7月26日(水)晴れ。
毎日暑いなぁー。何でも「命にかかわる危険な暑さ」らしい。愚痴っても涼しくなる訳ではないけれど、つい言ってしまう。最近、「水ナス」がスーパーなどにあると必ず買うようにしている。関内の「伊勢」という料理屋で、水ナスを生で食べて、その美味しさに驚いてから、癖になった。最も、料理屋で出すくらいの物だから、スーパーの物とは比較にならない。スーパーの物はとても切っただけでは食べられないので、白出汁を使って「浅漬け」にするか、薄塩水にさらしてから、塩でもみ、ごま油と醤油、そしてかつお節をかけて食べている。糠漬けもやってみたいが、思案中である。
朝食は、素麺、小さいおにぎり。昼は抜いた。夜は、メンチカツとキャベツの千切り添え、タコとネギをごま油で和えた「タコネギ」、タコとキムチと和えた「タコキムチ」、ワカメときゅうりの酢の物。お供は、「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
明治期の美術指導者岡倉天心は1863年、現在は横浜市開港記念会館(同市中区)がある場所で生まれた。ここで父が商館「石川屋(石川生糸店)」の支配人を務めていたためだ。その建物の壁にあるのが「岡倉天心誕生の地」というレリーフ。岡倉天心は日露戦争の最中に、アメリカに滞在していた。羽織はかま姿で、街を歩いていると、現地の若者が無遠慮に話しかけてきた。「君たちは、何ニーズか?ジャパニーズか、それともチャイニーズか?」。天心はすかさず、切り返した。「あんたこそ、何キーだ?ヤンキーか、モンキーか、それともドンキー(ロバ)か?」。「産経抄・2020・2・6」より。
中華街に近い、開港記念館の傍を通ると、そのエピソードが浮かび、笑ってしまう。こういう話が好きだ。