

この日、船で真珠湾を目指すべく、と言うのは嘘で、憂国青年同盟の山口申先生に誘われての釣行。釣りは好きなのだが、船釣りはあまり得意ではない。まあ「仕立て」で行く分には良いが、「乗り合い」だと、帰りたい時に帰れないから嫌だ。しかし、今回は、皆、知った人ばかり、もちろん「仕立て」であるから、約二十年ぶりの船釣りに行くこととなった。私を誘ってくれた大熊雄次氏は、釣りはシロウト。従って、何処へ、誰と、何を釣りに行くのか、聞いても全く要領を得ない。帰ってきた答えは「一泊の宴会だと思って来て下さい」。

五時に山口先生のご自宅に集まったが、驚いたことに、釣りの経験者は二三人で、後は皆さんが、初心者。従って、何処の舟宿か、狙う魚が何かをほとんどの人が知らないので、少々戸惑ってしまった。結局は、千葉の館山へ「イサキ」狙いの釣りなのだが、館山ならアクアラインを通るコース。わざわざ山口先生のご自宅に行くよりも、横浜から行った方が、断然早い。まあしょうがないか。

釣り宿についても、風呂に入って明日の準備をする人など誰もいない。まず酒。小川勝正先生が持ち込んだのが、「森以蔵」「赤霧島」「三岳」。これじゃ飲まずにはいられない。先輩面して大熊氏に、「船釣りで一番キツイのは寝不足に二日酔いだから、ほどほどに」と言っていたにも関わらず、美味い酒があると、明日のことを忘れて、酒を口に運ぶのももどかしく、口から先に酒に行く。恐らく、海の神様は、私のこの姿を見て「ナメンナヨ」と思ったのに違いない。翌朝、海の神様の逆襲をもろに受けることになった。こうしてトホホな夜は更けて行きました。


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