七月十二日(土)晴れ。
朝食は、ハムエッグスにおしんこという極めて日本的な?もの。今日は、社友の福田秀春さんが宮崎から上京する。横浜駅のYキャットに十時半に着とのこと。そごうの地下駐車場で合流。
お土産に宮崎の海岸で採れると言うこぶりな「カラス貝」を頂いた。酒蒸しにするか味噌汁が美味しいということ。野村先生のお墓参りに行きたいとのことなので、そのまま伊勢原へ。ラジオの情報では東名は混んでいるとのことだったが、意外に空いていた。四十分ほどで伊勢原着。
ご住職にご挨拶をしてから先生のお墓を掃除して、お花を飾り、お線香を手向けて手を合わせる。福田さんがお墓の前で、野村先生の夏の句、「夏雲の雄渾といふさみしさなり」「蟲と寝て恨みも無き天地」「夏雲や獄十年の無精髭」「ふと何もきこえぬ空の蝉しぐれ」の四句を吟詠。福田さんの澄んだ声が周りの山に消えて行った。
ことしも可憐な「ホタルフクロ」が咲いた。こうして先生の著作や「群青忌」、そして私の「燃えよ祖国」から社友の輪が広がって行くことが嬉しい。野村先生が亡くなられてから、早二十一年。野村先生の思想と行動を風化させないために、地道な努力を続けている。今年の秋の墓前祭では、全国の社友と会えるだろう。楽しみである。
※先生のお墓の前で吟詠する福田さん。
※先生の句碑の前で。福田秀春氏何を思う。
横浜に戻って、一旦別れてから、五時に「やまと」にて歓迎の懇親会。昨年も一緒だった空挺出身のIさんや大行社の小針氏、私の友人のYさんに佐伯さんなどで「やまと」の名物料理を味わう。したたか飲んで解散。