なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

高齢者の誤嚥性肺炎

2013年03月25日 | Weblog

 94歳女性が1週間前からADLが低下して、昨日から発熱も出現して、今日家族が病院に連れて来た。4か月前から寝たきり状態になっていたという。胸部X線とCTで両側肺の背側に浸潤影があり、特に右側はかなり広がっていた。1週間前から肺炎が進行してきたのだろう。酸素飽和度が70%台に下がっていた。すぐに酸素吸入を開始した。喀痰培養を提出して、抗菌薬投与を開始した。家族には厳しい病状であることを説明したが、任せますと言われた。息子さんといっても、母親が94歳の息子となると、ご本人も71歳と高齢だった。付き添う必要はないと言うと、ホットしていた。94歳まで生きてきたのだから肉体的にはエリートだが、どうなるだろうか。

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