肺癌で緩和ケアをしていた70歳台半ばの女性が、朝から意識が低下して血圧も低下してきた。そのまま点滴を継続していたが、昼過ぎに亡くなった。関節リウマチと脳出血後遺症があり、施設に入所していた。浮腫で外来を受診して、喘鳴もあって当初は心不全かと思われたが、CTで右肺門部に癌があった。がんセンターにセカンドオピニオンとして家族が資料をもって相談に行ったが、癌に対する治療はできないので、緩和ケアのみという判断だった。入院して点滴やステロイド投与で経過をみていたが、今朝から悪化してお昼に亡くなられた。外来を診たり、処置をしたりと、あわただしく外来と病棟の間を何度か往復した。