白雲去来

蜷川正大の日々是口実

牡蠣むきの殼投げおとす音ばかり。

2023-01-19 16:31:53 | 日記

1月14日(土)雨。

寒いと思ったら雨か。何か随分と久しぶりのような気がする。これが夏だったら「いいお湿りですね」など挨拶を交わすところだが、この寒さでは外に出る気もしない。朝食は、エビチャーハン、ナスとピーマンと挽肉のオイスターソース炒め、厚切り大根の鶏ガラスープ煮。昼は抜いた。夜は、生カキ、カキのオイスターソース炒め、蒸しカキ。お供は白ワインから、「赤霧島」へ。

表紙を校正ミスした機関誌『燃えよ祖国』の最新号281号をやっと発送。新しい機関誌が完成すると嬉しくなる。約30年、読者の方はもちろん、社友、道友の支援があってこそ続けられている。有難いことだと感謝している。発行当時は『大悲ジャーナル』。平成13(2001)年の新年号(107号)から現在の『燃えよ祖国』と変更した。野村先生がご存命の頃に、赤坂にあった野村事務所で出していた情報誌の名前を引き継いだ。発行当時は、民族派の諸先生、諸先輩はもちろん、元連合赤軍の植垣康博さんや、ロス疑惑の三浦和義さん、死刑囚の秋山芳光さん、同じく死刑囚の澤地和夫さんや当時未決囚だった島田丑之助さんといった多彩な人たちの原稿を掲載している。せめて300号までは頑張りたいと思っている。

今年も伊勢の社友からセル牡蛎(殻付きの牡蛎)をご恵送頂いた。いつもながら発泡スチロールの蓋を開けたら、おぉっと、のけ反るような量である。嬉しさで頬が緩む。お陰様で牡蛎の殻を開けるのも上手になった。早速、生カキ、蒸しカキ、さらにカキを殻から出して、ニンニクとオリーブオイルで炒めてからバターと醤油で味を付けた三品が贅沢にも食卓に並ぶ。私は、大ぶりの岩牡蛎が苦手で、どちらかというと小ぶりのものを好む。「オアジ」でもマスターから「今日は、蜷川さん好みの大きさの牡蛎がありますよ」と、やや小ぶりの物を出してくれる。生の牡蛎はレモンに限る。海の香りが口の中一杯にあふれる。至福の瞬間である。蒸し牡蛎も美味しい。蒸し過ぎないのがコツ。白ワインを一本愚妻と一緒に空けてから「赤霧島」へ。感謝しつつ酔った。

横浜にゆかりの俳人、中村汀女の句、牡蠣むきの殼投げおとす音ばかり 。我が家もこんな感じでした。


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「今やらなければ、いつできる」か。

2023-01-18 14:43:57 | 日記

1月13日(金)晴れ。

朝食は、小ぶりの丼で天ぷらそば、鮭。昼は、トースト一枚。夜は、お世話になっている方と自宅近くの「浜一寿司」にて時局を肴の一献会。

今から36年前は昨夜から南関東に珍しく大雪が降った。翌日は晴れたが、雪で道路は渋滞し、午前中に決行予定が大幅に遅れた。その日から囹圄の身となり、戦線に復帰したのは4年後の事。早いもので、それから36年が過ぎた。私は36歳だった。たまに当時の「独醒記」と題した日記を読み返すことがある。文章の練習をしようと思い、毎日ノート一枚に心境を綴った。読了した本の「読書ノート」も書いた。最低、一月に二〇冊の本を読むことをノルマとした。読了した約九〇〇冊の本。決して負け惜しみではなく、いい時間を過ごしたと思っている。あの時間がなかったならば、今の自分はなかったと自負している。いやそう思わなければ、囹圄の時間が無駄になってしまう。

古希を過ぎて、若い頃の時のように気力や忍耐力が無くなっていることを実感している。文章を書くのも、機関誌を出すのも辛く、止めようかと思うときがある。そんな時には、この運動に入ったばかりの頃に、当時、学生青年純正同盟(学純同)の事務所にあった、確か『帝都日々新聞』や『実業之世界』を創刊した野依秀一先生の、「いまやらなければ、いつできる。おれがやらなければ、誰がやる」の書の言葉を思い出すようにしている。人に言ったことはないが、恥ずかしながら、以来その言葉を私の座右の銘としている。

随分前に、古書展で文化勲章を受章した彫刻家の平櫛田中の野依先生と同じ言葉を書いた額を見つけて買い求めた。野依先生の書と多少の字句の違いはあっても、言わんとすることは同じだ。事務所か自宅に掛けようかとも思ったが、野依、平櫛の両先生から「何だそのザマは」と叱られているようで飾らずにいる。もう何かできる歳ではないので、お世話になってる後輩の会社に寄贈するつもりでいる。


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好きな司馬作品のベスト10。

2023-01-17 12:40:42 | 日記

1月12日(木)晴れ。

珍しく10時過ぎまで布団の中にいた。雨戸を開ければ良い天気。こんな時間まで寝ていては、汗水流して労働に勤しんでいるカタギの衆にスマン・スマンのオスマントルコと心の中で謝った。昼近くになって、昨日茹ですぎてしまった「善光寺蕎麦」を昨日に続き、野菜の天ぷらそば。夜は、ナスと豚肉のみそ炒め、キュウリのナムル、生ワカメとレタスのしゃぶしゃぶ。お供は「赤霧島」。酔狂亭にて独酌。

司馬遼太郎記念財団が、生誕100年に合わせてインターネットなどで行った「好きな司馬作品」のアンケートの結果を発表したことが、今日の産経新聞に出ていた。1位が『坂の上の雲』で2位が『竜馬がゆく』、3位『燃えよ剣』。以下『街道をゆく』『峠』『花神』『国盗り物語』『菜の花の沖』『関ケ原』『世に棲む日々』までがベスト10。私が読んでいないのは『関ケ原』だけだ。『峠』は映画化されたものを年末にDVDで見たばかりだ。

凄いのは、発行部数1千万部(電子書籍を含む)を超えているのは『坂の上の雲』1987万部、『竜馬がゆく』2496万部、『街道をゆく』1224万部。司馬遼太郎の国家観や歴史観を全て肯定するものではないが、特に幕末以降の近代史を学ぶ素地になることは間違いないと思う。戦後に生まれた私たちは、近現代史と言うものを義務教育の中でほとんど教えられなかった。司馬遼太郎に代表される歴史作家の作品がある意味で教科書となったことは否めない。その本の中に出てくる登場人物や歴史的な出来事を知り、他の本を読むきっかけとなったのである。「好きな司馬作品」の1位となった日露戦争を題材にした『坂の上の雲』を読んだ方は、是非とも併せて吉村昭の『海の史劇』を読んで頂きたい。歴史を学ぶのに文庫本は安すぎる。

中国の歴史書『史記』を編纂したのが司馬遷(しばせん)。その司馬遷に「遼󠄁(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」をペンネームとした。

 


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好きなJAZZのシリーズか。

2023-01-17 12:15:53 | 日記

1月11日(水)晴れ。

午前中に、メインで使用しているカラープリンターの修理。事務所と自宅を合わせるとプリンターが5台もある。それぞれ用途が違うのだが、機関誌専用のプリンターが動かなくなった。何でも、インク切れに気がつかないと、不具合が生じるらしい。先に言ってょー。このメインプリンターだけはリースである。リース料は決して安くはないが、インク代や修理の事を考えると、安いかもしれない。

朝食は取らずに、昼食は、お歳暮で頂いた「善光寺蕎麦」を茹でて、ナスと人参、ごぼうの天ぷらそば。夜は、シメジと新玉ねぎのから揚げ、高原ハム、自然薯の磯辺揚げ。お供は、「赤霧島」。酔狂亭にて独酌。

ディアゴスティーニで「ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション」のシリーズが出た。買おうかな、どうしようかなとテレビのCMを見ていたら、何でも初回は490円だが、次回からは1499円。それも90巻もある。少し考えてやめた。それにしてもほしいと思うものを次から次に考え出すよなぁー。


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校正ミスで再度印刷。

2023-01-17 12:01:41 | 日記

1月10日(火)晴れ。

最近どうも背中の左側が痛い。肝臓か膵臓に異常があったら嫌だなと思って掛かりつけの医者から紹介状を書いて貰い京急の南太田駅近くのS病院にCTの検査に行った。あっという間に終わった。結果は月曜日にかかりつけの病院の方に送っておくとの事。朝食を取っていなかったので久しぶりにココ壱番屋でカレー。その後、事務所へ。

午後に、「代引き」で機関誌の表紙が届く。後は、丁合と中綴じ、中折りの専用の機械に入れたなら機関誌は完成。半分ぐらいできた時に、重大な校正ミスを発見。ショックで倒れそうになった。出来てきた表紙を全て廃棄し、ミス(誤字)を訂正し、再度、印刷屋さんに表紙を注文。料金が高くても良いから「特急」で印刷をお願いした。余計な手間と金もかかりトホホだが、全て自分の責任である。気を付けなければ。

 


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