先月インフルエンザ+肺炎球菌肺炎で入院した68歳男性は、もともとCOPDがあった。抗菌薬を中止してからも、なかなか酸素飽和度が上がらなかった。それでも連休になって、やっと酸素を中止できた。普通なら、肺炎球菌ワクチンを接種して退院だが、腹部の精査が必要だった。
搬入された時の単純CT(肺炎の精査だが、胸腹部で撮影)で肝門部に腫瘤が疑われていた。造影CTで確認すると、肝門部胆管癌が疑われて、右肝管・総胆管へ浸潤していた。総ビリルビンは2~3。AFPとCEAは正常域、CA19-9が400台に上昇していた。自覚症状はない。今日、患者さんと息子さんに説明して、大学病院へ紹介とした。はたして手術できるだろうか。