白雲去来

蜷川正大の日々是口実

今日は、何か、いい日だった。

2009-02-22 11:17:45 | インポート

二月二十日(金)晴れ。

 起床後すぐに机に向かう。今日は忙しい。原稿の下準備を終えて、十時半に歯医者へ。終了後はそのまま東京に向かった。途中で、車内で読む本を忘れたことに気がつく。横浜駅の丸善に飛び込んで慌しく本のジャングルの中を彷徨った結果、文庫本を購入した。カバーをつけてもらってから、何気なく出版社を見たら、なんと新潮社ではないか。気分が悪くなって返そうとも思ったが、それでは大人気ないので、そのままにした。しかし、この本が大当たりで、出版社のことなど忘れて、夢中になった。本の題名は「ことばの歳時記」著者は国語辞典の編集などで有名な金田一春彦先生。昭和四十八年の初版から、昨年までに四十八刷も版を重ねている。面白いわけだ。

 高田の馬場に着いたのが丁度正午。朝食をとってこなかったので、お店を探すが、大体、こういう時は、目移りしてロクな店に当らない。それでも今日は違った。良い本にめぐり合った時は、何かいいことがある。一水会の事務所のすぐ近くにある韓国料理屋(焼肉屋ではない)。ここで表の看板の写真にあった「二分の一のサムゲタン」八百円。当初はマアいいか、という感じで入ったが、食べたらこれが美味いのなんのって、嬉しくなった。隣ではチヨット素人離れした妙齢のご婦人が二人、私と同じものを食べながら、昼間からジョッキでビールを飲んでいた。この姿が様になっていて、いやはや見ていてドキドキした。時折、私にチラリ、チラリと視線を送ってくるので、ドキドキ度はさらに上昇したが、何気なく横を見ると、私の頭の高さに韓国のイケメン男優の写真があった。そりゃそうだよナァー、幾らなんでも昼間から、そんないいことあるわけないよナァー。気づいた後は、ガァーッと食べて一水会へ。

 すでに木村、犬塚の両氏とT新聞社の記者お二人が到着していた。早速取材。分かりきったことばかり聞かれたが、その記者氏いわく、「ただあきれている」。何でも、メディア論をからめて記事にするとのこと。一時間ほどで終了。その後、遅れてきた、たまに新潮社に記事を書いているというフリーのライター氏や、他社の記者が来訪して情報交換。今回は、特に児玉先生に関連した記事への検証を行った。詳しい事は、ここに書くことは出来ないが、児玉先生サイドの古参の方から、貴重な証言を得た。

 五時に、犬塚、木村両氏とともに代々木に移動して、少し早いが夕食を兼ねて一献。木村氏は七時から予定があるとのことで、解散。犬塚氏と私は新宿へ。新宿のお店で、偶然にもA新聞社の記者氏とお会いし、情報交換。「朝日と共闘するとは思わなかった」と大笑い。最近、このお店は、民族派の梁山泊の観を呈している。そういえば、このお店のすぐ近くに、故阿部勉氏の馴染みで、私も野村先生とお供したことのある「勇船」があった、と犬塚氏が教えてくれた。

 その後、会合を終えた、伊藤好雄、森田忠明の「経団連事件」組の先輩が来店。すごい偶然ではあるが私は、早い時間から飲んでいたので、ご挨拶だけして横浜に戻った。今日は、何かいい日だった。

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