1月14日(土)雨。
寒いと思ったら雨か。何か随分と久しぶりのような気がする。これが夏だったら「いいお湿りですね」など挨拶を交わすところだが、この寒さでは外に出る気もしない。朝食は、エビチャーハン、ナスとピーマンと挽肉のオイスターソース炒め、厚切り大根の鶏ガラスープ煮。昼は抜いた。夜は、生カキ、カキのオイスターソース炒め、蒸しカキ。お供は白ワインから、「赤霧島」へ。
表紙を校正ミスした機関誌『燃えよ祖国』の最新号281号をやっと発送。新しい機関誌が完成すると嬉しくなる。約30年、読者の方はもちろん、社友、道友の支援があってこそ続けられている。有難いことだと感謝している。発行当時は『大悲ジャーナル』。平成13(2001)年の新年号(107号)から現在の『燃えよ祖国』と変更した。野村先生がご存命の頃に、赤坂にあった野村事務所で出していた情報誌の名前を引き継いだ。発行当時は、民族派の諸先生、諸先輩はもちろん、元連合赤軍の植垣康博さんや、ロス疑惑の三浦和義さん、死刑囚の秋山芳光さん、同じく死刑囚の澤地和夫さんや当時未決囚だった島田丑之助さんといった多彩な人たちの原稿を掲載している。せめて300号までは頑張りたいと思っている。
今年も伊勢の社友からセル牡蛎(殻付きの牡蛎)をご恵送頂いた。いつもながら発泡スチロールの蓋を開けたら、おぉっと、のけ反るような量である。嬉しさで頬が緩む。お陰様で牡蛎の殻を開けるのも上手になった。早速、生カキ、蒸しカキ、さらにカキを殻から出して、ニンニクとオリーブオイルで炒めてからバターと醤油で味を付けた三品が贅沢にも食卓に並ぶ。私は、大ぶりの岩牡蛎が苦手で、どちらかというと小ぶりのものを好む。「オアジ」でもマスターから「今日は、蜷川さん好みの大きさの牡蛎がありますよ」と、やや小ぶりの物を出してくれる。生の牡蛎はレモンに限る。海の香りが口の中一杯にあふれる。至福の瞬間である。蒸し牡蛎も美味しい。蒸し過ぎないのがコツ。白ワインを一本愚妻と一緒に空けてから「赤霧島」へ。感謝しつつ酔った。
横浜にゆかりの俳人、中村汀女の句、牡蠣むきの殼投げおとす音ばかり 。我が家もこんな感じでした。