白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『赤坂ナイトクラブの光と影』。

2021-02-07 13:26:32 | 日記

2月5日(金)晴れ。

過日、読了したのが山平重樹さんの『赤坂「ニューラテンクオーター」物語』(双葉社刊)。正に戦後の風俗、芸能、経済史を楽しみながら学べる一冊だった。まてよ、以前、その「ラテン」に関する本を読んだことがあると突然思い出した。山平さんの本の「参考文献」を見たら『赤坂ナイトクラブの光と影』(諸岡寛司著・講談社)であることが分かった。確か事務所にあると思って探した。本を捨てられない性格もあって、書棚は本が二重三重に詰め込んであり、探すのが大変だったが、あった。

著者の諸岡氏は、ラテンの開店から閉店まで、常に第一線で接客に携わり、ウエイターのトップから最終的には取締役営業部長にまでなった人で、赤坂の夜の生き字引のような人。当然、山平さんの本にも度々登場する。家に持ち帰って本を開いたら『週刊文春』の書評の切り抜きが挟んであった。書評を書いたのは銀座の高級クラブ「姫」のオーナーママで作詞家の山口洋子さんである。残念ながら、その書評が掲載された年月日はメモしてなかったが、『赤坂ナイトクラブの光と影』が出版されたのは奥付を見ると2003年の2月のことであるから、『文春』の書評も同じ年であると思う。

今から18年前に読んだ本を再読してみた。頭は酒で腐っているので、ほとんど内容には記憶がなく新鮮であった。山平さんの本を読んだ直後でもあり、山平さんの本に血が通ったような感じがして、とても楽しめた。確か事務所には、当時の赤坂や六本木のことを書いた本があったと思うので、また探して読んでみるつもりでいる。


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コロナはある意味で人を疎遠にする。

2021-02-07 12:46:43 | 日記

2月4日(木)晴れ。

キャンディーズの歌ではないが「春一番」が吹いたとのニュース。もうすぐ春ですね。とはいうもの昨日は立春。暦の上では春です。亡くなられてしまったが立春の日に、鎌倉に住むさるお方から日比谷花壇の「蘭」を何年も届けて頂いた。「もう春か」と、蘭を見て思ったものだ。いずれ三浦にあるというその方のお墓にお参りしたいと思っていてる。

朝は、辛子高菜のチャーハンにカルビスープ、筋子。昼はハムサンド。夜は、手羽餃子、チキンソテー、大根と人参のサラダ。お供は「赤霧島」。木曜日はノンアルの缶ビール二本のみで休肝日。

しかしながらコロナはある意味で人を疎遠にする。飲み会に限らず、会議、集会、葬儀などもほとんどなくなり、「たまには会いたいなぁー」と思う人たちとも、声をかけるのが憚られ連絡を取っていない。そんな状態がもう一年以上続いている。まあ個人的には酒量と食事の量はコロナ前も後も変わらないが・・・。


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