二月十九日(木)晴れ。
やはり朝は起きられなかった。最高に美味いものを食べ、最高の美酒に酔っても、翌朝は二日酔いでは、勿体ない話だ。二日酔いだけは、食と酒を選ばない。何十万円もするワインを飲んでも、二級酒を飲んでも、翌朝辛いのは一緒だ。あーあ勿体ない。久し振りに、関西社友会の瀬渡さんからコメントが入った。「ナポレオン党、ケンタロウス」よく知っていますね。でも私は、その二つのグループは、当時もお付き合いはありませんでした。私よりも少し年上の人たちだったこともあるし、なにせ貧乏でしたので、車どころかオートバイも買えませんでした。十代の頃から働きづめで、二十代になってからの青春と言えば、やはりビラ貼り、街宣ですかね。暗いかナァー。
九時過ぎに、ようやく布団から出て、朝食のテーブルに向かった。食後はブログを更新。筆が遅いので、こんなものを書くだけでもかなり時間がかかる。二時まで、自宅で仕事をしてから、仕事の打ち合わせのために関内へ。一時間ほどで終了。その後、事務所にて郵便物やファックスの確認をして自宅に戻る。
自宅に戻れば、ネット・オークションで購入したビデオが届いていた。昭和十九年公開の「あの旗を撃て」である。この映画は、戦後、フィルムがないと言われてきた幻の映画である。フィリピン戦線を題材にして、マニラやバターン半島、そして昨年の五月に我々が訪れたコレヒドール島で撮影された。公開当時のポスターには「日比交流共演・第一級大作」とあるように、日本とフィリピンの友好、結束が力強く描かれている。当然、娯楽作品というよりも戦争プロパガンダである。残念ながらDVDはなくVHSのみである。今日は、休肝日とした。これからのんびりこの映画を見るか。
夜遅くなって、昭和六十一年から、昭和六十二年にかけて、当時浜松町の事務所にいた女性事務員と連絡がついた。新潮の記事の確認には最適な人である。会うのが楽しみである。
映画「あの旗を撃て」の主題歌です。お暇な方は是非お聴き下さい。
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