6月5日(水)晴れ。
朝食は、中華丼、ナスとベーコンのチキンコンソメスープ。昼は抜いた。夜は、カツオのたたき、とーふのお好み焼き風、チキンソテー、子供の京みやげの山ごぼう。お供は「侍士の門」。酔狂亭にて独酌。
現在、盟友がオーストリアのウィーンを旅している。クラッシックの好きな方には憧れの国らしい。随分前に「フーテンの寅さん」シリーズで、初の海外ロケの地がウイーンだったのを見たことがある。確かマドンナは竹下景子だった。やはりウイーンが舞台だった「第三の男」を思わせるシーがあったことを覚えている。何でも当時のウイーンの市長が訪日の際に飛行機の中で「寅さん」の映画を見て、ファンとなり招致したとのこと。
私にとって、ウイーンと聞くと、その昔に馬車道にあった同名の喫茶店を思い出す。まだ、マックやスタバといったお店が出来る前の事だ。そのお店で様々な人と待ち合わせをした。携帯電話もない頃で、待ち合わせの時間に遅れそうになるとお店に電話して呼び出して貰った。「同伴」関係の待ち合わせも大体このお店だった。決して学生街ではなかったがガロというグループが歌ってヒットした「学生街の喫茶店」を聞くと、なぜかそのお店を思い出す。伊勢佐木町の有隣堂で本を買っては、馬車道のウイーンで読んだ。覚えているのは向田邦子さんの本。そのウイーンもお店の前にあった映画館「東宝会館」もなくなり、街の景色も変わっていったが、馬車道を歩くとウイーンのことを思い出す。資料によれば今から8年前の2014年8月に閉店とある。確か、開店は昭和の時代と記憶している。※写真はお借りしたものです。個人的には、新装したこの写真の前の古い店の方が好きだった。