白雲去来

蜷川正大の日々是口実

駅弁売りが懐かしい。

2017-04-04 13:08:59 | 日記
四月二日(日)晴れ。

大行社の横浜支部の若い人たちが、戸塚の川べりで三時から花見を行うと言うので、愚妻と出かけた。場所が分からず、交番で聞けば、歩いてすぐとのこと。幸いにすぐに分かったが、生憎桜はまだ二分程度。午前中に横浜駅前で定例街宣を行ってから花見とは、運動家らしくて良いが、あっという間に陽が落ちて、寒さとの戦いとなった。二次会を固辞して、愚妻と「やまと」へ。たいした量を飲んだわけでもないのに、酔いが回り、一時間程度にて、お暇した。

「花見」の帰り、戸塚からJRで横浜に出た。相鉄線に乗り換えて西横浜から歩いて「やまと」に行こうと思ったが、酔いもあって面倒なので、タクシーで向かった。車中にふと思ったのは、横浜駅のホームに赤いチャイナドレスを着た「シュウマイ娘」がいなくなったのはいつごろだろうかと思った。その昔は、シュウマイ娘が、首から箱をぶら下げてシュウマイ弁当を売っていた。横浜駅の風物詩でもあった。まあ売店には、今でもチャイナ服を着た売り子の人がいるが、電車の窓が開かなくなってから、いわゆる駅弁売りがいなくなった。ペットボトルの普及で、「お茶売り」も姿を消した。調べていたら、クレージー剣バンドに「シュウマイ娘」という歌がある。また横浜生まれの桂歌丸師匠の奥さんは、元シュウマイ娘だったそうだ。
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小楼一夜春雨を聴くか。

2017-04-04 12:32:23 | 日記
四月一日(土)小雨。

雨か。雨だれを聞いていると布団から出るのがためらわれる。時計を見ると八時過ぎ、休みとあって家人は誰も二階から降りてこない。グゥとお腹が鳴ったような気がしたので、もそもそと布団から出て、キッチンに行けば、ご飯が炊けていない。そうか、昨夜、冷ご飯が一杯あるので「お粥」にしようと、言ったのを思い出した。おいしいお粥を作るのには、一時間ほどかかる。言いだしっぺなので仕方がない。最近凝っている「茅乃舎のだし」をたっぷり使って、土鍋でお粥を作った。

それまで、PCをチェック。ブログ、フェイスブック、メールをチェックしているとあっという間に一時間。タイマーが、「時間ですよ」と教えてくれる。白髪ねぎ、もやしのナムル、お粥の具は皆それぞれ。食後は、部屋の掃除。何もしなくても、埃などで部屋が汚れる。雨の日は、花粉対策の空気清浄機をつけなくても調子がいい。

霞みそうな春の雨に濡れる近所の屋根を見ていると、小楼一夜春雨を聴き、深巷明朝杏花を売る。との宋の陸游の詩の一節が浮かぶ。約四年、漢詩ばかりを夢中で読んでいたこともあって、酒で腐った頭の中にも、いくつかの詩がこびりついている。もちろんとぎれとぎれの物があったり、作者と詩が結びつかないこともままあるが、様々な景色の中に自然と詩が浮かぶ。まあこんなこともなければ、四年の月日が空しくなる。

アンズの花を売る声でも聞きに行くかと、午後は伊勢佐木町の大徳壽という焼肉屋で、ちょっと遅いランチ。食後は有隣堂で書籍浴。岐阜の細川先生に勧められた、ユーミンの嫁ぎ先の家と頭山家に関する本を探したが、見当たらなかった。事務所に寄ってから帰宅。横浜の桜はまだほんのりと色を付けた程度。

夜はおとなしく酔狂亭で独酌。

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