白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『文藝春秋』の10月号。

2023-10-08 16:54:55 | 日記

10月5日(木)曇り後晴れ。

朝食は、きんぴらごぼう、竹輪とナスのオイスターソース炒め、「つた金」の焼きのり。昼は抜いた。夜は、今年の群青忌にて追悼講演をお願いしている犬塚博英先輩を大熊雄次氏とお招きして、大熊氏の地元の三ノ輪の寿司割烹「丸長」にて食事会。上野駅にて大熊氏と待ち合わせたのだが、横浜駅から「上野東京ライン」で一本、あっという間に着いた。便利になったものだ。車中と、早く着いてしまったので、『文藝春秋』10月号を読む。

今月の特集が目に留まったので先週買ったのだが、呆けているのか買ったことさえ忘れていた。飯島勲氏の「横田めぐみさん奪還交渉記録」、加賀まりこ「私の義侠心」、倍賞千恵子「寅さんと健さん」、「小林旭回顧録」など良かったが、特に心に沁みたのは藤原正彦さんの「私の代表的日本人ー柴五郎」だった。会津に生まれて育った男児ならば、柴五郎を知らずして会津人、いや日本人にあらずと言っても過言ではない。

柴のことは随分前に、『ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書』(石光真人編著・中公新書)や、いわゆる「義和団の乱」を題材にした松岡圭祐氏の『黄砂の籠城』などで知っていたが、改めて藤原正彦氏の文章で襟を正させて頂いた。「赤報隊特集」のこともあって『文藝春秋』にアレルギーがあったが、買って良かったと思っている。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愁思。 | トップ | 昔はアカペラで歌ったものだ。 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事