なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

週初めはこんな感じで

2016年05月16日 | Weblog

 90歳男性は内視鏡の生検でgroupⅤと、胃癌の診断が確定した。胃角部から幽門まで小彎中心にほぼ全周性に広がっている。今日外科医と相談したところ、硬膜外麻酔でバイパス術の適応がありそうだという。点滴を受けながら、ちゃんと歩行できるし、認知症はない。確かに、このまま経過観察はもったいないので、適応はありそうだ。超のつく高齢者だと、バイパスは作ったものの、術後に結局食事摂取できなかったという症例があったが、この方はいけるかもしれない。

 内科病棟ではない病棟に85歳女性が急性腎盂腎炎で入院していた。もともと腹壁瘢痕ヘルニアがあって、ヘルニア門が大きいので、ちょっと腹圧がかかると、ボコッと腹部が膨れてくる。自覚症状はない。土曜日に、ふだんより盛り上がったので、担当の看護師さんが驚いて連絡してきた。あまり見たことがなかったらしい。土曜日は大学の外科の先生が日直でいたので、引っ込まない時はみてもらうように伝えたが、自然に戻ったそうだ。

 今日は84歳女性が、1週間くらい前からの両下肢~腰の痛みと、食欲不振・手足の腫れなどで受診した。膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)で経過をみている方だった。昨年秋には、絞扼性イレウスになって外科手術を受けている。腹痛はなかった。体温は36℃台後半だが、37℃前半にもなるという。平熱は低く35℃台なので、いつもよりは1℃高いことになる。両上肢は普通に拳上できて痛みはなかった。白血球数は正常域だが、CRP4.6で血沈80mm/時と上昇していた。頭痛はない。ふだんはすぐに起き上がれるのに、ここ1週間は両手をつかないと起き上がれないという。両大腿部に把握痛があると判断された。リウマチ性多発筋痛症(PMR)として、プレドニン内服(今日は点滴していたので点滴に混合)で1週間経過をみることにした。手足の腫れというのは、右手関節が若干腫れて、下腿に若干浮腫があるが、手背や足背の浮腫はない。

 肥満があって(丸々と、という表現が合う)、血糖コントロール不良の女性が、希望もあって糖尿病教育入院となった。68歳女性が咳と倦怠感で受診した。この方は、夫のDVに悩まされていた。その夫が先日風邪で高熱が続いて、一時的に倒れてしまって救急搬入された。搬入後は外来で点滴を2本しただけで、回復して帰宅となった。その後仕方なく、自宅で介護していて風邪がうつったそうだ。それでも2~3日で熱は下がったが、咳と倦怠感が残って調子が悪い。ある程度食事もとれるし、点滴はいらないという。風邪の治りかけの症状で、数日で良くなるとお話したら、それで喜んで帰った(処方は咳止めくらい)。

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