白雲去来

蜷川正大の日々是口実

花は半開を看る。か。

2017-04-09 13:03:01 | 日記
四月六日(木)晴れ。

事務所に行く途中に、最近我が町の桜の名所になっている大岡川沿いを車で走る。まだ桜は五分咲き程度だ。露店が出ていて酔客がチラリホラリ。中国の明の時代に洪自誠という人が書いた処世・修養のための名言集「菜根譚」の中の有名な一節に、「花は半開を看(み)、酒は微酔(びすい)に飲む、此の中に大いに佳趣(かしゅ)あり。若し爛漫もうとうに至らば、便ち悪境を成す。盈満(えいまん)を履(ふ)む者は宜しくこれを思うべし。」訳:花は半開、酒はほろ酔い、それでこそ最高の趣というものだ。開きつくした花を眺め、深酒に酔いつぶれて何の風情があるものか。なにもかも満ち足りた人ほど、その事をよく知って欲しいものだ。とは言いますが、やはり桜は満開を見て、その下で大破轟沈。これこそ桜と酒の最高のコラボ。

その昔、私が連載をさせて頂いていた雑誌に『実話時報』というものがあった。残念ながら廃刊となってしまったが、その雑誌のライターだったT氏と再会。彼とは、浜松で植垣康博氏との対談や亡くなられた三浦和義氏との対談などでお世話になった。そう言えば高知に行って一緒に「くじらのすきやき」を食べたこともあった。

思い出話に花が咲き、中華街は市場通りの「中華飯店」へ。長いお付き合いだったこのお店の娘さんが一年前に亡くなられたことを知り、とても驚いた。お母さんにお悔やみを言って、軽く食事。憂国の実業家、松本洋三さんから電話が入り、共に「安記」へ。紹興酒を二本空けて解散。「安記」の紹介で中華街では有名と言うマッサージ店へ。最近肩こりが酷かったので、助かった。松本氏に送って頂き帰宅。

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