七月七日(月)曇り。
朝目を覚まして天気が悪いと、それだけでイライラする。反対に陽射しが眩しい朝だと、何か良いことがありそうだと嬉しくなる。
爺むさいと思われるかもしれないが、朝食前に、まず両親の位牌のある仏壇の花の水を換えて、新しい水を供えて手を合わせる。願うことは、もちろん家族の無病息災だ。次に野村先生の写真と今上両陛下のご真影に加えて佐渡から連れて帰ってきた石のお地蔵さんの前にある花の水とお水を換えて野村一門の安泰と皇国の弥栄を祈念する。
七夕か・・・。若い人は知らないけれど、七夕の今日は、昭和十二年(一九三七年)七月七日に北京西南方向の盧溝橋(ろこうきょう)で起きた発砲事件で日中戦争(支那事変、日華事変)の発端となった日でもある。この事件をきっかけに、日本軍と中国国民党政府(現在の中華人民共和国ではない)は戦争状態に突入、その後戦線を拡大していった。日本ではなにやらロマンチックな日であるかもしれないが、お隣さんは反日のプロパガンダの日として盛り上がっているそうだ。アホクサ。
朝食は、家族が見向きもしない「マルシンのハンバーグ」と「赤ウインナー」とキャベツの千切り。後は気休めの「シジミのスープ」だ。野村先生は、ソース嫌いで困っていたが、私は大日本ソース党である。関西の同志や社友の福井英史さんからソースを送って頂くが、こんなに様々なご当地ソースがあることを知ってカルチャーショックを受けた。週に二回はどうしても「ソース」を使う料理が食べたくなる。
一日原稿書き。何と言っても随分な量の原稿を書かなければならないので、資料集めや校正に時間がかかる。しかし脳みそは百グラム程度しかないのだから。夕方までかかって三分の一ほど書いた。徹夜でもすれば終わるのだが、一応五時に筆を置いて(パソコンですが)慌てて「みなとみらい」のスーパーにカツオを探しに行き、ゲット。ふふな気分で我が酔狂亭で月下独酌。